“MORGAN”と聞いてまず思い浮かぶのはスリーホイーラー、という方も多いのではないでしょうか。
モーガンという会社は、創業者ヘンリー・フレデリック・スタンリー・モーガンが1908年に自分用に製作したシングルシーターのスリーホイーラーから始まります。その後、1910年のモーターショーで展示されたスリーホイーラーの成功が現在の礎となっており、モーガン社にとって重要なモデルと言えるのかもしれません。
1911~1952年まで作られたスリーホイーラーを、現代のコンポーネントで蘇らせたのが2011年に発表された現行のスリーホイーラーです。スチールのラダーフレームにボディパネルを支える木の骨格という基本的な構造は他のモデルと同様ですが、乾燥重量585kgと言う圧倒的な軽さを持ちます。クラシカルでありながら力強いスタイリングも、一度見たら忘れられない個性があります。
個性的なのはスタイリングだけではありません。ノーズ部分に搭載されるのは、なんとS&S製の2.0L Vツインエンジン。2,500rpmで最大トルクを発生するVツインエンジンはどんなフィーリングなんでしょうか。
レシプロエンジンの古い飛行機に乗っているかのような気分にさせてくれそうなコックピットもまた魅力的です。Vツインの鼓動とサウンドを感じながらカントリーロードをクルーズしたら最高に気持ちがいいでしょうね(^^