ジャパンロータスデー2022

2022.10.09
「ジャパンロータスデイ 2022」ウィザムリポート
in 富士スピードウェイ


 2022年 10月9日(日)、ロータス公式イベントにして1年で最大のロータスの祭典『ジャパンロータスデイ』が、富士スピードウェイにて開催されました!2020年・2021年は新型コロナウィルスの感染拡大によって中止となっていたため、実に3年ぶりのイベントとなります。2009年に第1回が開催されて以来、10回目の開催となる今年も約500台の新旧ロータスが、全国各地から集結しました。

 直前までコロナや台風の接近を心配しておりましたが、幸いにも当日は朝から好天に恵まれ、絶好のロータス日和となりました!


 AM5:30にゲートオープン。早朝にも関わらず続々と集結する『ロータス』に、期待が高まります!

Paddock

 イベントはAM8:00スタートですが、その時間までにパドックは新旧『ロータス』で埋め尽くされました。
エリーゼ、エキシージ、エヴォーラなど、最新の車種はもちろん、ロータスセブン、エラン、エスプリ、ヨーロッパ、エリートなどの往年の名車、340R、2-ELEVEN、3-ELEVENなどの限定車も勢揃い。
車種ごとに区分けされた駐車エリアは19エリア。例えばELISEだけでも丸目のELISE Mk1、フェイスリフトされたELISE Mk2、
モダンな顔つきになった2011年からのELISE Mk3が別エリアに分けられています。

それぞれの車種ごとの違いや特徴などを見比べて楽しむことも出来ますし、同じモデルであってもオーナーの個性が出るため眺めていても飽きません。

Club Witham

 ウィザムカーズブースでは、 日頃より弊社をご利用いただいているお客様のために休憩スペースをご用意しています。

ロータスデイでは、別売りのパドックラウンジのチケットを購入された方以外だと、意外とくつろげるスペースを確保するのが難しいため、こういった空間は皆様重宝されるようです。今回もスポーツ走行の合間に、オーナー様方が休憩にご利用いただき、同席した仲間たちと車談義に花を咲かせていました。こういった時間も車好きには堪らない時間ですよね。

 ブース内には物販コーナーも設置。ロータスのグッズやアパレルの販売も大変好評でした!

Lotus EMIRA

  • ロータス エミーラ
  • ロータス エミーラ
  • ロータス エミーラ
  • ロータス エミーラ
  • ロータス エミーラ
  • ロータス エミーラ
  • ロータス エミーラ
  • ロータス エミーラ

 今回の目玉は何と言っても日本初お披露目のニューモデル "EMIRA V6 First Edition"。

プレスカンファレンスの後、一般の来場者にも公開されました。  エミーラはロータスが作り上げた最高で最後のミッドシップエンジン車でマニュアル車です。報道関係者を含め、大きな反響を持って迎えられました。
エリーゼ・エキシージ・エヴォーラから世代交代された初のロータスというだけでなく、ロータス最後のエンジン車と言うこともあって皆さん興味津々です。

展示されたEMIRAはダークバーダントのボディにタンレザーのインテリア。シックなカラーリングながら存在感は抜群です。
EMIRAは古くからのLOTUSファン以外からも注目を集めているのが頷ける仕上がりでした。

SGT-EVORA

 そしてもう一つの目玉がスーパーGTで活躍しているSGT-EVORAの展示&デモラン。


スーパーGTを再現したピットに展示されたSGT-EVORAは、ホワイトボディながら会場でもひと際オーラを放っていました。
GT300でもドライバーを務めた高橋一穂氏のドライブによるデモランでは、ホームストレートをフルスピードで駆け抜けるSGT-EVORAのスピードと咆哮に鳥肌が立ちます。


Historic Museum

 こちらは往年のLOTUSの名車達に出会える『ヒストリックミュージアム』。

ロータスの葉巻型レーシングカーや、2シーターのライトウェイトスポーツのお手本とも言われる「ロータス エラン」を始め、ミッドシップモデルの「ロータス ヨーロッパ」、「ロータス ヨーロッパ スペシャル」がずらり。サーキットの狼仕様のロータスヨーロッパスペシャルはその世代の方々から熱い視線を集めていました。他にも「ロータス セブン」や「ロータス コーティナ」など、1960~1970年代を彩った名車たちが展示され、参加者の注目を浴びていました。

 これらの展示車両が実際にサーキットを走る様子を見ることが出来る『ヒストリックミュージアム・デモラン』は、ロータスデイの人気コンテンツの1つ。希少な名車たちの生のサウンドも聞けるのです。個人的にも毎回とても楽しみにしています。次々とピットから出ていく車たちを間近で見ようと、多くのギャラリーがピットロードに集まっていました。

Stage

 ステージ上では開会式から始まり、『カルトクイズ』や『じゃんけん大会』、『トークライブ』、『コンクール・ド・エレガンス』など一般入場者の方も楽しめるの企画が目白押し。中でもサーキットタクシーでの同乗試乗権をかけた大抽選会は長蛇の列ができ、大いに盛り上がっていました。

 『ディーラー&ショップ PRタイム』では、弊社スタッフの原田がステージに立ち、ウィザムカーズをご紹介させていただきました。

Circuit Taxi

 サーキットタクシーとは、抽選で選ばれた方がプロドライバーの運転するロータス車の助手席に同乗することが出来る体験型プログラム。プロのドライビングテクニックによるロータスの走りを体感できるとあって大人気の企画です。

富士スピードウェイのコーナーをレーシングスピードで駆け抜ける経験なんてそうそうできるものではありません。

今回はエリーゼ・スポーツ220Ⅱやエキシージ・スポーツ410GTなどのロータス最新モデルなど7台のマシンが用意され、弊社代表の篠原もEXIGE CUP 260でサーキットタクシーのドライバーを務めました。

弊社のお客様でも抽選で当たった方がいらっしゃいましたが、なかなか出来ない体験に大興奮の様子。幸運にも同乗権を獲得した方は羨ましい限りです!

