クラブウィザム オータムラリー2016

2016.10.16
「クラブウィザム オータムラリー2016」
開催レポート


 10月16日に「Club Witham Autumn Rally」を開催いたしました。 オータムラリーは今年で17回目を数えるクラブウィザムの恒例イベントです。
 毎年ライトウェイトスポーツの軽快さを味わい日本の秋を堪能出来るルートを入念に選定し、幾度かの現地での下見を行って、ルート作成しています。 もちろん今年もコマ図と呼ばれる簡略化された地図を使用したツーリングです。コマ図には分岐点など正しいルートをトレースするための最低限の情報が記されているだけで、最終目的地も事前にお知らせいたしません。ミスコースも、素晴らしい風景や道との出会い・新たな発見に繋がるスパイスになります。普通のツーリングとはまた違ったわくわく感を味わっていただけるのがクラブウィザムのオータムツーリングです(^^

 今年もLotus・Caterham・Ginetta・Miniなど、合計30台以上のブリティッシュ・ライトウェイトスポーツカーが集まりました。一時期減っていたセブンも、新世代になってまた増えて来ましたね。スタッフ八木はLOTUS ELISE-S、店長原田は愛車のGINETTA G4での参加です。このG4は連日夜遅くまで自身の手で整備を行い、このイベントのために仕上げて来た車両です(その模様はこちらこちら)。そして万が一のトラブルに備え、チーフメカニック内藤がサポートカーで参加です(原田のG4のためではありません(笑)。さらにケータハムジャパンのジャスティン氏もK4GPに参戦したSEVEN 160で参加して下さいました。

 集合ポイントは関越自動車道の高坂サービスエリア。スタッフは予定よりもかなり早めに到着しましたが、既に数名の参加者がお待ちでした。みなさん早いですね~。集合時間の7時にはほぼ全員がそろい、原田によるブリーフィングが始まります。初参加の方もいらっしゃいますから、まずはご挨拶とコマ図の読み方から始まり、コース上のポイントや注意点などのご説明。今回はコマ図初心者にもわかりやすいコースを設定していますが、余裕を持ってドライブするためには、あらかじめ全てのコマに目を通し、重要そうなポイントを確認して置くのがポイントです。流石のベテラン勢は早速マーカーを片手に重要なコマのチェックをしていました。

 ツーリングスタートは参加者の判断におまかせし、それぞれのタイミングで走り出していただきます。自分の前の車のスピードに合わせて走る必要はなく、思い思いのペースで走れるのもコマ図ツーリングのいいところ。今回のように30台を超えるツーリングでも、大行列を作らずに済むんです。

 さて、ここからがツーリングの醍醐味です!赤城インターを降り、少し走ると左右に牧場などが点在する風景が現れました。風や空気の匂いを感じながらのドライブは、参加者だけが味わえる至福の時間ですね。道が徐々に狭くなり、対向車もほとんどおらず、路面のうねりも大きなカントリーロードへと突入。コンパクトなロータスやケータハムのだからこそ楽しめる道幅の狭いワインディングは直線がほとんどなく、うっすらと手に汗ばんで来ます。天気が悪いと昼間でもライトオンしたくなるようなルートも、今日は美しい木漏れ日が美しく少し幻想的な雰囲気になっていました。

 チェックポイントの道の駅くろほね やまびこにて。久しぶりに天気の良い週末だったこともあり、ファミリーカーやバイクで大賑わいでした。チェックポイントでの休憩は任意ですが、殆どの参加者が愛車を止めてクルマ談義を楽しんでいました。仲間とのおしゃべりはツーリングの醍醐味の一つ。何とも言えず楽しいひとときですね。

 次のチェックポイントは草木ダムの道の駅 富弘美術館。簡単ではありますが、メカニック内藤がドリンクをご用意して喉を潤していただきました。走り出した頃は肌寒い位だったのがウソのように気温があがり、この頃には暑いほどです。オープンカーの参加者は強い日差しに照らされっぱなしですから、水分補給も大切ですね。駐車場にズラリと並んだブリティッシュライトウェイトスポーツカーは圧巻で、一般の観光客の方にもカメラを向けられていました。撮られているのは車なのに、なんだか少し照れくさいような嬉しいような気分ですね。

 休憩のあとはランチポイントへ向けてドライブです。ハイライトでもある霧降高原道路は、複合コーナーで構成される高低差のあるワインディングで、ロータスやケータハムの走りを堪能するにはこれ以上ない道! 景色の素晴らしさ、見どころの多さなどから、日本の名道50選にも選ばれるほどの道なのですが、あまりの絶景とコーナーを駆け抜ける気持ち良さに写真を撮りそびれてしまいました・・・。写真をお持ちの方、お待ちしております(^^;

 最終目的地、日光霧降高原にある牧場に到着。レストランや体験施設、キャンプ場まである広大な大笹牧場は老若男女、大勢の観光客で大賑わいでした。観光客につられてお土産を見に行きたくなってしまうところをぐっとこらえて、まずはレストランでお腹を満たします。今回のランチはバーベキューです! 柔らかい牛肉と野菜、食べ放題のご飯の他に、しぼりたての牛乳がついてくるのは牧場ならではですね。 4人で1つの鉄板を囲み、参加者同士今日のルートを振り返ったり、愛車のモディファイプランを語り合ったり。達成感とともにお腹もいっぱいになりました。
 ランチのあとは集合写真を撮影後、渋滞に巻き込まれる前にと早めの解散といたしました。そのまま牧場に残った方、帰路に付く方、そしてまだまだ物足りず、ツーリングを続行される方など、思い思いに楽しまれていたようです。

 まだまだ走り足りない!!という猛者の為の「おかわりコース」でのヒトコマ。原田と10名の参加者によるおかわりコース組は暗くなるまでたっぷりと秋のツーリングを堪能しました(^^

 ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!今年は諸事情により日帰りのツーリングとなってしまいましたが、来年こそはクラブウィザム初の3Daysツーリングを実現したいと思っております。来年は夜のパーティも必ず開催いたしますので、楽しみにお待ち下さいね。来月には下見でボツになったルートを走るツーリングも密かに目論見中です。他にも気軽に参加できるプチツーリングやミーティング、そしてサーキット派のために走行会も計画してまりいますので、よろしくお願いいたします!