ウィザムカーズオータムラリー2015


 今年も「Club Witham Autumn Rally」を10月28-29日に開催いたしました。 オータムラリーはクラブウィザムのツーリングの中で最も規模が大きく、楽しみにされているオーナーも多いイベントです。今年もブリティッシュ・ライトウェイトスポーツカーと日本の秋をお腹いっぱい堪能できるルートをご用意いたしました。


 このツーリングイベントが「ラリー」と名付けられているのは、上の写真のような「コマ図」と呼ばれるマップを使用しているためです。コマ図にはポイントごとの目印を簡略化した図と距離のみが記載されています。上の数字はメーターをリセットしてからのトータルの距離、下の数字が前のコマからの区間距離を表していますが、ルート全体を把握することはできません。最終目的地やランチのポイント名称も事前にはお知らせせず、コマ図のみを頼りに走っていただきます。コマ図通りに完走する達成感も良いものですし、ミスコースをしたからこそ出会える風景や素晴らしい道もあるかもしれません。普通のツーリングにもう一つの楽しさプラスしたのがクラブウィザムのオータムラリーです(^^


 もちろんルートは毎年ウィザムカーズのオリジナル。走りごたえのある道、休憩ポイントやランチポイント、ビューポイントなどを思案を重ねてルーティングを行い、試走を繰り返してコマ図を作り上げていきます。試走中により良い道を見つければ、作成したルートを大きく変更することもしばしば。今年は22ページ・133コマに及び、全てが手書きの入魂のマップです。さらに今年から製本したA5サイズの冊子となり、狭いコクピット内でも扱いやすくなりました。


DAY1 - 10.28.


 2週連続で週末に台風が接近するという稀有な天候に、直前まで天気予報を見ながらハラハラしていましたが、どうやらツーリングルートは雨を免れることができそうです。 我々スタッフは集合時間までにかなり余裕を持って出発したかかわらず、まだ暗い高速道路を集合地点へと向かう参加者の姿がちらほらと。
 

 今回の集合場所は東北自動車道 大谷PA。7時集合とアナウンスしておりましたが、6時頃にスタッフが到着した時点ですでに数名の参加者がいらっしゃいました。新旧LOTUS、CATERHAM、GINETTA G4・G12、Miniなど、合計30台を超えるブリティッシュ・ライトウェイトスポーツカーがPAにズラリ。ウィザムスタッフも代表篠原がLOTUS ELAN、原田はGINETTA G4、内藤メカはCATERHAM 1700SS、樋口メカはLOTUS ELISE Std.(Rover)と、各々の愛車での参加です。さらに万が一の事態に備えて濃野メカニックがサポートカーで同行し、私、スタッフ絹川が内藤メカのセブンに同乗、撮影班として参加します。

 

 到着した参加者から受付けとコマ図をお渡しして、ブリーフィング前に一通り目を通していただきます。スタート前にポイントとなるコマをマーキングなどしておくことで、瞬時の判断が求められる運転しながらのナビゲーションでもミスコースを減らすことが出来るんです。  


 全員が揃い、コマ図が行き渡ったところでブリーフィングがスタート。まずは原田とルートディレクション・コマ図の作成を担当した代表 篠原よりご挨拶。コマ図の基本的な読み方から始まり、ミスコースしやすいコマや注意点、給油ポイント等のご説明と続きます。みなさん走り出したくてうずうずしていると思いますが、初参加の方もベテランの方も最後まで真剣に聞いてくださっていました。


DAY 1 - STAGE 1


 「8時10分までに大谷PAスタート」という出発時間のリミットだけをお知らせしており、実際のツーリングスタートは参加者の判断におまかせです。高速道路での移動区間ではセブンで並走しながら参加者をパチリ。レーシングスクリーンのセブンは視界を遮るものが何もなく、撮影にも持って来いです!


 西那須野塩原インターチェンジを降りたらトリップメーターをリセットして、ツーリングの本番がスタート!観光客で賑わう牧場やみやげ物屋が並ぶ区間を抜けると、いよいよ自然が色濃くなってきました。空気の温度・湿度・木々の匂いを感じながらのドライブは、思わず頬が緩んでしまいますね。 我々スタッフも参加者と同じコマ図を見ながらの走行ですので、「次のT字路は右、その先7.9km道なりで!」と助手席でナビをこなしつつ、紅葉のトンネルを駆け抜ける英国車たちの姿をカメラに収めます。


 山王峠の項上付近にある「道の駅 たじま」でひといき。駐車場は様々な車とバイクであふれ、賑わっていました。久々に雨が降らない土曜日だったため、駐車場の混雑を考慮して今回はあえてチェックポイントは設けていません。くたくたになるまで走り続けるのもいいですし、見晴らしのいいポイントに愛車を停めて景色を楽しむもよし、道の駅をはしごしておみやげを買うもまたよし。 思い思いのペースで目的地を目指してください(^^


 ランチポイントへ向けて美しい紅葉のワインディングが続きます。幅のないタイトなコーナーが続く道も、ブリティッシュ・ライトウェイトスポーツカーにとってこれ以上無く楽しめるツーリングルートとなります。コンパクトで軽い英国車たちが巧みなハンドリングとアクセルワークでコーナーを駆け抜けていくさまは、まさに水を得た魚のごとく。休む暇がなく連続するワインディングを走っていると、助手席に乗っていても身体がじんわりと汗ばんできます。


Lunch in BRITISH HILLS


 1日目のランチポイントはブリティッシュヒルズ。もともと語学研修を目的に作られたブリティッシュヒルズは「疑似の疑似研修では意味がない」と、建築資材が全て英国から取り寄せられたものであり、建築様式もインテリアも時代考証に基づくものだそうです。7万3,000坪の敷地に中世英国の町並みが再現されており、施設内の道路には写真のようなラウンドアバウトも!


