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2021.04.27 UPDATE



LOTUS DRIVING TOMORROW

Lotus TYPE 131 – 完全に新しいスポーツカーの名称がEMIRAに決定

  1. Emiraは、「司令官」または「リーダー」の意味 - 新しいロータス・スーパーカーの名称として最適
  2. 最近のソーシャル・メディア・ティザー・フィルムで「名称を暗示」
  3. 完全に新しいロータスのデザインランゲージは、電動ハイパーカー、Evijaからインスピレーションを受けたもの
  4. Lotus Emiraは7月6日に世界デビュー

2021年4月27日、へセル(英国) - ロータスは、本日、待望の新しいスポーツカーの名称が、EMIRA(エミーラ)であることを発表しました。

このニュースは、本日配信された「Driving Tomorrow」グローバル・デジタル・カンファレンスで発表されました。これまで同モデルは、コードネームにちなんで「Lotus Type 131」と呼ばれていました。

Emiraの名称は、最近ソーシャル・メディアにアップロードされたティザー・フィルムにも登場しています。その名称は、点と線でパターン化されたうえで、道路のセンターラインに融合され、「暗示」されていました。モールス信号の知識があれば、Emiraと書かれていることが一目瞭然でした。そして本日、4月27日は、モールス信号の発明者であるサミュエル・モールスの誕生日でもあります。

Emira(エミーラ)は、さまざまな古代言語に存在する単語です。現代語に翻訳すると、「司令官」または「リーダー」を意味します。これは、スリリングな新時代へと進むロータスを主導するエキサイティングな新しいスポーツカーとして、非常に適切な名称です。

Emiraは、7月6日(火)に、生産拠点であるへセルのロータス・アドバンスド・パフォーマンス・センターで初公開されます。さらに、7月8日~11日に英国で開催されるヒストリック・モータースポーツイベント、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで一般の方々に公開されます。

メディアの憶測に反して、同モデルがハイブリッドではないことも確認されました。Emiraには、エキサイティングな新しいパワートレイン・パートナーシップによる、複数の内燃エンジンが搭載されます。ロータスが内燃エンジン搭載車をデビューさせるのはこれが最後となります。今回追加選択されるパワートレインはロータスにとって新しいものとなり、高い効率を誇る最先端テクノロジーを採用し、ロータスならではのドライビング体験を提供するようにチューニングが施されています。

この印象的な新しいスポーツカーのデザインには、Lotus Evijaハイパーカーの影響を見て取ることができます。また、Emiraは、ロータス・ブランドによる製品主導型イニシアチブを主導するモデルとして、現代的なデザイン、高効率なパワートレイン、日常の使い勝手、優れたパフォーマンスを融合しています。

マット・ウィンドルは、Emiraについて次のようにコメントしています。

「Emiraは、近年でもっとも完成度の高いロータスです。パッケージング、パワー、フォルムのすべてにおいて完璧なスポーツカーです。プロポーションはあくまで美しく、タイトなフォルムを纏っていますが、優れた快適性、テクノロジー、エルゴノミクスも実現しています。電動ハイパーカーのEvijaにインスピレーションを受けたEmiraは、新たな時代を築く、ロータスの新しいスポーツカーです。」 Lotus Emiraの詳細は、このモデルが正式発表される7月に公開されます。




「Driving Tomorrow」グローバル・デジタル・カンファレンス

Lotus retail strategy
  

ロータス、マルチチャンネル・リテール戦略を発表

  1. ロータスが進める革新計画は、車両販売の新しいアプローチを含む
  2. 物理的なショールーム環境と最新のデジタル技術を融合
  3. 新しいリテール・アイデンティティの画像と映像はここから入手可能

2021年4月27日、へセル(英国) -ロータスは、新しいリテール戦略の一貫として、360°マルチチャンネル・アプローチを採用し、従来型の物理的な環境からモダンなデジタル環境に至るまで、お客様とのあらゆる交流方法を採り入れます。

その好例は、世界中のショールームで展開している、新しいロータス・リテール・アイデンティティ・プログラムです。このエキサイティングな新しい販売方法を最初に採用したのが、バーレーンの首都、マナーマのディーラーです。

そのユニークさはまさにロータスそのものであり、非常に挑戦的な新しいリテール・アイデンティティには、ロータス・ブランドが持つデザインとエンジニアリングの粋が結集され、強いオリジナル性を感じさせる大胆なショールーム環境が生み出され、芸術的かつ彫刻的な手法で実現されています。

