2025.10.18-19
「クラブウィザム・オータムツーリング2025」
開催レポート
群馬の絶景ワインディングを駆け抜けた2日間!
当初の天気予報では雨も心配されましたが、蓋を開けてみれば、まるでツーリングの神様が微笑んでくれたかのような奇跡的な快晴に恵まれました。
澄み切った秋空の下、群馬県が誇るダイナミックな山々を舞台に、ロータス、ケータハム、モーガンといった英国製ライトウェイトスポーツカー19台、総勢23名の皆さまとともに、「オータムツーリング2025」の熱い2日間を楽しみました。
今回は当社サポートスタッフとしてELISE S 新井、FORD ESCORT 原田が同行し、皆さまの走りをサポートしながら、ツーリングの魅力を共有させていただきました。
また、今回、自動車雑誌「Tipo」編集長の佐藤さんが愛車のELISEでご参加くださいました。
年初に創刊400号を迎えたことが記憶に新しい人気雑誌「Tipo」 ですが、後日、誌面でツーリングレポートとしてご紹介いただける予定となっておりますので、こちらもぜひお楽しみに!!
DAY1
集合: 箕郷ふれあい公園 第一駐車場
例年に比べてやや暖かな陽気ながらも、まだ少し肌冷たさが残るスタートの時間。
この日のために、皆さまそれぞれが体調も愛車も万全に整えて集合されました。
静けさの中に個性豊かなロータス、ケーターハム、モーガンたちが並びはじめると、場は一気に華やぎ、これから始まるツーリングへの高揚感が自然と伝わってきます。
ブリーフィング
ブリーフィングでは、ルートや注意点の確認が行われ、皆さまの真剣な表情が印象的でした。
続いて恒例の集合写真撮影では一転和やかな雰囲気に。
今回も原田渾身の程よくテクニカルで最後まで飽きることのないルートです。
一日目は総走行距離およそ250km、ほぼ全域ワインディングを駆け抜けます。
スタート
集合場所を出発し、目指すは嬬恋方面。
ツーリングの幕開けにふさわしい、のどかで穏やかな道を抜けながらウォーミングアップ。
第一休憩ポイント「道の駅 くらぶち小栗の里」を目指します。
道の駅 くらぶち小栗の里
ウィザムカーズツーリング常連の皆さまにはおなじみの休憩スポットです。
ここでは、偶然にもセブンでツーリングを楽しまれているお二人組と出会いました。
まったく別のツーリンググループながら、セブン仲間同士すぐに打ち解け、笑顔で会話を楽しまれていたようです。
普通の車なら、なんでもないこの光景ですが、セブン同士だと一瞬で通じ合える、そんな“セブン乗りあるある”な光景でした。
「道の駅 くらぶち小栗の里」を出発し、さらに北上。
前半は交通量も少なく穏やかな一般道が続きますが、後半に差し掛かるころには、いよいよ本格的なワインディングへ突入。
緩やかなアップダウンとリズミカルなコーナーが心地よく、まさにブリティッシュ・ライトウェイト・スポーツで走るには絶好のステージ。
エンジンもドライバーもほどよく温まったところで、「八ッ場湖の駅 丸岩」駐車場に到着です。
八ッ場湖の駅丸岩 駐車場
「八ッ場湖の駅 丸岩」の駐車場でひと休み。
駐車場からの眺めは本当に素晴らしく、山々に囲まれた風景がとても美しかったです。
広々としたスペースで、思わず長居したくなるような心地よいスポットです。
ちょうど水陸両用バスが運行していて、みなさん興味をそそられていたようです。
八ッ場湖の駅 丸岩 駐車場を出発し、ランチ会場の嬬恋プリンスホテルへ。
お腹もすいてきたころですが、ランチまではあともうひとっ走り。
爽快なワインディングが続く万座ハイウェイを気持ちよく駆け抜けます。
この日の関東は最高気温27度を超える比較的あたたかな陽気でしたが、こちらは標高が上がるにつれて空気がひんやり。
それがまた心地よく、オープンエアの爽快感を一層引き立ててくれます。
オープンカーは晴れた暖かな日が良いと思われる方もいらっしゃると思いますが、実は最も気持ちよく味わえるのは、夏よりも空気の澄んだ秋や冬。
澄んだ空気とエンジンの音が最高のBGMとなり、これこそオープンエアスポーツの醍醐味といえます。
ランチ: 嬬恋プリンスホテル
昼食は雄大な山並みを望む嬬恋プリンスホテルのレストランにて。
彩り豊かな前菜から、肉料理のメイン、デザートまで、どれも丁寧に仕立てられた洋食コース。
