ジネッタのトノカバー製作

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こちらのオレンジのジネッタG4は、車検整備でのご入庫です。定期的にしっかりとメンテナンスをしてきましたが、今回もブレーキマスターシリンダのOHやトーリンクロッドの交換など、消耗しやすい部分を中心に、点検・整備を実施致しました。
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さらに今回のご入庫では、トノカバーの製作もご依頼頂きました。レーシング・スクリーンのスタイルですから、幌もハードトップも装着できません。このようにトノカバーを装着すれば、ちょっとした駐車時に重宝しますね。
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写真のように運転席側だけを、ファスナーで開閉することもできます。この状態での走行なら風の巻き込みを抑えることができますので、ヒーターの効きもよく、冬でも快適です。弊社ではこのようなワンオフ製作も色々と承っておりますので、なんでもお気軽にご相談ください。

ヒストリックタイヤの新たな選択肢

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ロータスの純正採用などにより、ライトウェイトスポーツのジャンルでは横浜ゴムの存在が欠かせないものとなっています。特にワンイレブンCUPなどエリーゼのサーキットシーンでは、NeovaやA050などADVANのスポーツタイヤが定番となっています。しかしヒストリック・スポーツで必要となる13~15インチのサイズになると、ADVANでもサイズ設定が少なくなってきています。
そんな状況を打破すべく、横浜ゴム創業100周年を記念し、ヒストリックカー向けタイヤの発売が決定しました。「ADVAN HF TypeD」という製品です。トレッド面の外側にディンプル付きのスリックゾーンを配置し、優れた走行性能を発揮した1980年代のヒット商品だったTypeDを、当時のトレッドデザインのまま復刻したものです。もちろんコンパウンドは最新のものを採用しておりますので、グリップや耐久性は当時とは比較になりません。
予定されているサイズに、185/60R13が含まれている点も注目です。セブンやジネッタなどに履かせるには最適なサイズだと思います。10月から発売開始ですので、気になる方はお早めにご予約下さい。

エリーゼMkⅢ アラゴスタ取り付け

今回は当店で販売しているUSEDパーツの中の、アラゴスタ・サスペンションの取付を紹介させて頂きます。
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こちらが今回取り付けるアラゴスタで、内部のパーツ交換などOHを実施済みです。
オイルシールやシャフト、スプリングシート部のテフロンシート、ブッシュ(ピロボール含む)とバンプラバーは全て新品に、さらにはスプリングのヘタリ具合をチェックし、ダメなものは全て交換しています。
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純正のサスペンションが持つロータスらしいヒラヒラとした軽快感のある乗り味も捨てがたいですが、そこからさらに自分好みの乗り味に調整したり、サーキット走行の為に取付してみるのもスポーツカーの醍醐味ですね。
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カシマコートとアルマイト処理による高品質なケースは、足回りのドレスアップ効果も最高です。
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取り付け前
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取り付け後
車高を調整し、見た目も中身もレーシーになりました。今回は車高低めのオーダーでしたので、当社おススメセッティングより5mmほど低めに調整させて頂きました。
当店ではアラゴスタの販売、取付けはもちろん、仕様変更やオーダーメイドでの製作も承っております。さらなるロータスらしさを追求するなら、サスペンション交換をぜひご検討下さい。