ロータス・セールス&アフターセールス担当エグゼクティブ・ディレクターのジェフ・ダウディングは、次のように述べています。

「私たちは、リテール・パートナー向けに、まったく新しいビジュアル・アイデンティティを発表しました。これは、ロータス・ブランドの変革における非常にエキサイティングなステップです。私たちが構築してきた柔軟性のおかげで、あらゆる環境 (モノブランド、マルチブランド、都市型、郊外型、ハイエンド・ストリート、モール、一階建て、複数階、一時店舗、季節店舗、常設店舗)に対応することができます。」 ロータス・ネットワーク・ディベロップメント担当ディレクターのトレヴァー・ウェラーは、以下のようにつけ加えています。

「リテール・コンセプトは、ロータスが販売するさまざまな市場に対応するよう企画されています。文化的な習慣や消費者行動の違いもカバーします。デジタルストアに関しても、作業を進めています。来年のいずれかのタイミングで試験的にオープンできるように取り組んでいます。」 ジェフ・ダウディングは、次のように締めくくっています。

「いくつかの驚異的な新製品が間もなく登場します。これらの製品は、ロータス・ブランドに、新しいお客様をもたらすことになるでしょう。現在推進しているリテール環境の強化により、お客様に最高のエクスペリエンスを提供できるようになります。私たちは、これまでとは異なる方法でお客様とビジネスを行う必要があることを理解しています。また、時間の経過とともに、より直接的な接客モデルを実践すべきことも心得ています。」

Driving Tomorrow
  

ロータスは、グローバル・デジタル・カンファレンスにおいて、明確に未来について言及し、新しい製品、戦略、テクノロジーを発表

  1. 「私たちが達成した成果は、ブランドの基本的な思想である“For the Drivers”の原則を忠実に守りながら、国際的な発展拡大に成功したことを示しています。そして今、より多くの皆様にロータスの製品やサービスを楽しんでいただく時が来ました」
    – グループ・ロータス最高経営責任者(CEO)、フェン・クインフェン
  2. 「企業の変革を目指す“Vision80”計画は4年目に入り、順調に推移するとともに、大きく前進しています」
    - ロータス・カーズ・マネージング・ディレクター、マット・ウィンドル
  1. ビジネスの変革、製品ラインナップの革命的進化、毎年の業績目標の達成に関する詳細を発表
  2. 7月6日に発表される待望の新しいスポーツカー(コードネーム:Type 131)の正式名称を公開
  3. スリリングな新しいロータスのパフォーマンスカーは、4種類のプラットフォーム(ハイパーカー、スポーツ、プレミアム、Eスポーツ)を採用し、ロータス・ブランドによる製品主導型イニシアチブを加速
  4. ビジネスを発展させるためのコアバリューは、パフォーマンス、インテリジェント・テクノロジー、サステナビリティ
  5. ロータス・エンジニアリングの復活、新しいパートナーシップ、刷新されたテクノロジー・ロードマップ(EAS-IP)を発表
  6. 新しいデジタル・セールス戦略を発表

2021年4月27日、へセル(英国) - ロータスは、現在進行中のビジネスおよびブランドの変革に関する新たなニュースを発表し、4種類の新しい車両アーキテクチャー、テクノロジー・ロードマップ、斬新なグローバル・リテール・アイデンティティ、新開発されたニューモデルの名称を公開します。

ロータス・カーズおよびロータス・エンジニアリングの新たな章の幕開けを告げるニュースが、ロータス・グローバル・バーチャル・カンファレンスの「Driving Tomorrow」プレゼンテーションを通じて配信されました。 ロータスは、創業70周年の直後に当たる2018年に「Vision80」計画を発表しました。今回の戦略的方向性および新製品の発表は、この計画が順調に進行していることを示すものです。ロータスは、戦略的な3本の柱(ビジネスの刷新、製品ラインナップの革命的進化、毎年の業績目標の達成)に基づく「Vision80」を通じて、80周年を迎える2028年までに、すべての目標を達成することを目指しています。

さらに、明確な事業決定も発表しています。今年で4年目となる「Vision80」の計画は、予定どおりに進行しており、多くの困難を伴った2020年を無事に乗り切り、大きく前進しています。

ロータス・カーズ・マネージング・ディレクターのマット・ウィンドルは、次のように述べています。

「ロータスを変革するための“Vision80”計画は、順調に推移しています。2021年はロータスにとって極めて重要な年であり、私たちのスポーツカーが一つの時代を終えて、新たな時代を迎える年となります。ロータスは、そのスポーツ・スピリットと情熱により、Elise、Exige、Evoraといった一連の製品を誕生させてきました。完全に新設計されたLotus Emiraをはじめとする次世代のモデルにも、この精神と情熱が受け継がれます。」

