2026.06.14
CATERHAM CUP JAPAN
PETRONAS East Japan Rd.2 参戦レポート
@スポーツランドSUGO
6月14日、スポーツランドSUGOで開催された「2026 SUGO Champion Cup Race Series Rd.3」にて、CATERHAM CUP JAPAN PETRONAS Syntium Seriesの第2戦が開催されました。
第2戦には12台がエントリー。
CLUB WITHAM RACINGからは、73号車 田中宏昌選手、66号車 高橋基夫選手、18号車 高橋和也選手の3台が参戦。もう一台の41号車 古濱暢洋選手もウィザムカーズで販売し、車両製作から日頃のメンテナンス、レース前のインスペクションまでを担当させていただいております。
今回はメカニック2名、データエンジニア1名、チーム監督およびドライビングアドバイザーとして代表の篠原、そして庄司の総勢5名体制で、チーム一丸となって第2戦に挑みました。
スポーツランドSUGOは、高低差のあるレイアウトと長いストレート、リズムよくつながるコーナーが特徴のサーキット。SEVEN 170 CUPのような軽量なマシンでは、ライン取りや立ち上がり、スリップストリームの使い方が大きく結果に影響します。
【予選】
朝から天候にも恵まれ、予選は20分間で行われました。
その中でまず速さを見せたのが、開幕戦を制した73号車 ウィザムカーズレーシング HIRO170Rを駆る田中宏昌選手です。計測早々に1分49秒123を記録し、そのタイムは最後まで破られることなく、開幕戦に続いてポールポジションを獲得しました。
2番手には、今回東日本シリーズ初の参戦となった80号車 佐藤考洋選手。
Tipo編集長としてもおなじみの佐藤選手は、普段からクラブウィザムレーシングのドライバーとしてK-4GPなどでも一緒に走る、ウィザムカーズにとっても近い存在のドライバーです。いわばチームメイトのような存在でもあり、今回のSUGO戦では、レースの結果だけでなく、チーム全体にとって非常に大きな存在となりました。
66号車 ウィザムカーズレーシング MOTO170Rの高橋基夫選手は、1分50秒162を記録し予選7番手で自信のベストタイムを更新。
18号車 ウィザムカーズレーシング KAZU170Rの高橋和也選手は、1分54秒696で予選9番手となりました。初めてここのサーキットを走ったとは思えない走りでした。
【決勝】
決勝は11周のスプリントレース。
スタート直後、フロントローから好スタートを決めた佐藤選手が1コーナーで田中選手のインを突き、トップへ浮上。そこから田中選手もすぐに食らいつき、スポーツランドSUGOらしいスリップストリームを使った接近戦が始まりました。
田中選手と佐藤選手、そして41号車 古濱選手を交えた先頭争いは、非常に見応えのある展開となりました。ストレートではスリップに入り、コーナーではラインを変えながら互いにプレッシャーをかけ合う、まさにCATERHAM CUP JAPANらしいバトル。開幕戦で優勝した田中選手も、今回のSUGOで改めて強さを見せていました。
しかし、レース中盤に田中選手がレインボーコーナーでスピン。
良いバトルを展開していただけに、チームとしても非常に悔しい展開となりました。田中選手は7周目のスピンでコースオフしたまま停車、リタイヤとなってしまいました。
その後、レースはセーフティカー導入のままチェッカー。トップでフィニッシュした古濱選手にペナルティが加算されたため、最終的に佐藤選手が繰り上がりで優勝となりました。
CLUB WITHAM RACINGの3台の予選・決勝結果は以下の通りです。
・73号車 田中宏昌選手
予選:1位/1分49秒123
決勝:12位/7周/ベストラップ 1分50秒268
・66号車 高橋基夫選手
予選:7位/1分50秒162
決勝:5位/11周/25分40秒798/ベストラップ 1分50秒801
・18号車 高橋和也選手
予選:9位/1分54秒696
決勝:7位/11周/25分43秒030/ベストラップ 1分55秒812
田中選手にとっては悔しい結果となりましたが、予選でポールポジションを獲得し、決勝でも序盤からトップ争いを展開した走りは、開幕戦に続いてしっかりと速さを見せる内容でした。
また、高橋基夫選手は予選7番手から決勝5位へポジションアップ。難しいSUGOのコースで安定した走りを見せ、しっかりと上位に食い込む結果となりました。 高橋和也選手も予選9番手から決勝7位へ順位を上げ、長いブランクを経てレースへ復帰した中で、着実に経験を積み重ねる一戦となりました。
今回のレースで、リザルト以上に印象的だったのが、佐藤編集長の存在です。
スポット参戦ながら、ただ走って終わりではなく、車載動画やロガーデータを提供してくださり、さらに走り方についてのアドバイスもしていただきました。
実際の車載映像やロガーデータを見ながら、どこでブレーキを残すのか、どのタイミングでアクセルを入れるのか、どのラインを使うと車速を落としすぎずに走れるのか。言葉だけでは伝わりにくい部分を、実際のデータと映像で確認できたことは、参戦ドライバーにとって大きな学びになったと思います。
ワンメイクレースは、車両条件が近いからこそ、ドライバーの走らせ方や考え方の違いがはっきりと表れます。
今回のように、経験のあるドライバーの走りをデータで見て、そこから次に活かせるヒントを得られることは、CLUB WITHAM RACING全体のレベルアップにもつながる貴重な機会でした。
CATERHAM CUP JAPANは、SEVEN 170 CUPによるイコールコンディションのワンメイクレースです。
だからこそ、勝敗だけではなく、一戦ごとにドライバーが何を感じ、何を学び、どう成長していくのかも大きな見どころだと感じています。
最終戦は11月15日、筑波サーキットで開催される「2026 SCCN NOVEMBER RACE MEETING in TSUKUBA」内で行われます。
当日は、Legend Car Race、VITA 筑波シリーズ 第6戦、ロードスターパーティレース東日本シリーズに加え、Historic Formula Register、エリーゼスーパーテック、SUPER 7の走行会なども予定されており、ライトウェイトスポーツカーのお祭りのような一日になりそうです。
そして、なんといっても大事なシリーズ最終戦。
東西各シリーズの年間王者には、2027年にマレーシアのセパン・インターナショナルサーキットで開催される軽自動車24時間耐久レースへの招待という特典も用意されています。
CLUB WITHAM RACINGの挑戦は続きます。どうぞご期待ください!