焼きたてパンが好きなだけ楽しめるのも嬉しいポイントでした。
個人的には上州牛のメインディッシュが柔らかくて、旨味が濃くて、最高に美味でした。
ツーリング後のアンケートでは「ランチが良かった!」との声を多くいただきました。
食事もまた、ツーリングの楽しみのひとつですよね。
中之条 花楽の里
嬬恋プリンスホテルを出発し、浅間・白根・志賀さわやか街道を経由して、中之条の「花楽の里」へ向かいます。
ここからのルートはタイトなコーナーが連続し、まさに集中力が試される区間。
エリーゼやセブンにはこのタイト感がスリリングで心地よい一方、エヴォーラやエミーラにとってはかなりテクニカルなコースに。
それでも見事なライン取りで小型軽量勢に引けを取らない走りを見せてくれたのは、ドライバーさまのテクニック、そしてボディサイズを感じさせないロータスならではの一体感があるからこそ。
これこそが、世界屈指のハンドリングマシンと称される所以です。
道の駅 たくみの里
中之条の「花楽の里」を出発し、宿泊地へ向かう前の最後の休憩ポイント、「道の駅 たくみの里」へ。
陽も少しずつ傾きはじめ、あっという間に一日が過ぎたことを感じます。
心地よい疲れとともに、今日の走りの余韻を味わいながら、クルマもドライバーも、あともうひと頑張りです。
ゴール: 水上高原ホテル200
一日目のゴールとなる「水上高原ホテル200」に到着!
長いドライブを終えたあとの温泉は、まさに最高のご褒美ですね。
心身ともにリフレッシュします。
そして、お待ちかねのディナーはブッフェスタイル。
この夜は、Tipo編集長の佐藤さんと当社原田によるスペシャルトークショーも行われ、現在のロータス、ケーターハム、モーガンにまつわる裏話や、当社25周年を記念したサプライズ企画で大いに盛り上がりました。
DAY2
高原の朝は、ひんやりとした空気が心地よく、澄んだ空に向かって思わず深呼吸してしまいました。
夜のうちに少し雨が降ったようで、車たちは朝露のようにしっとりと濡れていました。
それでもオーナーさんは思い思いに愛車を拭き上げながら、二日目に備えます。
空はすっかり晴れ渡り、清々しい一日の始まりです。
朝の軽いブリーフィングをホテルの駐車場で終え、いよいよ2日目のスタート。
この日は自由度の高いプランとなっており、観光をゆったり楽しむ方、渋滞を避けて早めに帰路につく方、そしてスタッフおすすめのワインディングルートを走る方と、それぞれのスタイルで思い思いの時間を過ごします。
出発前には、今回の参加車の中で唯一となるモーガン・プラスシックスを中心に、記念撮影を行いました。
クラシカルな佇まいの中にモダンな洗練さが融合した、その姿、存在感はまさに別格です。
自由参加の2日目のルートは、南下して赤城山方面へ。
ダウンヒルを中心とした比較的高速なワインディングが続きます。
途中「本当にここを通るの?」と思わず笑ってしまうような酷道もありましたが、それもまたツーリングの醍醐味ですね。
愛車との対話を、とことんまで楽しみ尽くす時間です。
私もさらに愛車のエリーゼを惚れ込んでしまいました。
ゴール: 福豚の里 とんとん広場
最終ゴールは「福豚の里 とんとん広場」。
群馬を代表するブランド豚「福豚」を味わえる人気のレストランで、ツーリングの締めくくりにふさわしいランチタイムとなりました。
やわらかな肉質と豊かな旨味、そして心のこもったもてなしに、皆さんの表情も自然とほころびます。
どの料理も絶品でしたが、今回残念ながら完売だった「厚切りとろカツセット」は、次の機会にぜひ味わってみたい一品です。
食後は、それぞれのペースで帰路へ。
2日間をともに走り抜けた仲間と愛車たち。
心地よい疲れと達成感に包まれながら、今回のツーリングは穏やかなフィナーレを迎えました。
事前の天気予報を覆す快晴。
群馬が誇る「榛名」「浅間」「赤城」を駆け抜けた充実感。
そして何よりも、クルマ好き同士で過ごした濃密な時間。
まさに、これこそが“オータムツーリング”の真髄。
ご参加いただいた皆さま、改めてありがとうございました。
今回ご都合が合わなかったオーナー様も、次回こそはぜひこの感動を一緒に分かち合いましょう。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。