Lotus Emira:7月6日に世界デビュー

ロータスの新しいスポーツカーは、これまで「Type 131」のコードネームだけが知られていましたが、今回、その正式名称(Lotus Emira)が発表されました。Emira(エミーラ)は、さまざまな古代言語に存在する単語です。現代語に翻訳すると、「司令官」または「リーダー」を意味します。これは、スリリングな新時代へと進むロータスを主導するエキサイティングな新しいスポーツカーとして、非常に適切な名称です。

Emiraは、7月6日(火)に、生産拠点であるへセルのロータス・アドバンスド・パフォーマンス・センターで初公開されます。さらに、7月8日~11日に英国で開催されるヒストリック・モータースポーツイベント、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで一般の方々に公開されます。

メディアの憶測に反して、同モデルがハイブリッドではないことも確認されました。Emiraには、エキサイティングな新しいパワートレイン・パートナーシップによる、複数の内燃エンジンが搭載されます。ロータスが内燃エンジン搭載車をデビューさせるのはこれが最後となります。今回追加選択されるパワートレインはロータスにとって新しいものとなり、高い効率を誇る最先端テクノロジーを採用し、ロータスならではのドライビング体験を提供するようにチューニングが施されています。

この印象的な新しいスポーツカーのデザインには、Lotus Evijaハイパーカーの影響を見て取ることができます。また、Emiraは、ロータス・ブランドによる製品主導型イニシアチブを主導するモデルとして、現代的なデザイン、高効率なパワートレイン、日常の使い勝手、優れたパフォーマンスを融合しています。

Lotus Emiraの詳細は、このモデルが正式発表される7月に公開されます。

4種類の新しいアーキテクチャーにより、スリリングなニューモデルを提供

Emiraは、4種類の新しいアーキテクチャーの一つをベースとしています。ロータスのエンジニアは、ヨーロッパおよび中国のエンジニアと協力して、ロータス・ブランド用の構造プラットフォーム・ファミリーを開発しました。ジーリー・グループ内ではロータス専用ですが、ロータス・エンジニアリングのコンサルティングを通じて、他のメーカーにも提供される可能性があります。4つのアーキテクチャーは、登場が待たれるロータスの次期パフォーマンスカーに採用される予定です。

1) スポーツカー・アーキテクチャー:社内ではエレメンタル・アーキテクチャーと呼ばれています。これは、新開発されたLotus Emiraに採用されているプラットフォームです。フレキシブルで軽量、ロータスを象徴する押し出しアルミニウム・テクノロジーが採用されています。このスポーツカー・プラットフォームは、技術的な面で、これまでとは大きく変わっています。旧世代ロータス・スポーツカーと比較すると、あらゆる寸法が変更されています。

2) ハイパーカー・アーキテクチャー:このエクストリーム・プラットフォームをベースとする最初のモデルは、本年後半にへセルで生産が開始されるLotus Evijaです。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによる移動制限のため世界中でのテスト機会が制限されましたが、Evijaの開発は順調に進められました。数千kmにも及ぶエンジニアリング開発/確認テストは、英国内で実施されました。さらに、先進的なシミュレーター企業との作業を通じて、Evija担当チームはバーチャル世界で膨大な距離の走行シミュレーションを実行しました。これにより、担当チームは、現実世界における開発車両とともに、プロジェクトのマイルストーンを確実に達成することができただけでなく、プログラムの効率も高めることができました。

Evijaリード・ダイナミクス・エンジニアのルイス・カーと彼のチームは、このユニークなエクストリーム・カーを、ロータスならではの走行特性に仕上げることに焦点を合わせました。チームの一員であるジェームズは、次のように説明しています。「“50メートル・テスト”は、ロータスの重要な指針です。どのようなクルマであっても約50メートル走行すれば、ステアリング・レスポンスやロード・フィールをすぐに感じ取ることができます。このテスト要件に応えるには、ハンドリングと乗り心地を完璧にバランスさせるとともに、ドライバーのスロットル・ニーズにダイレクトかつリニアに応えるパワートレインが重要な要素となります。50km/h以上の速度を出したり、前後左右に0.1Gの重力を感じたりする以前に、50メートル・テストの要件を満たすべきです。」

Evijaのオーナーは、「what3words」(W3W)テクノロジーの恩恵を受ける最初のお客様となります。W3Wは、世界を3×3mの平面に分割し、それぞれに固有の3つの単語を組み合わせるコンセプトで、W3Wアドレスとも呼ばれます。たとえば、「hotspots.punters.race」は、へセルのロータスHQエントランスのW3Wアドレスです。Lotus Emiraにもこのシステムが応用されます。これは、既存の郵便番号をはるかに超える機能を備えた位置情報システムです。

