Maintenance Record
LOTUS ELISE Mk1
ラジエター交換、他
最近冷却水がすぐに減るという症状のELISE Mk1の点検・修理の様子をご紹介いたします。
実はこのELISEは新車からお乗りいただいているワンオーナーの車両。ほぼノーマルの状態を維持しており、初期型の特徴であるアルミディスクローターやアルミエンジンフードも当時のまま。ひと目見てオーナーの愛情が伝わってくるほど大切にお乗りいただいています。
ラジエターの交換
ウォーターホース類はすでにシリコン製に換装済みでしたが、今回はシリコンホースが接続されている金属製のパイプの劣化によるものでした。
さらに各部を点検したところ、ラジエターにも漏れ跡が発見され、クラムシェルを取り外してのラジエター交換となりました。
写真はラジエターを取り外した状態。ラジエターはクラッシュストラクチャーに水平にリジッドマウントされています。
下が純正、上が交換するアルミラジエター。製造されてから20年以上、よく今までノントラブルで頑張ってくれたものです。
ドライビングライトの交換
クラムシェルを外したときにしか出来ない作業ということで、飛び石でレンズにクラックが入っていたドライビングライトも交換します。新品のライトはやはり輝きが違いますね。
スプリングプレートの交換
ドアを開いた状態でホールドするためのスプリングプレート。運転席側は折れてしまっていました。
このプレートもクラムシェルを外した状態でしか交換できないパーツです。
現在供給されているプレートは板厚が増し、形状も変更されてたため、割れていなかった助手席も対策品に交換です。
ドアのヒンジもグリスアップし、開閉がスムーズになりました。
すべての作業が完了し、あとは納車を待つばかりです。