Maintenance Record



LOTUS ELISE Mk.1
メンテナンス

今回はMk1エリーゼの点検の様子をご紹介致します。
登場より10年の歳月が経っているMk1エリーゼは、一度リフレッシュ作業を行うだけで、新車と同じ様な走りを取り戻す事が出来ます。


まずはエンジンルームから点検開始です。点火系のプラグ、プラグコード、デスビキャップ&ローターの点検です。Mk2のローバーエンジン搭載モデルと点火系が異なるので、重点的にチェックし、必要に応じてパーツ交換をします。
一度エンジンマウントを取り外し、分解点検も行います。


そして、次にベルト関係の交換です。特にローバーエンジンはタイミングベルトの劣化でエンジンの調子が大きく変わるので、予め交換しておきましょう。その他、ヘッド周辺では、カムシールからオイルの滲みを発見。もちろん、交換です。
ここで、E/Gオイル、M/Tオイル、ブレーキオイルの交換を行います。


オルタネーターベルトも交換致します。ベルト交換後、オルタネーターの充電点検を行い適正値かを確認します。
次に足周りのチェックに入ります。ブッシュやブーツの点検、各部の増し締め作業を同時に行います。
ステアリングラックのガタも点検します。ハンドリングはロータスの生命線でもある為、念入りに行います。

フロント周りのチェックに入ります。電動ファンからの異音を確認した為、念の為交換する事に。
電動ファン交換は、フロントクラムシェルの脱着が必要になります。


電動ファン以外にもラジエターの点検を行います。現在ウィザムカーズでは、オリジナル加工ラジエターを作っているので、念の為にラジエターも交換しておきましょう。そして、電動ファンは若干動きが鈍くなっていて、それが原因で音が出ていた模様です。こちらも、新品パーツに交換します。そして、LLCを補充し再度点検後、フロントクラムシェルを装着します。

初年度登録から10年以上経っている車輌ですので、ここで紹介した事以外も多数、点検、修理を行っています。調子の良い、オリジナルコンディションのMk1エリーゼは少なくなって来ただけに、これだけ点検した車輌であれば、きっと満足して頂けるものと思います。
是非、完調のエリーゼをお楽しみ下さい。


今回の主な作業内容

E/Gオイル
オイルフィルター
上記部品交換(ディフューザー脱着含)
M/Tオイル
クラッチ・ブレーキオイル
上記部品交換・エア抜き
ラジエター交換
上記交換(フロントクラムシェル脱着・ラジエター脱着・ラジエターファン及びラジエタシュラウド分解・ラジエターファン取付加工・クーラント抜き替え及びエア抜き作業)

RADIATOR 補修加工品 アルミビッグサイドタンク
WAKO'S LLC

オルタネータードライブベルト交換
タイミングベルト交換
E/Gマウント分解点検
フロント・リヤ足周り点検、増し締め、ブッシュ、ブーツ類点検
カムシール交換
クラッチレリーズシリンダー点検
オルタネーター充電点検
ブレーキパッド残量点検
ステアリングラックのガタツキ点検

etc、、、


このページで紹介した作業内容は、全体作業の一部となります。この他にも基本点検を含め、プロショップならではの点検・修正等を行っています。 スペシャルショップならではの独自のノウハウで整備した車輌は、お客様に必ず満足して頂ける自信があります。