3) プレミアム・アーキテクチャー:ロータス史上初めて送り出す、真にグローバルな自動車アーキテクチャーであるエボリューション・プラットフォームは、同社のまったく新しいライフスタイル・ビークルの基盤となります。Emiraの発表、およびこれに続く一連のライフスタイル・ビークルにより、ロータスはこれまで以上の販売台数と収益を達成するための新しい時代へと突入します。このアーキテクチャーは、英国で定義および設計されており、中国、スウェーデン、ドイツのチームとの共同作業によってサポートされています。つまり、英国で生まれて、グローバルで成長したアーキテクチャーです。

4) エレクトリック・スポーツカー・アーキテクチャー:今年1月、ロータスおよびルノー・グループ傘下のアルピーヌは、新たなパートナーシップを発表しました。ロータス・エンジニアリングは、(社内ではE-Sportsと呼ばれている)新しいプラットフォームの開発を主導しており、これをベースとして、ロータスおよびアルピーヌのニューモデルが登場します。ロータスとアルピーヌの契約には、共有サービス合意条項も含まれており、両社だけにとどまらず、このプラットフォームを他のメーカーに応用する可能性も残されています。

マット・ウィンドルは、次のようにコメントしています。 「E-Sportアーキテクチャーは、柔軟性の高いモジュラー・プラットフォームです。これは、現代的なスタイリングとクラスをリードする乗り心地とハンドリングを両立させ、さらに爆発的なパフォーマンスやロータス独自のキャラクターである、ピュアでダイナミックな“For The Drivers”エクスペリエンスを備えた、ロータス・ブランドの新しいスポーツカー・アイコンの基礎となるでしょう。私たちは、最新の内燃エンジン搭載スポーツカーと同等の重量を達成するという課題に取り組んでいます。」

2021年のロータス:パフォーマンス、インテリジェント・テクノロジー、サステナビリティ

ロータスは、将来および世界的な成長に明確な焦点を合わせた活気溢れるブランドとして、「Vision80」の下、自信を持って継続的な変革と拡大を行っています。2021年にビジネスをさらに前進させるためのコアバリューとして、私たちは、パフォーマンス、インテリジェント・テクノロジー、サステナビリティを掲げています。

パフォーマンス

クラスをリードするパフォーマンスを実現し、可能な限りこれをモータースポーツで証明することが、現在も過去も、ロータスの原動力であり、ソウルであり続けます。これは、ロータスのDNAの一部であり、新たな自動車テクノロジーの開発において、企業の道しるべとなってきました。ロータスのパフォーマンスは、70年以上前に策定された理念(革新的な考え方によって軽量性、卓越した乗り心地とハンドリング、先進的なエアロダイナミクスを達成すること)に基づいています。

インテリジェント・テクノロジー

消費者がテクノロジーを望んでいることは、現在の自動車業界を見ても明らかであり、ロータスはこれを完全に認識しています。

ロータスのエンジニアリング担当エグゼクティブ・ディレクター、リチャード・ムーアは、次のようにコメントしています。

「テクノロジーは、いわばラグジュアリーと同義語であり、現代のニューモデルに求められる要素です。ロータスは、革新的かつインテリジェントなテクノロジーの開発と採用を通じて、英国のプレミアムカー・ブランドであることの意味を再定義します。」

そのため、この作業のガイドラインとして、「EAS-IP」と呼ばれる、5つの原則に基づく、まったく新しいテクノロジー・ロードマップが策定されました。

- Electrify(電動化):純粋な電気自動車は、すでにEvijaハイパーカーで実現していますが、「Vision80」戦略にも当初から盛り込まれていました。Lotus Emira以降のすべてのニューモデルは、電気自動車となります。

- Amplify(拡大化):ロータスは、革新的で魅力的なテクノロジーの提供に取り組んでいます。それは、新製品のラインナップにおけるテクノロジーの重要性と普及に直結しています。このコンセプトは、パフォーマンスと並んで、未来のモデルの魅力とニーズを高めます。

- Simplify(シンプル化):ロータスの創設者であるコーリン・チャップマンは、パフォーマンスのカギは「シンプル化と軽量化の追求」にあると語っています。この思想は、現在でも変わっていません。ロータス・テクノロジーは、不可能を可能にする力であり、お客様のドライビング体験およびオーナーシップ体験をシンプルにします。

- Intensify(集中化):ロータスは、ヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)、ユーザー・インターフェース(UI)、ユーザー・エクスペリエンス(UX)の世界的リーダーとしての評判を急速に高めています。新製品が発売されるたびに、革新的なテクノロジーの役割がますます高まります。

- Personify(パーソナル化):ロータスは、テクノロジーを活用して、会社のDNAの一部となるアイデンティティやブランド・キャラクターをニューモデルに組み込んでいます。ロータスの製品は、テクノロジーによるカスタマイゼーションを通じて、お客様ひとりひとりの好みを反映させたものとなります。

