本日のFactoryではオイル交換の際に発見したGINETTAのCV JOINTブーツの交換が行われています。
CV Jointブーツに損傷があると当然グリスが出てきます、放置してブレーキにグリスが付着したりすると大変です。
定期点検時はもちろんですが、オイル交換の時なども併せて必ず点検しています。
GINETTAにはGINETTAならではの点検ポイントがありますが、このCV JOINTもその内の一つです。
こういった目視点検でも十分な所や、ちょっとスパナを入れるだけで判別できる点検項目など、せっかく我々にオイル交換をご依頼いただいているので抜かりなく作業させて頂きます。
CV JOINTブーツの交換には、ハブフランジ側、すなわちアップライトに隠れる部分にはケースのカシメの作業が必要です。
もちろん、弊社には専用のカシメ型と作業ノウハウがありますのでブーツ交換も完璧です。
DAREからのGINETTA G4のドライブシャフトには、シャフト径、CV JOINTサイズ、それぞれの組み合わせにより4種類のドライブシャフトが存在します。スモール、ラージ、ナローと呼び分けていますが、もちろん計測をして判断しています。
この辺りも、年式ごとに、モデルごとにおおよそ何が使用され生産されているか把握出来ています。また通常、全ての部品在庫ももございます。
ごくごく当たり前の消耗パーツですが、ブーツ径、ケース外径、シャフト径、が全てバラバラなのもキットカーならではですね。
ドナーになったドライブシャフトの違いによるだけの事なのですが、パーツリストも存在しないGINETTAならではの必要な知識と言えるかもしれませんね。過去にスモール、ラージ、ナローと種類別による部品の強弱やライフサイクルの差など、メリットもデメリットも感じたことはありませんのでご安心を。まあ、厳密の言えば強度的に十分なので、スモールが一番軽量で良いかも知れませんね。