CATERHAM SEVEN170が発売されて間も無いですが、CLUB WITHAM RACING SEVEN170は2024年冬のK4GP 7時間耐久レースに参戦してきました。
これまで幾度となくSEVEN160での参戦を続けてきましたが、今回初めてSeven170での参戦と言う事もあり、車両製作から含めて、少ないデータで挑んで臨むことになりました。170が示すその名前通り、大幅にポテンシャルを上げたSEVEN170は、エンジンのみならず、実に細やかな変更が行われており、車両製作に伴う分解と組み立てを行わなければ気が付かないような細やな変更点も把握することが出来ました。
前日に行われた予選においては、篠原のドライビングにてGP3F CLASSにてポールポジションを獲得、SEVEN170はコースレコードも大幅に更新する快挙で、予選の総合順位でも5位という結果で、SEVEN170の持つ卓越したパフォーマンスを発揮しました。
今回のドライバーラインナップは、モータージャーナリストの山田 弘樹さんと
LOTUS CUP JAPANへの参戦を続けている高橋 基夫さん、そしてWitham Cars代表の篠原 祐二の3名です。山田さんは日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員でもあり、LOTUS CUP JAPANにも参戦経験豊富で、ケーターハムセブンのドライビングも精通しており、盤石のラインナップで臨みました。
決勝当日は、早朝からみぞれ交じりの雨、車両完成からDRYでの1度のテスト走行のみでWETでの走りは本番が初めてとなります。
結局、当初の天気予報とは異なり1日中WETでのレースとなりました。そして冬のFUJI SPEED WAYの寒さで路面も冷えていて、正直にいうとSEVEN170の良い部分を発揮出来ず、我慢のレースとなってしまいました。
当然、コース上ではスピンや接触などが多く、何度となくセーフティーカーが出るレース展開で、燃費や作戦を考えるレースマネージメント担当のスタッフが頭を悩ませるシチュエーションが多いレースでもありました。
それでも、経験豊富な3人のドライバーが、各々のスケジュールを危なげなくこなしてくれたおかげで終始安定したレースが出来たかと思います。
今回製作したSEVEN170 K4GP仕様は、以前参戦していたSEVEN160に比べ戦闘力も上がり、特に燃費面に関しては大幅なUPで走行することが出来、大きな問題も無く、無事にチェッカーを受けることが出来ました。
SEVEN170 のシェイクダウン・レースとしてはまずまずの結果で終えることが出来一安心!と言う思いと、狙っていた順位とは違う悔しさもあります。ただ、レースは絵に描いたようにならないのが醍醐味でもあるので、次のレースまでに今回のレースで得た情報を反映して、更なる上の順位を目指して行きたいと思います。
次こそは!と悔しさが、チームとSEVEN170を更に改良して、次のレースでは最高のパフォーマンスを発揮してくれると信じて頑張ります♪
レースリザルトは130台の参加車両中、クラス2位、総合13位と言うリザルトとなりました。でも、カッコ良さは間違いなくNO1!でした。
CLUB WITHAM RACING SEVEN170はファクトリーに展示しています。
ぜひ実際の車両をご覧になってみてください!