Sports Run

 そして、メインコースでは終日レースやスポーツ走行プログラムが行われていました。まずは各クラスのスポーツ走行カテゴリーがスタート!

 トップバッターはラップタイム2分15秒未満&タイム計測有りの『ロータス エキスパートクラブマン』。 文字通りのエキスパート向けのレギュレーション枠です。

 続いて『ロータス ヒストリック』。ロータス・セブンやエラン、ヨーロッパ、エスプリなどがエントリーしており、さながらイベント後半にあるヒストリックカー・デモランを先取りしたような走行枠です。

 最も人気を集めたのが『ロータス・クラブマン』。ラップタイム2分20秒未満という少し緩めの規定の走行枠で、タイム計測も有り。サーキットに少し慣れてきた方が挑戦するには一番良い走行枠で、開催時間も正午前後と、ちょうど良い時間帯のため、エントリーが殺到しました。今回早い段階で募集締切となったカテゴリーです。

 スポーツ走行カテゴリー中、未経験者でも参加しやすいのが『サーキット・エクスペリエンス』。先導車付き、同乗可能、ヘルメット不要です。
一度もサーキットを走ったことが無い方が、サーキットの雰囲気を体験するためには絶好のカテゴリーで、スポーツ走行の裾野を広げる素晴らしい企画だと思います。
同乗可能なため、奥様やお子様を助手席に乗せてご家族で楽しんでいらっしゃる方も多く見受けられました。

 『ロータス・チャレンジ』は『A』と『B』があり、どちらもサーキット初心者向けの走行枠です。違いはタイム計測の有無で、『A』が無し、『B』が有りとなっています。
午前中に行われた『A』は好天の中、存分に走行を楽しむことができましたが、イベントの最後の方に行われた『B』は、天候悪化に伴い、本降りの中でのウェット走行となり、初心者には少々ヘビーなスポーツ走行となってしまいましたね。
ご参加いただいた皆様、お疲れさまでした!!

111CUP

 レーシングカテゴリーでは『ロータスカップ・ジャパン』、『ロータス 111カップ』、『エリーゼ・スーパーテック』の3レースの予選と決勝が、一般のスポーツ走行枠の合間に行なわれ、熱戦が繰り広げられました。

 ほぼ同じスペックの車両同士の闘いのため、一般のスポーツ走行とは違った、白熱したレース展開となり、観戦している方も手に汗握ります。

エキシージMk.2のオーナーが111CUPにエントリー。E2クラスで2位を見事獲得し、表彰台に上ることができました!おめでとうございます!!

LOTUS CUP

 レーシングカテゴリーでは『ロータスカップ・ジャパン』、『エリーゼ・スーパーテック』の予選と決勝が、一般のスポーツ走行枠の合間に行なわれ、熱戦が繰り広げられました。

 ほぼ同じスペックの車両同士の闘いのため、一般のスポーツ走行とは違った、白熱したレース展開となり、観戦している方も手に汗握ります。

 ドライバーはClub WithamからLOTUS CUPにフルエントリーしている#3 高橋選手。参加台数は11台。LOTUS DAYは特別戦になりますのでJAFポイントは付きませんが、ドライバーはいつもと変わらず気合い充分!

 予選は15分間行われ、計測周回は僅か4LAPでしたが#3高橋選手はクラス4位の予選結果となりました。

 決勝は10LAPのスプリントレースです。LOTUS CUPを初めて観戦する方達からも大きな注目を浴びました。スタートから順調に周回を重ね、トップグループを追う#3高橋選手。

 熱い戦いの末、無事ゴールを迎えました。LOTUSの持っているポテンシャルを最大限に引き出しながら、年間シリーズを戦っていくドライバー達は皆LOTUS CUPに魅了され、毎戦熱い戦いを繰り広げています。

 2022 LOTUS CUP JAPAN最終戦は12月4日(日)ツインリンクもてぎで開催されます。今年最後のLOTUSワンメイクレースの観戦をご検討頂いては如何でしょうか。

Parade Run

 そして、ロータスデイの締め括りは『パレードラン』!前回は台風の接近により中止となってしまい、残念な思いをした参加者の方も多かったと思います。参加車全てのロータスがサーキットにコースイン。
Witham Carsからは榊原がEXIGE 260で、メカニック樋口が愛車のEXIGE-Sで参加します。全車が揃ったら参加者全員で記念撮影!ホームストレートを埋めつくすロータスは圧巻ですね。
イベントの成功と感謝を込めて富士スピードウェイを走ります。

 終盤はあいにくの天候に見舞われましたが、気が付けば大盛況のうちに終える事ができました。これもひとえにロータスオーナー・ファンの皆様のご協力によるものと、心より感謝申し上げます。また、『クルマを楽しむ』ことの大切さをあらためて実感いたしました。

 朝早くからご来場いただいたオーナーの皆様には心よりお礼申し上げます。これからもウィザムカーズではロータスイベント を盛り上げてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします!