クラブウィザム・オータムラリー2019」開催レポート

2019.11.16
「クラブウィザム・オータムラリー2019」
開催レポート


 11月16日(土)、日帰りの秋のツーリング『オータムラリー』が開催されました!! 本来であれば10月末に1泊2日で開催する予定だったのですが、台風の影響により一旦中止とさせていただき、今回再度企画させていただくこととなりました。


 さて、満を持して開催させていただいた今回、幸いにも絶好の秋晴れとなりました。只、11月も半ばとなると日が昇る前の高速走行は凍てつくような寒さで、集合場所の上里SAに向かう道すがらは、十分に厚着をしてきたはずなのに震えながら運転することとなりました。


 時刻は7時30分。集合場所の関越自動車道の上里SA(下り) には続々とブリティッシュ・ライトウェイト・スポーツが集合してきます。



 今回は圧倒的にケータハム・セブンが多く、キャブ世代から最新モデルまで、各世代のセブンが勢揃いでした。ほかにエリーゼ、エキシージ、ジネッタG4など、総数22台の英国車が集結。弊社からは篠原がモーリス・クーパーS、原田がフォード・エスコートTwinCam、小澤がケータハム・セブン160にて参加いたしました。


 今回の秋のツーリングはラリー形式に則りコマ図を使っての走行となります。

 コマ図とは、上の写真のような、各ポイントの簡単な目印と距離を記載された簡略化された地図のことです。このコマ図の情報とトリップメーターの走行距離を照らし合わせながら正しいルートをトレースし、ちょっとしたゲーム感覚を味わいながら走りを楽しむことができるのがラリー形式のツーリングの面白いところです。
コマ図に慣れていない方はもちろん、慣れているはずのスタッフですら(汗)、ミスコースをしてしまうことがありますが、それもまた楽しみの1つで、ミスコースしたことによる新たな発見、素晴らしい風景との出会い、食事の際の話題の1つにもなります。

 目的地は、榛名湖~軽井沢方面。今回のルート・プロデュースは小澤が担当いたしました。事前に試走を重ね、直前までルートを検証。紅葉を楽しめるルートとして計画しました。


 ほぼ全員揃った段階でブリーフィング開始です。スタッフを代表して原田より挨拶とルートの説明を行いました。今回コマ図が初めての方もいらっしゃいますので、ルートの注意点だけでなくコマ図の見方も細かく説明させていただきました。


 スタート前に参加者で記念撮影。今回はご夫婦や親子でご参加いただいている方も多く、スタッフを含めて総勢29名となりました。



 そしていよいよオータムラリー・スタートです!お一人だけ事故渋滞につかまってしまい、集合時間に間に合いませんでしたが、次の休憩ポイントをお知らせした上で出発いたします。


 関越自動車を一路北上!気温は低いものの、天気が快晴のため上里に向かっていた時よりは寒さが和らいだ印象です。渋川伊香保ICを下り、一般道へ。そこから榛名湖を目指します。

 土曜日ということもあり、市街地は車も多く、なかなか快走とは行きません。それでも山道に差し掛かるにつれて一般の車も減っていき、途中からはほとんどツーリングメンバーのみとなり、気持ちの良い走りが楽しめました!



 小澤のセブン160は、今回純正マフラーに戻した状態での走行となりましたが、今まで付けていたWitham Cars オリジナルマフラーの性能に慣れてしまうと、サウンドはもちろんのこと、低~中速域でのトルク感が物足りない感じがしました。マフラーの違いで結構差が出るものですね。ロータス、ケータハムに関わらず純正のマフラーを使用している方は、今後のモディファイの項目のひとつに加えてみては如何でしょうか?



 9時頃、榛名湖に到着!紅葉した榛名山と穏やかな榛名湖に挟まれた見晴らしの良い駐車場は、とてものどかな雰囲気です。


 遅れていたお一人も最短距離で駆けつけてくださり、全員集合となりましたので、ここでもう一度集合写真です。





 これだけ英国車オーナー様が揃えば、自然と車談議で盛り上がります。こういったオーナー様同士の交流も、ツーリング・イベントの醍醐味の一つですね。今回クラブウィザムのイベント初参加の方もいらっしゃったのですが、同じ車に乗る者同士、すぐに打ち解けていた印象です。



 9時30分頃、榛名湖を後にして次の休憩ポイントを目指します。只、そのまま軽井沢を目指しても物足りないので、遠回りして景色やワインディングを楽しめるルート取りをしました。一旦北に向かい奥榛名を快走し、そこから通常ナビでは指定されないような細かいワインディングルートを通って南西に向かいます。




 しばらく道なりに走った後、標識も無い丁字路を右折。このあたりはコマ図ツーリングならではのルート取りですね。
只、ここで数名の方がミスコースしてしまったようで、そのまま真っすぐ倉渕方面に進んでしまいました。ミスコースした場合は無理せずナビを使用して休憩ポイントを目指していただければOKです。

  比較的標高が高い場所では紅葉も終わり頃でしたが、少し下まで降りてくると綺麗な紅葉が見られました。


 オープンで軽快に走るセブンは、最も秋の空気をダイレクトに感じられる車両かもしれません。それを羨ましく思われたのか、エリーゼ・オーナー様の中には、途中からソフトトップを外してオープンエアを楽しむ方もいらっしゃいました。



 北軽井沢を抜け、有料道路の鬼押しハイウェイへ。鬼押しハイウェイ途中にある浅間六里ヶ原休憩所が第2の休憩ポイントです。榛名湖を比較的遅めに出発した小澤が着いたのが11時少し前でしたが、その時点で意外と台数が集まっておらず、その後時間をかけてバラバラと集まり出しました。

 どういうことか訊ねてみると、皆様鬼押出し付近でミスコースをした方が多かったようで、ひとつ先のよく似た曲がり角を曲がってしまい、逆方向(万座方面)へ進んでしまったようです。
どうもコマ図に記載された距離の誤差と、似た曲がり角のポイントが、偶然にもピッタリと合ってしまったことが原因のようで、かく言うスタッフもミスコースしてしまいました、、、(汗)


 浅間六里ヶ原休憩所といえばソフトクリームを思い出す方も多いかもしれません。
「ここに来たらこれだよね!」ということで寒さに耐えながら食している方も数名いらっしゃいました。スタッフの小澤もその一人です。




 折角なので車両と一緒に記念撮影。並べてみるとどれも個性あふれる車両ばかりで面白いですね。
中にはこの日のためにレーシングスクリーンからウィンドスクリーンに変更しご夫婦でご参加くださった方もいらっしゃいます。
また、逆に、寒さに耐えながらもストイックにレーシングスクリーンのままご参加していただいた方や、ジネッタG4などゼッケンの付いたレース車両でご参加いただいた方もいらっしゃいました。
エキシージCUP380やセブン620Rは、ご参加車両の中ではやはり飛び抜けた加速力を発揮していました!


 11時40分頃に浅間六里ヶ原休憩所を後にし、軽井沢へ南下していきます。
軽井沢市街が近づくと案の定道路が混みだしましたが、今回は途中から迂回路を通るようにルート設定していたため、渋滞を避けることができました。
個人的には軽井沢市街の迂回にはなかなか良いルートだったのではないかと思います。


 そしてゴール! 最終目的地に到着です!


 ランチ会場となった場所は、塩沢湖を中心として、美術館や遊戯施設、レストラン、ショップなどが集まった総合的リゾート施設です。
敷地内は紅葉も素晴らしく、のどかで、1日のんびりと過ごすことができる施設です。



 中止となった10月末のツーリングではここでBBQを楽しむ予定でしたが、その時期より寒くなってしまったので、今回はレストランでの簡単なビュッフェ形式の食事をご用意させていただきました。

 原田、篠原の挨拶に続き、ジネッタG4のオーナー様に乾杯の音頭を取っていただきます。
、、、もちろん、グラスの中身はノンアルコールです。


 朝早くからたっぷりと全行程を走り切ったあとに、皆でワイワイと楽しく食べる食事は、至福のひと時です。
皆様空腹と走り切った達成感をスパイスに、車談議に花を咲かせます。


 最後は施設内の湖畔にて全員で集合写真を撮って解散です。

 今回は朝早くからの開催だったことで解散はお昼過ぎ頃となり、渋滞前に帰路に着くことができたので、疲労も比較的少なかったのではないかと思います。
初参加の方も大変楽しんでいただけたようで嬉しい限りです。

 ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!!
今後も楽しいイベントを開催してまいりますので、皆様ぜひお気軽にご参加くださいませ!