まずは、一般道ツアーモードで走ります。
ちなみに下記4走行モード中、今回はツアー、スポーツをメインに走ります。
■ツアー (公道用として通常の設定)ESP完全作動・排気バルブ閉(※)・最大継続E/G回転数6,600rpm
※5,500rpmで自動的に開きます。また排気バルブは任意で開閉も可能。
■スポーツ(路面状態が適している場合のみ)ESP設定値減少・ 排気バルブ開 最大継続E/G回転数7,000rpm
■レース (ドライセッティングのレーシングコースでの使用のみ)ESP介入さらに減・ 排気バルブ開・アイドリング回転数100rpm増加・最大継続E/G回転数7,000rpm
■ESP「OFF」(レーシングコースで使用する場合のみ。今回使用しません)
『やはりマニュアルのスポーツカーはこうでなくちゃな』と思わせるペダル踏力と反発力のあるクラッチをつなぎスタート。ストローク量、ミートポイントともにクセ無く良好。絶対的なトルクがある為、力強い走り出しですが、決してトルク重視ではなく、回して楽しめる味付けに好感が持てます。一般道では3,500rpmくらいまでを多用する感じで、それで不便はないですが、低慣性フライホイールによる俊敏に回るエンジンレスポンスはかなり刺激的なので、いやがうえでも回したくなります。
意外にアクセルペダルはエリーゼ系と比較するとやや軽い踏力で反応します。もちろん踏み込み量に合わせて繊細な加減速調整が可能に。また、ヒールアンドトゥーのし易いペダル配置と高低比も『さすが、わかっているな』と感じます。
硬質でありながら滑らかなショートストロークシフトとクラッチの適切な設定が相まって、とにかくシフトチェンジが楽しい。
ブレーキタッチも極めて良好。アクセルペダル同様踏力に合わせて反応するような自然な効き具合です。極低速域でもコントローラブルなブレーキタッチは街中でもストレスなく走れる事に一役買っています。もちろん思い切り踏み込めばそれだけの強力なストッピングパワーは得られます。
引き続きツアーモードで走行中。
ツアーモードではESCが完全作動しますので、基本的に一般道ではツアーモードでの走行を推奨します。任意で開閉可能な排気バルブも閉じておけば深夜の住宅地などでも気を遣う事無くジェントルな音量で走行可能。これはライフスタイルカーたるEVORAになくてはならないモードといえます。
しかし排気バルブを閉じていると、音から感じるスピード感というものも減少してしまいますので、これがシチュエーションによって変更できるのは嬉しい事です。特にEVORA GT410 SPORTのエキゾーストはアクチュエーターなどを通した演出じみたものでは無く、リアルで凄みを感じさせるサウンドとなっておりますので、積極的に聞きたくなる感じなのです。自制心を保つのが難しい。
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