2022.12.04
「LOTUS CUP JAPAN Rd.4(最終戦)」参戦レポート
@モビリティリゾートもてぎ


12月3~4日モビリティリゾートもてぎにてLOTUS CUP最終戦が開催されました。

開幕戦の鈴鹿から始まりいよいよ最終戦!楽しみが尽きない中レースウィークを迎えました。
もてぎサーキットは典型的な”ストップ&ゴー”サーキット。気持ちよく走るには相応なスキルが必要になり、テクニックの差がタイムにも大きく反映するコースでもあります。

12月3日(土)

練習走行

翌日の決勝を前に2枠ある走行時間を使い、最後の調整に入る#3高橋選手。順調にLAPを刻み240の調子を見ていきます。タイムアップを狙い、ブレーキング時の挙動や姿勢変化、ステアリングの角度、アクセルONのタイミングなどなど、様々な要素を細かく分析していきます。

無事前日練習を終え、ピットに戻ってきた240から異音が発生…。サーキット走行を繰り返し、過酷な状況に耐えてきたクラッチが悲鳴をあげたようです。決勝を翌日に控え、緊急整備の為リフトアップ。メカの樋口と濃野は早速240のサスペンションをバラしていきます。

メンテナンス

ベテランメカニックの2人はミッションを降ろすために必要な工具を手元に揃え、ボルト1本1本外す順番が頭に入っており、お互いがどう動けば最短でクラッチを降ろせるか、限られた時間の中で息の合った作業を行っていきました。取り外したクラッチカバーとディスクを見るとディスクの剥離が異音の原因だったようです。

スペアパーツを用意していた為早速交換し、再度組付けを行っていきます。

0度近い気温の中、何とか日付を跨ぐことなく無事に修理が完了、メカニック冥利に尽きますね。これが明日の予選終了後ではなくてホントに良かった・・・。



12月4日(日)

いよいよ最終戦スタート!

快晴の中、決勝日を迎えました。

遅くまで作業を行ったメカニックも、あとはドライバーに託すのみ!#3高橋選手もメカ達の頑張りに応えようと気合いが入ります。

予選

15分間の予選が始まり、#3高橋選手は3周目の計測でベストラップを更新し、4番手で予選を終えました。予選、決勝で使用出来るタイヤは1セットのみ。予選では出来る限り少ない周回数でタイムを出し、決勝に向けタイヤを温存します。



決勝



14℃と絶好のレース日和の中、いよいよ最終戦のスタートが切られました!

全車クリーンスタート決め、ポジションアップを狙い1コーナーへ流れ込んでいきます。

4番手をキープしながら、前との差を果敢に詰めていく#3高橋選手。いつも以上に気迫が感じられる走りにピットも盛り上がります!

レースも後半に差し掛かり6周目、トップ争いを繰り広げる2台が接触!トップを走行していた1台が接触後スロー走行になりコースサイドへストップ、この瞬間コース上にて安定したラップを刻み4番手を走行していた#3高橋選手が3位に浮上!いよいよ表彰台圏内に!!

一昨年のLOTUS CUP初参戦から、初めての表彰台圏内の走行にピットでは今年一番の盛り上がり!残り4周、ホームストレートに戻ってくる#3高橋選手に“CP3”を掲示して、無事に走り切ってくれることを願います。

ポジションアップ後は4位との差も広げつつ、安定した走行を続け、チェッカーを迎えました!

昨晩は遅くまでメンテナンスを行ったメカニックと代表篠原も今年を締めくくるには最高の結果に歓びを爆発!!

LOTUS CUP初ポディウムの#3高橋選手、最終戦で結果を出してくれました。

今年一年、クラブ・ウィザムレーシングを応援して頂ける方々に良い報告が出来たことが何より嬉しく思います。
来年のさらなる飛躍を期待しての最終戦になりました。
一年間ありがとうございました!