 ハリーポッターの世界へと迷い込んだような「リフェクトリー」と呼ばれる大きなホールに入ると英国人スタッフがお出迎え。このホールは映画ハリーポッターの撮影に使われたオックスフォード大学の食堂をモデルに作られているとか。ビュッフェ形式のランチをお腹いっぱい楽しんだ後は、ブリティッシュヒルズ内を散策したりお土産を買ったりしながら、つかの間の英国旅行気分を味わっていただきました。


 いかがでしょう?入り口のゲートも説明がなければ日本だとは思えないのではないでしょうか。黄色く色づいた木々に色とりどりの英国車がよく映えていました。英国車乗りならば一度は訪れたい場所です!

DAY 1 - STAGE 2


 ここからSTAGE 2。ランチでお腹いっぱいだと思いますが、最終目的地までまだまだたっぷりとワインディングは続きますよ。キャブの豪快な吸気音を伴いながら加速するセブンのコクピットに座っていると、まるでレシプロエンジンの飛行機に乗っているような錯覚を覚え、仕事と言うことを忘れて楽しんでしまいます。

 

 小さなコーナーが続く山の中を抜けるルートは更に標高を上げ、紅葉が色濃くなってきました。山を下りると猪苗代湖と磐梯山の姿が。STAGE 1よりもさらに変化に富んだルートが続きます。


 1時間半ほど走ったところで、中津川ふれあい牧場にて休憩です。コマ図でもSpecial Infomationとして紹介されていた絶品ソフトクリームを頬張りながら、今日のルートや車の話に花が咲きます。これもツーリングの醍醐味のひとつですね。


 今回のルートの見どころの一つである磐梯吾妻レークライン。秋元湖、小野川湖、桧原湖の3つの湖が集まる山の中を走るルートは、走りごたえ満点のコーナーが続きます。レークラインを抜ければ、本日のゴールまであと一息。この頃になると疲れで判断力が鈍ってくるらしく、単純なT字路でミスコースをしそうになってしまいました(^^;

 本日の最終目的地であるホテルの駐車場についたころにはへとへとになっていましたが、達成感でいっぱいです。。セブンやジネッタの参加者は、愛車に幌やボディカバーをかけて雨の予報に備えていました。そろそろ日が沈みきる頃、すべての参加者が無事に到着しました。みなさん、お疲れ様でした!


 さて、一泊で行われるツーリングならではのお楽しみが夜の宴会です。一日中愛車でワインディングを走って心地よい疲れに浸りながらの1杯は参加者の特権!常連のお客様による乾杯の音頭をとっていただいたあとは、恒例の自己紹介タイムが始まります。個性的な自己紹介の連続に盛り上がりっぱなしの会場の様子が写真から伝わるでしょうか(^^ ご夫婦でご参加くださった方々の仲睦まじい自己紹介もとても印象的でした。最後に常連のお客様による3本締めで締めていただいたあとは、会場を移して2次会がスタート。みなさん走り疲れているにも関わらず、さらなる車談義で夜は更けていくのでした。


DAY2 - 10.29.


 ホテルのロビーにてブリーフィングを終えた後は、ツーリング二日目がスタートです。この日は朝から予報通りの雨模様。幸いにも台風の直撃には会わずにすみそうです。


 二日目はまず猪苗代磐梯高原ICより白河中央スマートICまで高速道路で移動し、その後はテクニカルなコーナー続く山道を走るルートとなっています。雨の中の走行は大変だったと思いますが、思いの外楽しんで頂けた様子にホッとしました。


 ランチポイントへ向かう途中、1台のSEVENが不調との連絡がサポートカーに入り、現場に急行します。そのままではラリーの続行は危険と判断し、安全な場所に移動。サポートカーのオーニングの下で、メカニックが修理を行いました。 ウィザムカーズのツーリングにはメカニックが同行し、しっかりとサポートいたしますので安心してツーリングをお楽しみいただけます。


 無事ツーリングに復帰したSEVENとともに、ランチポイントを目指します。レーシングスクリーン仕様にもかかわらず、雨を物ともしないオーナーはセブン乗りの鑑です!水しぶきを上げながら疾走するセブンの勇姿に思わずシャッターを押してしまいました。


 最終目的地 TOWAピュアコテージでは一足先に到着した参加者がランチを楽しんでいました。二日間のルートを振り返ったり、愛車のモディファイプランを語り合ったり。雨の中のツーリングの後は、達成感もひとしおではないでしょうか。ランチの後は代表 篠原からご挨拶。みなさま、二日間本当にお疲れ様でした!



 ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!今回のオータムラリーはいかがだったでしょうか?来年も参加者全員にお楽しみいただけるツーリングを企画いたしますので、今回ご予定が合わなかった方も、ぜひご参加くださいね。そして今年も残すところあと2ヶ月を切りましたが、年内にミーティングや走行会の開催も計画しております。今後ともウィザムカーズをよろしくお願いいたします。