先日からMk1世代のエリーゼが、車検のため続々と入庫してきました。早速エンジンマウントやブレーキマスターシリンダなど、消耗部品の定期的な交換が始まりました。大事に乗られてきたエリーゼですから、ボディやインテリアはとてもきれいな状態ですが、さすがに足回りやエンジン等には、消耗も進行しています。この世代のエリーゼはついに20年目に突入ですから無理もないことですが、単なる消耗部品の交換だけではおさまらないケースも増えています。
こちらのエリーゼはヘッドガスケットが抜けてしまい、冷却水とエンジンオイルが混合した状態でした。この状態はエンジンの破損につながりますので、シリンダーヘッドをおろして、ガスケットの交換を実施です。さらにMk1世代のエリーゼでは、タイミングベルトの交換も3回目や4回目だったりします。20年ってすごいですね。でもメンテナンスを怠らなければ、エリーゼはまだまだ何も心配することなく、乗り続けることができます。この世代ならではの「軽さ」という魅力は、今後も色褪せることはありませんから、ぜひ末永くエリーゼをお楽しみ頂きたいと思います。