サステナビリティ

私たちは、環境に対する責任、および企業としての責任を意味するサステナビリティ(持続可能性)に加えて、製品の電動化を加速させるとともに、エネルギー・パートナーのセントリカと協力して「ネット・ゼロ」への歩みを進めています。ビジネスとしての持続可能性も、非常に重要な戦略の一つです。

「Vision80」およびこの計画の策定以来、私たちは様々な実績を上げているだけでなく、株主のジーリーやエティカの支援の下、ロータス・ビジネスの長期的基礎を築き、持続可能性を確保しようとしています。ロータスは、2028年の創業80周年に向かって前進しつつ、健全性、安定性、持続可能性により、「Vision80」の3つの優先項目を達成します。私たちは、ビジネスを変革し、製品ラインナップに革命的進化をもたらし、毎年成果を上げていきます。ロータスの成長は、すでに新世代ロータス・モデルでも感じていただけるはずです。その成長と輝きは、世界における販売台数の増加につながるでしょう。

ロータスは、ジーリー・グループの一員として、さまざまなスキルや専門知識にアクセスできる立場にあります。世界各地に点在するハブ拠点を、新しいロータス・マップの起点として、ジーリー・グループの充実したリソースとスキル・ベースを活用できるようにします。

- へセル:英国ノーフォーク州の都市。ロータスの本拠地であり、ロータスビジネスの中心です。ロータス・ブランドのスポーツカーがデザインされ、エンジニアリングが確立・製作されるロータス・アドバンスト・パフォーマンス・センターも、へセルを拠点としています。

- ウェルズボーン:昨年発表したとおり、ロータス・アドバンスト・テクノロジー・センターは、ウォーリック大学のウェルズボーン・キャンパスにあります。英国ミッドランド地方は、自動車および革新的エンジニアリングの中心地であり、ロータス電動化テクノロジー開発とテストの拠点、およびロータス・エンジニアリングの本拠地として最適な場所です。

- ヨーテボリ:ジーリー・イノベーション・センター・スウェーデン、Uni3 by ジーリー・キャンパス、CEVT、ジーリー・デザインが拠点を置いています。

- フランクフルト:ジーリー・オート・テクニカル・ドイツ(GATD)の研究開発施設で 、新しい推進システムと次世代のモビリティ技術に焦点を当てています。

- 米国:スポーツカーの世界最大の市場。ロータスは、デトロイトとロサンジェルスに戦略的拠点を設置しています。

- 中国:ジーリー(吉利汽車)の本拠地であり、グループ・カンパニー統括本拠として機能します。また、中国は、世界的な電動化を主導する市場でもあります。

新しいロータスのリテール戦略と強化されたマルチチャンネル・カスタマージャーニー

ロータスは、ニューモデルやテクノロジーの研究開発に加えて、イノベーションを市場に投入する方法も変革しています。

その好例は、世界中のショールームで展開している、新しいロータス・リテール・アイデンティティ・プログラムです。このエキサイティングな新しい販売方法を最初に採用したのが、バーレーンの首都、マナーマのディーラーです。

そのユニークさはまさにロータスそのものであり、非常に挑戦的な新しいリテール・アイデンティティには、ロータス・ブランドが持つデザインとエンジニアリングの粋が結集され、強いオリジナル性を感じさせる大胆なショールーム環境が生み出され、芸術的かつ彫刻的な手法で実現されています。

新しいリテール・アイデンティティは、シームレスなマルチチャンネル・リテール戦略の一部である、360°ロータス・デジタル・ブランド・エクスペリエンスに統合されています。ロータスは、新しいリテール・パートナーとともに、今まで以上に積極的にグローバル市場への攻勢をかけます。

セールス&アフターセールス担当エグゼクティブ・ディレクターのジェフ・ダウディングは、以下のように述べています。

「私たちは、リテール・パートナー向けに、まったく新しいビジュアル・アイデンティティを発表しました。これは、ロータス・ブランドの変革における非常にエキサイティングなステップです。私たちが構築してきた柔軟性のおかげで、あらゆる環境(モノブランド、マルチブランド、都市型、郊外型、ハイエンド・ストリート、モール、一階建て、複数階、一時店舗、季節店舗、常設店舗)に対応することができます。」

ロータスは、新しいリテール戦略にマルチチャンネル・アプローチを採用することで、伝統的な物理的手法から現代的なデジタル手法まで、あらゆるシナリオに完璧に対処します。

