Pick up! Morgan vol.6 – 木製フレーム –

MORGANが他の車と大きく異なるのは、80年以上大きなモデルチェンジなしに生産されているということの他に、素材として木材が使用されているという点でしょうか。

初期のモーガンはシャシーまでが全て木製だったそうですが、今のモーガンは鉄・木・アルミが主要な素材となっています。普通の車ならば、メーターパネルやインテリアの一部に木材が使われる程度ですが、モーガンはボディパネルを支えるフレーム全てが木製です。

以下はモーガンの製造工程の写真です。これだけをみれば、まさか車を作っているとは思えない光景ですよね。
factory14

ボディフレームには野球のバットにも使われる、アッシュという丈夫な木が使用されています。金属はネジやプレートでわずかに使用されるのみ。4/4で800kgを切る圧倒的な軽さも頷けますね。
9 Complete frame_s

全てのモデルのボディフレームには防腐処理が行われています。写真は防腐処理したフレームの乾燥工程。木製フレームだからといって、神経質になる必要はありません。
8 Drying frames_s

アルミパネルを貼ったボディをシャシーに乗せるとようやく車らしくなりました。完成に近づくに連れて隠れてしまいますが、今も木はこのようにモーガンの車体を構成する重要な素材のひとつなのです。
16 Body done_s

自然の素材を設計通りに組みあげ、かつ長く乗れる車を作り上げるのは、積み上げてきたノウハウと職人技無しには成り立ちません。

新しい技術や素材が次々と開発される現代において、職人を育て伝統の技術と製造方法を守り続けているのは驚異的ですね。知れば知るほどに惹きつけられるメーカーです(^^