
2022.06.26
「LOTUS CUP JAPAN Rd.2」参戦レポート
@富士スピードウェイ
LOTUS CUP JAPAN第2戦が富士スピードウェイで開催されました。
前戦の鈴鹿サーキットを終え、表彰台まであと一歩のところまで来た#3高橋選手。
今回の富士スピードウェイも勢いそのままに上位を狙っての参加です。
6月24日(金)、25日(土)両日が練習日、6月26日(日)が予選&決勝となります。
事前テストで弊社の篠原が乗る#5 EXIGE260と同行。前走しながら各コーナーのトレースラインを確認して頂き、追走時にはコーナー毎のライン取りや姿勢の作り方などをチェックしていきました。



6月24日(金)
レースウィーク最初の走行はいつも緊張して迎えますが、テストでの走りを1本目から見せてくれた#3高橋選手。昨年のポールタイムに迫るタイムでラップしていきます。
走行毎に反省点を見出し更なるタイムアップを狙い、各コーナーの攻め方をピンポイントで修正していきます。順調に周回を重ね1本目を終了しました。
鈴鹿から富士の事前テストをこなして、ブレーキパッドも限界のようです。明後日の決勝を控え交換。
2本目も1本目同様安定したタイムで周回を重ねていきます。アベレージタイムが上がった為、周回数も多くこなすことが出来、充実した練習が行えるようになっております。しかし更なるタイムアップを狙うにはどのように走れば良いか、マシンのセットアップをどう改善していくか、悩みはつきません・・・。
3本目。他車のトラブルにより赤旗中断となりましたが、このタイミングを利用し一呼吸置いてさらにタイムアップを狙っていきます。最後の計測でタイムを縮めテストを終えました。ドライバーのマシンに対する感触も問題なく、スタッフの表情も明るいですね。さぁFACTORYに帰ってメンテナンスだ!
6月25日(土)
土曜日は午後に30分の走行時間が設けられておりましたが、この日はFACTORYに戻り1日メンテナンスに当てました。連日の暑さも相まって3日連続の走行は、マシンへの負担も大きいですから適度な休憩を挟むことに。
夕方には再度富士へ向かいますので限られた時間の中、マシン全体を診ていきます。オイル類の交換の他、サスペンションの不具合が無いか、ブレーキの摩耗度合など、各パーツをチェック。サーキット走行では熱害でのトラブルなども多くありますので、隅々までしっかり確認し明日の決勝へ向け整備を行っていきます。
6月26日(日)
梅雨時期とは思えない絶好のレース日和!
前回の富士では、濃霧でレースが行えなかったので今回も若干心配をしておりましたが杞憂に終わりました。
午前中に車検を終え、予選に備えていきます。
予選は13:20から20分間の予選が始まりました。
指定タイヤのYOKOHAMA ADVAN A052はラップ3、4周で最大グリップを発揮しますので、20分間の間にピンポイントでタイムを狙っていきます。
#3高橋選手も計測3周目できっちりベストタイムを更新して、予選を終了致しました。
決勝レースに向けタイヤを温存しながら、予選を早々に終わらせるのも戦略の一つです。予選は5番手。前4台とは僅差ですので決勝レースがより楽しみになってきました。
いよいよ決勝です!
15:40 10lapで争われる決勝レースがスタートです!
スタート直後に予選4番手の#15を抜きましたが、予選6番手の#36に先行され順位は変わらず1コーナーへ進入していきます。
前との差を果敢に詰めていく#3高橋選手。1ラップ目最終コーナー立ち上がりで#36をパス。順位を1つ上げ4位に!前との差は2秒程。少し差が広がりましたがまだレースは始まったばかりです。
2周目終了時点で1秒5まで迫ってきました。いつも以上に気迫を感じる走りにピットも盛り上がります。
そして4周目に入るホームストレートでEXIGE Mk.2に吸い込まれるようにスリップストリームに入り1コーナーの進入でインに入り込んで3位に浮上!ピットも大盛り上がり!!
ダンロップコーナーで前に出られ順位は4位のまま変わらず。その後もホームストレートで並び掛けてはポジションアップを狙いますが、前に出ることは出来ず微妙に差を付けられながら周回を重ねていきます。
#15が差を詰め背後に迫ってきており、ポジションアップを狙いつつも後方を気にしながらラップを重ねていきます。
いよいよ最終ラップ。
前とは2秒差、後ろは3秒後方、無理をせず最終ラップを熟した高橋選手は無事4位でチェッカー!
今回の4位は前戦以上に収穫が多いレースとなりました。
一時的にも3位に上がり表彰台圏内でバトルをしたことが大きな経験となり自信に繋がっていくことと思います。走り終えた高橋選手はいつも以上に手応えを感じ、充実感を得られたことが表情に出ておりました。
昨年の第Ⅰ戦が富士で開催されましたが、その頃とは比べようのない走りを見せてくれた高橋選手。次戦菅生ラウンドに向けて気合十分!また準備を進めて参ります。
Club Witham Racingをいつも応援頂いている皆様に良き報告が出来るよう全力でサポートして参りますので、どうぞよろしくお願い致します。