前述のジェフ・ダウディングは、次のように説明しています。

「私たちは、オンラインとオフラインのリテール体験を組み合わせて提供します。見て、感じて、交流して、さらに何かを実行することが1日24時間できるだけでなく、世界中どこでも、たとえ真夜中でも契約を締結できるようになるかもしれません。新世代の購入者やオーナーシップ・モデルの変化によって、販売手法にも変化が生じています。特にロータスにとって新しい市場である中国では、急速な変化が現れています。現在、私たちが提供しているサービスの階層をさらに増やすことにより、異なる市場、異なる都市、異なる店舗に対応します。ロータスのお客様は、ブランドとの関係を持ち、ディーラーとの関係を築きながら、マルチチャンネルであらゆる選択肢を検討していただくことが可能になります。」

マット・ウィンドルは、カンファレンスの最後に次のように発言しています。

「ロータスの変革は順調に推移しています。今年は製品主導型イニシアチブにより、変革を加速します。Evijaの製作が始まり、Emiraがデビューし、新しい4種類の専用アーキテクチャーも開発しました。これにより、新しい市場、新しいセグメント、新しいボリューム・テリトリーへの参入に勢いが生まれています。私たちは、今後も国際的な拡大戦略を継続します。へセルがロータス・ブランドの故郷であることに変わりはありませんが、新たなロータスの世界地図が描き出され、新規分野への進出の成果が現れるでしょう。また、販売台数を引き上げ、新たな市場やセグメントへ参入し、従来のロータス・ビジネスとは異なる発展型リテール戦略を採用することによって、従来のお客様と新しいお客様とを問わず、新たな関係が生み出されようとしています。ロータスは、持ち前の機動力とモータースポーツの成功で、その名を知られています。近い将来、迅速な変革を成し遂げ、世界的な自動車市場で、その名を轟かすことになるでしょう。」

Lotus Engineering
  

ロータス・エンジニアリングがさらに強化

  1. ミッドランド地方に本拠地 - ロータス・アドバンスト・テクノロジー・センターが今年オープン
  2. 新しいパフォーマンス・ビークル・アーキテクチャーの開発が進行中
  3. ロータス・テクノロジー・ロードマップがロータス・エンジニアリングを主導

2021年4月27日、へセル(英国) - ロータス・ビジネスのコンサルティング部門を受け持つロータス・エンジニアリングは、「Vision80」変革戦略の下で、ますますその能力を強化しています。

新しい本拠地への移転も、グローバル自動車エンジニアリングの主力プレーヤーとしての再生のカギを握っています。昨年発表したとおり、ロータス・アドバンスト・パフォーマンス・センター(LATC)は、ウォーリック大学のウェルズボーン・キャンパスにあります。英国ミッドランド地方は、自動車および革新的エンジニアリングの中心地であり、ロータス電動化テクノロジー開発とテストの拠点です。そのため、この場所は、ロータス・エンジニアリングの本拠地として、理想的なロケーションであるといえます。

ロータス・エンジニアリングは、「Driving Tomorrow」グローバル・デジタル・カンファレンスにおいて、LATCの完成予想図を公開しました。初期段階では、100人以上の従業員を雇用し、施設の整備が完了した際にはさらに200名を追加で雇用する能力があります。

多くの有名なパートナーシップ・プロジェクトは、この施設の中で進行することになりますが、クライアントに対する守秘義務はこの種の仕事の必須要件です。ロータス・エンジニアリングは、以下のパートナーと仕事をしています。

- JBXE: ロータス・エンジニアリングは、元F1世界チャンピオンのジェンソン・バトンが立ち上げたエクストリームEレーシングチーム、JBXEのテクニカルパートナーです。JBXEは、ロータス・エンジニアリングの専門知識とモータースポーツ経験から恩恵を受けるでしょう。

- ブリティッシュ・サイクリング:今夏の東京オリンピックにおいて、チームGBアスリートが乗る新しいトラックバイクには、革新的な空力プロファイルが採用されます。この開発作業を主導しているのが、ロータス・エンジニアリングです。

- プロジェクトLEVA:LEVAは、軽量電動車両アーキテクチャー(Lightweight Electric Vehicle Architecture)の略です。このプロジェクトは、ロータス・エンジニアリングが主導し、次世代電気自動車向け軽量構造の開発を加速させるとともに、革新技術を開発することを目的としています。

- プロジェクトBattCon:ロータス・エンジニアリングは、急成長しているEVセクターのエネルギー貯蔵ソリューションを評価するための、コンテナ化バッテリー・テスト施設を立ち上げました。ここでは、管理された環境下で、クライアント向けに各種バッテリー・セル、モジュール、パックの特性評価テスト、パフォーマンス評価、コンポーネントおよび寿命テストを実施しています。

ロータスで企業戦略および製品マネージメントを担当するエグゼクティブ・ディレクターのウダイ・セナパティは、次のように述べています。

「ロータス・エンジニアリングは、複数の有名企業とパートナーシップを締結し、さまざまなアイコン的製品を開発してきました。これらのプロジェクトは、私たちの仕事を象徴しており、優れたスキル、リソース、経験を証明しています。これにより、当社は、世界中から新しいパートナーシップ、OEM、立ち上げ支援、特別プロジェクトの打診を受けています。ロータス・エンジニアリングにとって、このようなパートナーシップは、今後も非常に重要な役割を果たします。」

4種類のロータス車両アーキテクチャーは、ロータス・エンジニアリングに、いっそうの発展をもたらす可能性を秘めています。ロータスのエンジニアは、ヨーロッパおよび中国のエンジニアと協力して、ロータス・ブランド用の構造プラットフォーム・ファミリーを開発しました。これらのプラットフォームは、ジーリー・グループ内ではロータス専用ですが、ロータス・エンジニアリングによるコンサルティング・サービスを通じて、他のメーカーに供給する可能性もあります。

- スポーツカー・アーキテクチャー:社内ではエレメンタル・アーキテクチャーと呼ばれています。これは、新開発されたLotus Emiraに採用されているプラットフォームです。フレキシブルで軽量、ロータスを象徴する押し出しアルミニウム・テクノロジーが採用されています。このスポーツカー・プラットフォームは、技術的な面で、これまでとは大きく変わっています。

- ハイパーカー・アーキテクチャー:このエクストリーム・プラットフォームをベースとする最初のモデルは、本年後半にへセルで生産が開始されるLotus Evijaです。

- プレミアム・アーキテクチャー:ロータス史上初となる、真にグローバルな自動車アーキテクチャーであるエボリューション・プラットフォームは、同社のまったく新しいライフスタイル・ビークルの基盤となります。このアーキテクチャーは、英国で定義および設計されており、中国、スウェーデン、ドイツチームとの共同作業によってサポートされています。つまり、英国で生まれて、グローバルで成長したアーキテクチャーです。

- エレクトリック・スポーツカー・アーキテクチャー:ロータス・エンジニアリングは、(社内ではEスポーツと呼ばれている)新しいプラットフォームの開発を主導しており、これをベースとして、ロータスおよびアルピーヌのニューモデルが登場します。しかし、他のメーカーに供給する可能性もあります。

ロータスが策定した新しいテクニカル・ロードマップは、ロータス・エンジニアリングのガイドラインとしての役割も持っています。「EAS-IP」コンセプトは、現代の自動車業界に必要なテクノロジーを特定しています。

- Electrify(電動化):純粋な電気自動車は、すでにEvijaハイパーカーで実現していますが、「Vision80」戦略にも当初から盛り込まれていました。Type 131以降のすべてのニューモデルは、電気自動車となります。

- Amplify(拡大化):ロータスは、革新的で魅力的なテクノロジーの提供に取り組んでいます。それは、新製品のラインナップにおけるテクノロジーの重要性と普及に直結しています。このコンセプトは、ロータスのDNAである“For The Drivers” とともに、将来のモデルの魅力とニーズを高めます。

- Simplify(シンプル化):ロータスの創設者であるコーリン・チャップマンは、パフォーマンスのカギは「シンプル化と軽量化の追求」にあると語っています。この思想は、現在でも変わっていません。ロータス・テクノロジーは、不可能を可能にする力であり、お客様のドライビング体験およびオーナーシップ体験をシンプルにします。

- Intensify(集中化):ロータスは、ヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)、ユーザー・インターフェース(UI)、ユーザー・エクスペリエンス(UX)の世界的リーダーとしての評判を急速に高めています。新製品が発売されるたびに、革新的なテクノロジーの役割がますます高まります。

- Personify(パーソナル化):ロータスは、テクノロジーを活用して、会社のDNAの一部となるアイデンティティやブランド・キャラクターをニューモデルに組み込んでいます。ロータスの製品は、テクノロジーによるカスタマイゼーションを通じて、お客様ひとりひとりの好みを反映させたものとなります。

グループ・ロータス・エンジニアリング担当エグゼクティブ・ディレクターのリチャード・ムーアは、次のようにコメントしています。

「ロータス・エンジニアリングは、非常にエキサイティングな時代を迎えています。ロータス変革のニュースは、自動車業界全体で話題となっており、ロータス・エンジニアリングのコンサルティング・サービスを支えてきた情熱、専門知識、コミットメントに魅力を感じた多数のクライアントから多くのお問い合わせをいただいています。」