WPC処理のご紹介

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この写真は、エキシージSのギアのインプットシャフトです。ギアボックスのオーバーホールにあわせて、金属表面を強化するWPC処理を実施致しました。御存知の方も多いと思いますが、WPCという金属表面処理は、金属の表面に微小な粒子を高速で打ち付けることにより、金属表面全体を強化させる技術です。金属疲労に強く、磨耗し難く潤滑性能も良いため、今まではレーシングカーなどのエンジンに採用されてきた技術ですが、最近は一般のユーザーの間にも普及が進んできました。
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左側が表面処理をしていない純正部品、右側がWPC処理を実施した部品です。表面の色の変化は肉眼でもわかりますが、実際には金属の表面に微細な凹凸が形成され、摩擦抵抗が軽減します。また表面の微細な凹凸にはエンジンオイルが残留するため、油膜切れなどのトラブル防止にも効果絶大です。
特にサーキット走行などではギアにも強い負荷が掛かりますので、WPC処理が非常に有効です。もちろんサーキット以外でも、ギアボックスの耐久性が向上することのメリットは大きいと思います。そろそろギアボックスのO/Hが必要かな、とお考えのオーナー様は、同時にいかがでしょうか。詳細はウィザムカーズ・ファクトリーまで御相談下さい。
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ジネッタG4用ステンレスマフラー 装着!

先日ご紹介した、ウィザムカーズオリジナル マフラーを実際にジネッタ G4に装着いたしました。いかがでしょうか?
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触媒内臓で、G4にボルトオンです。厳しくなっていく車検事情に合わせて新たに開発いたしました。ジネッタの販売・メンテナンス・レース参戦の経験によって積み上げてきたノウハウを生かした自信作です。
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G4の美しいボディラインを損なわないよう、可能な限りシンプルかつクラシックなデザインに仕上げております。
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ジネッタに相応しい相応しい音質と音量のバランスを追求し、うるさくなり過ぎないように音量を抑えながらも スパルタンなキャラクターをより一層際立たせるマフラーとなっています。
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マフラー表面はポリッシュで仕上げ、ステ ンレスそのものの美しい質感を生かしました。1本1本職人の手作業により造られており、美しい溶接など高品質な加工もポイントです。
少数限定生産ですので、お問い合わせはお早めにどうぞ。

セブン用サイレンサー&ジネッタ用サイレンサー完成!

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ウィザムカーズ・オリジナル!スーパーセブン用サイレンサーとジネッタG4用サイレンサーが完成しました。素材はステンレスを採用し、高品質な加工が施された自信作!G4やセブンを長く楽しんで頂くために開発致しました。
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エキマニが4本から1本に集合した直後に触媒を配置し、ステンレスの遮熱板でカバーしています。サイレンサーから後ろにのびるエンドパイプは角度にもこだわり、車検にも適合しやすい仕様となっています。
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ポリッシュされたステンレスの表面は、無塗装のアルミボディにもペイントされたセブンにもマッチする、クラシックなスタイルに仕上がりました。そしてサウンドもセブンに相応しい迫力があり、音量も大きすぎず、セブンの魅力をさらに強調する完成度です。
もうすぐ詳細をパーツページでご紹介致します。
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そしてこちらはジネッタG4用サイレンサーです。こちらも触媒を装備しており、安心してG4を楽しんで頂ける仕様です。触媒にはステンレスの遮熱板も付属します。
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ステンレスのポリッシュ仕上げは質感も高く、G4のスパルタンなキャラクターをより一層際立たせるアイテムです。まもなく実車に取付致しますので、気になるサウンドもレポート致します。楽しみにお待ち下さい。

梅雨時のドライブ

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とうとう梅雨に突入し、はっきりしない天気が続いていますね。なかなか愛車に乗れない日々が続きますが、こうなると心配なのがバッテリーです。イモビライザーなどの防犯装置の電力消費もありますから、劣化気味のバッテリーでは大事な時に始動できない可能性もあります。バッテリーは消耗品ですから、時期が来たら迷わず交換をおすすめします。
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オデッセイ等のドライセル・バッテリーなら、カットオフスイッチと併用すればかなり長期間乗らなくても、いざという時には確実に始動してくれます。圧縮が高いチューニング・エンジンでも勢いよくセルを回してくれる頼もしいバッテリーです。さらにリチウムイオン・バッテリーなら軽量化の効果も大きく、サーキット派の方にはおススメです。
バッテリー以外にも気をつけたいポイントはありますので、やはり梅雨の合間には少しでも走行しておくのが一番です。竹内も先日は自分のセブンをガレージから出して、近所を一回りしてきました。ついでにアルミボディも磨き直しましたが、この時期のアルミ磨きはかなりの重労働ですね。
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ジネッタのモディファイも進行中です

