ジャパンロータスデー2019

2019.09.08
「ジャパンロータスデイ 2019」ウィザムリポート
in 富士スピードウェイ


 2019年 9月8日(日)、ロータス公式イベントにして1年で最大のロータスの祭典『ジャパンロータスデイ』が、富士スピードウェイにて開催されました!2009年に第1回が開催されて以来、9回目の開催となる今年も、500台以上の新旧ロータス車やケータハムが、全国各地から集結しました。

 大型の台風15号の接近により、天候が心配された今回のロータスデイですが、幸いにも当日は朝から好天に恵まれ、絶好のスポーツ走行日和となりました!
なお、当日弊社独自に企画していた箱根ショートツーリングは、天候がどう転ぶか直前までわからなかったので、今回は中止と相成りました。参加したいとおっしゃっていただいたオーナー様も多くいらっしゃいましたので、次回こそは開催したいと思います。

 A.M.5:30にゲートオープン。早朝にも関わらず続々と集結する『ロータス』『ケータハム』に、期待が高まります!

Paddock

 イベントはA.M.8:00開催ですが、その時間までにパドックは新旧『ロータス』『ケータハム』で埋め尽くされました。
エリーゼ、エキシージ、エヴォーラなど、最新の車種はもちろん、エラン、エスプリ、ヨーロッパなどの往年の名車、3-ELEVENなどの限定車も勢揃い。

 また、7月に日本限定30台で発売された『エリーゼ・ヘリテージエディション』も3色揃い踏みで展示! 「エリーゼ スポーツ 220II」をベースに、通常ラインナップでは選択できない深みのあるホワイトの「オールドイングリッシュホワイト」にストライプペイントとブラックホイールを組み合わせ、デタッチャブルハードトップを標準装備した魅力的なモデルです。インテリアもストライプカラーに合わせた限定色に統一されているため特別感満載です。青空の下、3色並んで展示されていると、一際存在感を感じますね。

Club Witham

 ウィザムカーズブースでは、 日頃より弊社をご利用いただいているお客様のために休憩スペースをご用意しています。A.M.11:00頃からは恒例の『Café Club Witham』もOPEN。おなじみ『ブランジェリーおひさまパン』の美味しいパンやドリンクをご用意いたしました。

ロータスデイでは、別売りのパドックラウンジのチケットを購入された方以外だと、意外とくつろげるスペースを確保するのが難しいため、こういった空間は皆様重宝されるようです。今回もスポーツ走行の合間に、オーナー様方が休憩にご利用いただき、同席した仲間たちと車談義に花を咲かせていました。こういった時間も車好きには堪らない時間ですよね。

 ブース内では物販コーナーも設置。ロータス、ケータハム、モーガンなどのグッズやアパレルなどを販売させていただき、こちらも好評でした!。

Lotus EVIJA

  • ロータス エヴァイア
  • ロータス エヴァイア
  • ロータス エヴァイア
  • ロータス エヴァイア
  • ロータス エヴァイア
  • ロータス エヴァイア
  • ロータス エヴァイア
  • ロータス エヴァイア

 今回注目を集めたのは、何と言っても本邦初公開のフルEVハイパーカー『EVIJA(エヴァイア)』です。

ロータス初のEVカー、そして「プロダクションモデルとして世界最強」と謳われるだけあり、サーキット内のクリスタルルームでは、報道関係者を含み、大きな反響を持って迎えられました。
記者会見には本国からエグゼクティブ・ディレクターやリードデザイナーらも出席しており、ロータスの本気度が伺えます。

エヴァイアは、開発のタイプナンバー「Type 130」にちなんで130台が限定生産され、2020年にはオーナーの手に渡るとのこと。
その性能は最高出力2000ps、最大トルク1700Nmという文字通り桁違いの数値で、0-100km/h加速3秒以下、最高速320km/h以上、最大航続距離400kmというパフォーマンスを発揮するそうです。
国内で走っているところをぜひ見てみたいものですね。

Historic Museum

 こちらは往年のLOTUSの名車達がずらりと並ぶ『ヒストリックミュージアム』。

ロータスの葉巻型レーシングカー「ロータス 31」、「ロータス 35」、「ロータス 41C」、「ロータス 47F」、「ロータス 59B」や、コンパクトスポーツ「ロータス エラン」、「ロータス エラン プラス2」、ミッドシップモデルの「ロータス ヨーロッパ」、「ロータス ヨーロッパ スペシャル」、日本に2台しかない「ロータス 47GT F」、ほかにも「ロータス セブン」や「ロータス コーティナ」など、1960~1970年代を彩った名車たちが展示され、参加者の注目を浴びていました。

 ちなみに「ロータス ヨーロッパ スペシャル」と「ロータス エラン」は、弊社にて日頃より入念にメンテナンスをさせていただいている、大切なお客様の車両です。

 これらの展示車両が実際にサーキットを走るところを見られる『ヒストリックミュージアム・デモラン』は、ロータスデイの人気のイベントの1つです。若干雨がパラつきはじめましたが、物ともせずに走りきり、会場を盛り上げてくれた旧車たちには最大級の賛辞を贈りたいところです。この後天候が崩れてしまったため、特に自走で帰った旧車オーナーの皆様は大変だっただろうと思います。

Stage

 ステージ上では一般入場者の方も楽しめる『カルトクイズ』や『じゃんけん大会』、『トークライブ、』、『コンクール・ド・エレガンス』などの企画が行われたほか、サーキットタクシーでの同乗試乗権をかけた大抽選会なども行われ、盛り上がりを見せていました。

 『ディーラー&ショップ PRタイム』では、弊社スタッフの新井がステージに立ち、ウィザムカーズをご紹介させていただきました。

Circuit Taxi

 サーキットタクシーとは、抽選で選ばれた方が、プロドライバーの運転するロータス車の助手席に同乗し、ロータスのポテンシャルを最大限引き出したプロのドライビングテクニックを体感できる、人気の企画です。

今回はエリーゼ・スポーツ220Ⅱやエキシージ・スポーツ410GTなどのロータス最新モデル、並びに、日本限定16台の導入となったエキシージ70周年アニバーサリーモデルが用意されました。

弊社のお客様でも抽選で当たった方がいらっしゃいましたが、なかなかできない体験に大興奮の様子でした! 走行した時間は奇しくもウェットコンディションとなりましたが、それもまた貴重な体験と言えますね。

Sports Run

 そして、メインコースでは各クラスのスポーツ走行カテゴリーがスタート!

 トップバッターはラップタイム2分15秒未満&タイム計測有りの『ロータス エキスパートクラブマン』。 文字通りのエキスパート向けのレギュレーション枠です。

 続いて『ロータス ヒストリック / ケータハム』。唯一ケータハムが本格的に走れる走行枠です。このあたりから弊社のお客様も出場し始めます。ロータス・セブンやエラン、ヨーロッパ、その他葉巻型のフォーミュラカーなど1960年代の車両も多く出場しており、さながらイベント後半にあるヒストリックカー・デモランを先取りしたような走行枠です。

 最も人気を集めたのが『ロータス・クラブマン』。ラップタイム2分20秒未満という少し緩めの規定の走行枠で、タイム計測も有り。サーキットに少し慣れてきた方が挑戦するには一番良い走行枠で、開催時間も正午前後と、ちょうど良い時間帯のため、エントリーが殺到しました。今回早い段階で募集締切となったカテゴリーです。

 スポーツ走行カテゴリー中最も規定の緩いのが『サーキット・エクスペリエンス』です。先導車付き、同乗可能、ヘルメット不要、平均速度約60km/hでコース2周程度、という内容を見ても分かる通り、『サーキット走行を経験してみよう』というコンセプトの企画です。
一度もサーキットを走ったことが無い方が、入門編として参加してみるには絶好のカテゴリーで、スポーツ走行の裾野を広げる素晴らしい企画だと思います。
また、同乗可能なため、奥様やお子様を助手席に乗せてご家族で楽しむ、という場としても活用できるため、毎回人気カテゴリーとなっています。

 『ロータス・チャレンジ』は『A』と『B』があり、どちらもサーキット初心者向けの走行枠ですが、違いはタイム計測の有無で、『A』が無し、『B』が有りとなっています。
午前中に行われた『A』は好天の中、存分に走行を楽しむことができましたが、イベントの最後の方に行われた『B』は、天候悪化に伴い、本降りの中でのウェット走行となり、少々初心者にはきつい展開となってしまいましたね。
ご参加いただいた皆様、お疲れさまでした!!

Race

 レーシングカテゴリーでは『ロータスカップ・ジャパン』、『ロータス 111カップ』、『エリーゼ・スーパーテック』の3レースの予選と決勝が、一般のスポーツ走行枠の合間に行なわれ、熱戦が繰り広げられました。

 ほぼ同じスペックの車両同士の闘いのため、一般のスポーツ走行とは違った、白熱したレース展開となり、観戦している方も手に汗握ります。

 クラブウィザム・レーシングからはエキシージMk.2の内藤選手、エリーゼMk.1の武田選手が111CUPにエントリー。
内藤選手はE2クラスで2位、武田選手はE3クラスで3位を見事獲得!共に表彰台に上ることができました!おめでとうございます!!

Finale

 午後から少しずつ天候が悪化してきましたが、最後の方には本降りになってしまい、結局、今回最後に予定していた『パレードラン』が中止になるという残念な事態に、、、。本来であれば参加車両全車がサーキットにコースインして富士スピードウェイを走る壮観な光景が見られたはずなのですが、大型台風接近となっては仕方がありません。それでも当初予想したよりも天候が持ってくれたため、イベント自体は大きな盛り上がりを見せ、大盛況のうちに幕を閉じることができました!

 朝早くからご来場いただいたオーナーの皆様には心よりお礼申し上げます。これからもウィザムカーズではロータス・ケータハムイベント を盛り上げてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします!