LOTUS ELISE Mk2 ナイトロンスフェリカルベアリングキット取り付け

2018年2月20日

ファクトリーメカニックの内藤です。

今回はナイトロンスフェリカルキットの取り付けを行いましたので、紹介させていただきます。

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こちらは111CUPに参戦しているお客様の車両のウィッシュボーン。リアのサスペンションブッシュがすぐにヘタってしまうとのことで、スフェリカルベアリングへの交換をオススメさせていただきました。入庫後早速リアのサスアームを取り外してみると、指で押すと抜けてしまうほどブッシュの摩耗が進んでいました。

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上の画像は新品のスフェリカルベアリングキット。ナイトロンからロータス専用設計のキットが発売されていますので、比較的容易にピロボール化が可能です。一番左は圧入用の専用工具。サイドスペーサーはOリングがセットされており、スフェリカルベアリングがシールされる設計です。

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上の画像はサスペンションアームから抜いたブッシュです。ブッシュとスリーブが擦れている跡があるのがご覧いただけますね。圧入されているパーツですから本来ならば動いてはいけないのですが、経年劣化などで動き出してしまうと一気に摩耗が進み、最終的には加速やブレーキングでサスアームが動くようになってしまいます。

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スフェリカルベアリングに打ち替えが完了しました。取り付けてしまうと見えなくなってしまうパーツですが、アルマイトに”LOTUS”の文字がはいったLOTUSロゴが入っていてとてもかっこいいです。作動抵抗が非常に小さくなり、サスペンションアームの動きがゴムブッシュと比較して断然スムーズになります。結果サスペンションユニット動きをブッシュが阻害せず、性能を余すことなく引き出すことが出来るようになるのです。

Witham Cars Factoryでは、お客様の走り方に合わせた足回りのモディファイの提案をいたします。お悩みの方はまずご相談下さい。

LOTUS ELAN ルーフライニングリフレッシュ

2018年2月19日

ボディのオールペイントが完了したLOTUS ELANのルーフライニングの張替えを行いました。

古いライニングは破れのようなダメージこそないものの、経年による変色が見られますね。それをキレイに剥がした状態が下の写真。
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こちらが新品のライニングです。3本のスチール製のパイプが骨として挿入されています。気に入った車と長く付き合っていく上で、こんなパーツがまだ新品で入手可能ことも嬉しいポイントではないでしょうか。
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こちらはリアピラーの内側のパーツ。上部のメッキのパーツはルームランプです。
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ズレやシワが無いように慎重に位置を合わせて接着します。中央に見える3本のラインの部分を骨が支えることで、ルーフライニングが綺麗なアーチを描くんですね。天井が真っ白だと気持ちがいいものです。
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ウェザーストリップも新品に交換しました。ウェザーストリップが古くなると、硬化・収縮・ヒビ割れなどを起こして雨漏りに繋がりますし、新品だと車の印象もシャキッとします。
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センターミラーやルームランプを装着し、フロントガラスをはめ込んだら完了です!

LOTUS ELANがオールペイントから仕上がってきました

2018年2月12日

ファクトリーの蚊爪です。

今回は、オールペイントから仕上がってきたLOTUS ELANをご紹介します。

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写真では塗装の美しさを伝えきれないのが残念ですが、大変綺麗なウェッジウッドブルーに仕上がりました。

これからライトなど外装部品を取付けていくのですが、この時代の車のハーネスはコードが数本まとまっているコネクターではなく、一本一本の端子が使われています。

経年による腐食などを丁寧に補修しながら進めていくため、現代の車のように作業を進めることは出来ません。

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何度かご紹介しているEUROPE Specialも同時進行で作業を進めているのですが、ヒストリックカーの場合はその車種用に用意されているパーツであってもすんなりと取付け出来ないことが多いもの。取付ける際に小加工が必要であることも多いのです。

作業に時間はかかりますが、手をかけただけ安心してお乗りいただけると思います。ヒストリックカーだからこその楽しさ・魅力を感じていただき、「買ってよかった」と思っていただけるように仕上げてまいりますので、納車まで楽しみにお待ち下さい。

GINETTA G4 Twin Weber carburettor linkage kit 取付け

2018年2月9日

ファクトリーメカニックの内藤です。

今回はウェーバーキャブレター用のトップマウントリンケージキットの取付作業を紹介させていただきます。

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こちらはウェーバー純正のキットですから、品質・信頼性の面でも安心です。

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もともと取付けられていたMAGADO製のトップマウントキットです。長期間の仕様によって可動部に打ち込まれているメタルが摩耗してしまい、ガタが発生していました。アクセルペダルのガタはドライバーにとって非常に不快に感じる部分。ジネッタのような車両ならなおさらでしょう。今回はトップマウントキット自体を新品に交換させていただきました。

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もともとスペースに余裕のないジネッタですが、キット標準の配索のまま取り付けを行うと、ケーブルのアウターエンドがボンネットに干渉してしまいます。

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低い位置へのワイヤーの取り回しを行うために、マウントキットの一部を加工してアウターエンドの取り付け位置を変更することで、無理なくスッキリと取り付けることが出来ました。

Witham Carsでは長年Ginettaを取り扱って来たノウハウの蓄積があり、Ginettaならではの癖や勘所なども全て把握しております。弊社でご購入いただいた車両は、Ginetta本来の走りを楽しんでいただけるようにご購入後もしっかりサポートいたしますので、Ginettaをお探しの方はご相談下さい。

ヨーロッパスペシャル エンジンが載りました!

2018年2月5日

ファクトリーの蚊爪です。

少しずつ進行しているヨーロッパスペシャル。いよいよエンジンとミッションを車体に載せて行きます。

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クラッチを取付け、エンジンとミッションケースをドッキングした状態です。

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本来ならばリフトに車体を載せてエンジンを下から入れたいところですが、ドライブシャフトがサスアームを兼ねている構造のため、ホイールを取り付けることが出来ません。

車体の移動が不可能なため、エンジンクレーンで吊り上げて上部からアクセスします。エンジンルームはタイトで、前後方向にほとんど余裕がありません。3人がかりで少しずつ少しずつ、接触しないように細心の注意を払い、ようやくエンジンとミッションが鎮座いたしました。

ここからサスアーム・補機類・内装・電装などの作業を進めつつ、お客様と打ち合わせをしながら細かい仕様を決定していきます。さあこれからが本番です!

K4GP 2018 3度目の挑戦!!

2018年1月30日

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ついにSEVEN 160 K4GPマシンが完成致しました!!

2月4日はいよいよ富士スピードウェイにてK4GP 7時間耐久が開催されます。世界初のSEVEN 160の本格的なモータースポーツ参戦となった2016年から3度目の参戦になり、今年はクラブウィザムレーシングとして、K4GPのために1からマシンを製作し挑戦いたします。

エンジンやECUに手を加える等のチューニングは施しておりませんが、市販のSEVEN 160をベースに、2016・2017年の参戦で得たノウハウを余すことなく詰め込んだ自信作となっています。

660㏄の車両としては抜群の運動性能と、超軽量からなる燃費の良さで表彰台を狙います。

今週末は是非K4GPにご注目ください!

ps 限られた時間で製作してくれたメカニックにも感謝(^^♪

SEVEN 160 K4GPマシン製作 10

2018年1月30日

K4GPマシンの製作もいよいよ大詰めです。

マットブラックに塗装したハーフサイドスクリーンを取り付けてコックピットは完成です。
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最後に先日製作したドライバーネームのデカールをサイドスクリーンに貼り付けて。。。
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ドライバーの名前がマシンに入るといよいよ!という実感が湧いてきますね(^^
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SEVEN 160 K4GPマシン製作 9

2018年1月29日

昨年までのマシンと今年のマシンの大きな違いの一つが足回りです。

2016・2017年はSEVEN 160純正のビルシュタインダンパーのままでレースに臨んでいました。もちろんSTDでも何一つ過不足のない素晴らしいサスペンションなのですが、今年のマシンにはアラゴスタのサスペンションをインストールしています。
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Witham Carsでは20年来、様々なカテゴリにおいてアラゴスタ・サスペンションを使用してきました。CATERHAM・LOTUS・GINETTA等のレースで輝かしい結果を残しており、Witham Carsが最も信頼するサスペンションと言っても過言ではありません。
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車種・路面・乗り方等々に合わせてサスペンションを最適な状態でセットアップすることが可能です。今回もCATERHAMのラインナップの中でも最も軽量なSEVEN160にあわせたセットアップを施し、K4GPというレースの特性に合わせ、7時間をタイヤ無交換で、なおかつ燃費にも有利なドライビングが出来るような足回りに仕上げます。
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セットアップは弊社篠原が担当です。昨年までのチームメイト、ケータハムカーズのジャスティン氏も応援に駆けつけてくれました。
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3パターンの回転数でのテストチャートです。非常に安定したペースでラップが刻めるのも、優れたサスペンションの証ですね。DSCF3847

皆様のSEVEN 160はもちろん、全てのCATERHAM SUPER SEVENに最適なアラゴスタ・サスペンションをご用意することが可能です。ワインディングからサーキットまで、その真価に驚くことでしょう。

SEVEN 160 K4GPマシン製作 8

2018年1月29日

4点ハーネスとロールケージを繋ぐ、通称”アメゴム”と呼んでいるゴム製のチューブを取り付けました。これも、素早く確実にハーネスを脱着するための工夫の一つなんです。
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ドライバーがハーネスを装着している間はこのようにゴムが伸びた状態です。バックルを開放するとゴムの力でハーネスが引っ張り上げられ、スムーズに降りることが出来ます。乗り込む際にも、身体とバケットシートの間にハーネスを巻き込んでしまうことがありません。実に単純ですが、ドライバーチェンジのタイムロスを極限まで減らすためには大変有効です。
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テスト走行で必要以上に温度が下がらないことを確認していますが、内藤メカはさらなる燃焼効率向上を狙って走行中の水温をもう少し高めにキープしたい様子。ラジエターをカバーするパネルのサイズの微調整を行っています。
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「今年のK4GPは何か新しい作戦があるの?」と言う質問に、「目新しいことはやりません。今までのノウハウを全て詰め込むだけです。」と答えた内藤メカの表情からは自信と余裕が感じられました。頼もしい限りです!(^^

SEVEN 160 K4GPマシン製作 7

2018年1月29日

以前の記事でご紹介したように、K4GPでは決められた量の燃料と時間の中で、いかに効率よく走ることが出来るかが表彰台に立つためのカギとなります。早さだけを追い求めれば7時間走りきる前に燃料が尽きますし、逆に燃費の良さだけを求めるとゴール時に燃料が余ってしまうわけです。

写真では燃料ポンプでガソリンをタンクから吸い上げています。構造上タンクが完全に空になるまでガソリンを吸い上げることは出来ないため、ガソリンが出てこなくなった時点でどの位のガソリンがタンクに残っているか(=何Lの燃料が使用可能か)を正確に把握しておく必要があるのです。
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また、純正のフューエルゲージは正確さにかけるため、より精度の高いSTACK製フューエルゲージに交換。レース中も見やすいよう、水温計と位置を入れ替えます。
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早速テスト走行をしてみると、結果は上々!ガソリン残量の変化に敏感に反応して針が動くようになり、純正よりも高い精度で残量を把握することが可能になりました。
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