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ウィザムカーズ・ファクトリーでは、ロータスだけではなくジネッタの作業も進行中です。先日ここでご紹介したスクリーン交換のG4もいよいよ完成です。このスクリーンはジネッタ純正のG16スタイル・スクリーンです。
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ジネッタG16は60年代に活躍したミッドシップのレーシングカーで生産台数も極小ですから、当時のフォルムを忠実に再現したこのパーツ自体もかなり 希少なものです。
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純正部品ですから当然G4とのフィティングも良く、レーサー然としたデザインが本来のジネッタらしさを強調しています。サーキットシーズンが待遠しくなりますね。
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さらにこちらのG4もスクリーンやトノカバーのモディファイが進行中です。もうすぐ春のドライブシーズンですから、オープンカーならではのモディファイのご相談が増えてきました。風を切って気持ちよく走り抜けるご提案をたくさんご用意しておりますので、どんなことでもぜひご相談下さい。

ファクトリー便り No.37

ファクトリー便りをご覧いただいております皆様、新年明けましておめでとうごさいます!
本年もファクトリー便りをどうぞよろしくお願いいたします!
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さて、2016年1発目のファクトリー便りは、ジネッタG4のウインドスクリーン交換作業のご紹介です(^^♪
G4はハードトップを装着したクーペモデルと、脱着式のソフトトップを装備したオープンモデルがあります。クーペモデルでもルーフは取り外しが可能ですので、一層の爽快感を求めて、オープンモデルにモディファイをご希望のオーナー様も多いようですね。
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こちらのホワイトのG4にはジネッタ純正の G16 STYLE SCREEN を装着します。60年代に活躍したレーシングカーG16に採用されていた、コンペティティブなスタイルのスクリーンです。まだ入荷したてのパーツをボディにフィッティング中ですので全体のフォルムは写真からはわからないのですが、このパーツは英国DARE社で当時の形状をそのままに再現したものです。G16の生産台数はわずか十数台と言われており、このスクリーンも非常にレアなパーツです。ヒストリック・レース等でロータスなんかを従えて走る姿が目に浮かびますね。
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一方、こちらのスクリーンもジネッタ純正の TRACK DAYS SCREEN 。クーペスタイルのG4のフロントスクリーンをバッサリと切り落としたかのような形状が特徴です。サーキット一辺倒というよりは、カフェレーサー的なカッコ良さですね。FRP製のしっかりとした窓枠が付くことに加えて、スクリーン自体の面積も大きくなり、さらにはスクリーンの角度も起きておりますので、ワインディング派のオーナー様にはピッタリのスクリーンと言えます(^-^)
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現在は2台とも新しいスクリーンの仮組みを行っているところで、これからお客様と取付方法や色の塗り分け等を入念に打ち合わせて、取付けする予定です。様々なバリエーションのスクリーンやサイドミラー、ロールバーなどパーツのチョイスでオーナー様の個性を表現できる点も、ジネッタの魅力の一つといえますね!完成までもうしばらくお待ちください(^^♪

ケントエンジン

今日はジネッタG4の車検整備の手伝いで、オイル交換作業を実施中です。

このところロータスツインカムの整備が連続していましたが、ケントエンジンも英国キットカーの世界では主役級のエンジンなので、実は楽しみにしていました。

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ジネッタに積まれているケントエンジンにはヘッドカバーにGINETTAロゴが刻まれています。

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オイルフィラーキャップもネジではなくフタになっており、ちょっと驚きです。

まだまだ知らないことが沢山ありますが、歴史のあるエンジンですので少しずつ勉強していきたいと思います。