Lotus Evija
  

Lotus Evijaプログラムの最新情報とドライビング・インプレッション: マネージング・ディレクター、マット・ウィンドル&テストチーム

  1. 「瞬時に立ち上がるトルク、路面を確実にグリップするリアアクスル、ロータスならではの俊敏な走りを提供するEvijaは、まだプロトタイプながらも、すでに驚異的なパッケージに仕上がっています」
    - マット・ウィンドル、Evijaプロトタイプ・テストのインプレッション
  2. 「開発プログラムの80%が完了しており、残りの20%で魔法をかけます!乗り心地、ハンドリング、ステアリングフィールなど、洗練された走りに繋がるさまざまな要素がブラッシュアップされ、最終的にフルパワーを発揮できるようになります。80%の状態でも刺激的なマシンです。100%に到達すれば驚異的なマシンになるでしょう」
    - ギャヴァン・カーショー

2021年4月27日、へセル(英国) - Evijaハイパーカー・プログラムは、量産前の最終段階に近づいています。ロータス・テストチームおよびロータス・カーズ・マネージング・ディレクターのマット・ウィンドルがEP1(パフォーマンスがもっとも高いプロトタイプの1台)のドライビング・インプレッションを語ります。

マット・ウィンドルは、次のように述べています。

「私たちは、さまざまな開発分野に焦点を当てた、さまざまなプロトタイプを製作しました。1台は組み付けおよびテクノロジー用、別の1台はバッテリー・マネージメント用で、その他にモーター用プロトタイプなども存在します。最近、私がテストしたのは、EP1と呼ばれるパフォーマンス用のプロトタイプで、期待どおりの性能を示してくれました。量産が開始されるまでにはまだ数ヶ月ありますが、EP1には、間違いなくロータス“フィール”を備えています。ユニークなエクストリーム・ハイパーカーであることに疑問の余地はなく、しかも間違いなくロータスです。開発およびテストチームが達成した仕事に興奮を覚えると同時に、大きな誇りも感じています。」

プロダクト・アトリビューツ・ディレクターで、伝説的なロータス・チーフ・テストドライバーであるギャヴァン・カーショーは、次のようにコメントしています。

「パワー、バッテリー、エンジン、ボディなど、現状は80%の状態です。残り20%で魔法をかけ、ロータスならでは方法で、ハーモニーを奏で、私たちが望み、私たちが本当に誇れるドライビング体験を実現します。そして、もちろん、驚くべきクルマになるでしょう。これは、真のハイパーカーです。」

リード・ビークル・ダイナミクス・エンジニアのジェームズ・ヘーズルハーストは、次のように付け加えています。 「開発プログラムは、最終コーナーに差し掛かりました。フルパワーとフルトルクのテストも始まっています。基本となるビークル・ダイナミクスを素早く完了させて、トルクベクタリング、アクティブ・エアロ、トラクション・コントロールといったアクティブ・システムにひとつずつ目を向けて、すべてが想定どおりに機能し、協調していることを確認します。その後は、走行モードのチューニングを実施して、それぞれのセットアップで独自のキャラクターを提供できるようにします。シミュレーター・パートナーとの協力の下、すでにバーチャル環境では、この種のテストを開始しています。コロナ禍による移動制限が緩和されつつあるため、シミュレーターの結果を実際の道路で試してみることができるようになるでしょう。」

チーフ・プラットフォーム・エンジニアのルイス・カーは、次のように語っています。

「FIA認定を受けた約3.6kmのテストコースを持っていることが幸いしています。このコースは、Evijaの組み立て施設から、わずか約50メートルしか離れていません。このようなコースを持っている自動車メーカーは、少ないのではないでしょうか。これは、何の制約もなく、車両の開発を進められることを意味しています。私たちは、あらゆる方法で、テクノロジーと素材の限界を打ち破ろうとしています。最良のテクニカル・パートナーとともに、最新テクノロジーを応用して、もっともパワー密度が高い自動車用パワートレインを開発しました。ロータス以外では、F1マシンにしか使われていないテクノロジーもあります。へセル・テストコースの計測では、量産車史上最速タイムを記録しています。このサーキットでは、伝説のクルマやドライバーが、さまざまな記録を打ち立てています。開発作業は、予定よりも早く進んでいます。私たちは、パフォーマンスの封印を解き、パワーとトルクに関して、プロジェクトで設定した目標を超えることを目指しています。」

ギャヴァン・カーショーは、次のように結論づけています。

「Evijaは、絶対的なレベルのドライビングマシンです。F1マシンに匹敵する加速性能を持っていますが、クローズド・コクピットを採用しているため、グループCマシンに近いかもしれません。パワーとトルクが瞬時に得られるだけでなく、最新のエレクトロニクス・パッケージも搭載しています。このクルマは、物理の法則も打ち破れるのではないかと思わせてくれます。コーナー出口の加速フィールは、まさにロケット感覚です。」