日差しが強く、夏らしい週末ですね!
昨日、Norton東京に新しい展示車両がやってまいりました。今度の展示車両はCommando 961 Sports。もっともベーシックなモデルです。こちらは前後17インチのスポークホイールを履いており、現在展示中のSEと比較するとよりクラシカルな雰囲気が濃厚ですね。タンクのメタリックレッドは写真で見るよりも深みがあって、早速見にいらしたお客様にも好評でした。
サイドカバーに輝くユニオンジャックと”MADE IN ENGLAND”の文字は、100年以上の歴史を持つノートンだからこその説得力です。ノートンを見にいらしたお客様の反応を見るたびに、多くのバイクメーカーの中でも特別な存在なのだと思い知らされます。
ここで、佐藤がノートンの歴史を振り返りながらご案内していきたいと思います。
“ノートン”と聞くと、数々の栄光を思い出さずにはいられない方が多いのでないでしょうか。ましてやどんな栄光を積み上げてきたのかを知らない者までもが”あのノートン”と口を揃えていうのには、それなりの理由があるはずです。ノートンの誕生から、一流のオートバイメーカーとして名を成し、多くの難題を越えて今日復活した歴史には私も興味津々です。
ジェームズ・ランズダウン・ノートンが自分の名を冠した会社を設立したのは1898年。
その当時は今のようにオートバイの実車を造っていたのではなく、自転車やオートバイの部品を扱っていたようです。
その4年後の1902年、最初は他社製エンジンを使ったオートバイを造り始め、1908年には自社製エンジンを搭載した車両を発売。
ノートンは当初からレース活動に積極的で、イギリスのグレートブリテン島とアイルランド島の間に浮かぶ英王領・マン島で行われる世界最古の公道レース、マン島TTの第1回大会で優勝を飾ったのも”ノートン”でした。さらに、1950年代までに実に10回以上の優勝を果たしたノートンはその名を世界に知らしめ、培った高い技術力で高級オートバイメーカーとして地位を確立していきました。
私自身オートバイは好きで乗っていますが、これまで歴史を感じてバイクに乗った事は一度もありませんでした。というより、メーカーには興味が無かったという方が正しいような…(笑)
私が乗っているのは主にオフロードバイクになり、大型二輪の免許は持っているものの、頻繁に乗ることは御座いませんでした。なので、この手のメーカーに関しては無知でしたが、現在ノートンと関わりを持ったことで一気に興味が湧いてきました。
今後ブログを通じて徐々にその魅力に迫っていきたいと思います。是非楽しみにしていてください(^^♪
車名はあの頃と同じでも単なるリメイクにあらず、新世代へとシフトアップしたコマンド。ひと目みて思わずため息がでるような美しさと、エンジンに刻まれたNorton。ぜひご自分の目でご確認くださいませ。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。
つづく。(佐藤)