from Factory

代車で活躍していましたMINIが、「どーしても!」というご要望で嫁いでいくことになりました。そんな訳で急遽、納車整備です。
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納車整備とは言いましても、代車で活躍していた車ですからいつも以上に入念な点検が必要になります。やはり嫁いでいくからには新天地で元気に活躍してもらいたいものです。
様々な人々に運転されると、どうしても一般的な磨耗とは異なる消耗をしてしまいがちで、車の持つクセや特徴を把握するまもなく一時的に運転されるのが「代車」ですから、どうしてもクラッチやミッションに負担が掛かりがちになるわけです。
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とまあ、前置きが長くなりましたが、運転していて別段異常を感じるほどではなかったのですが、エンジン降ろしてミッションとクラッチの点検の納車整備になりました。
余談ですが、エンジンクレーンの油圧シリンダーがお亡くなりになりました・・・。何年使ったんだろう・・。
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エンジンオイルとミッションンオイルとを同じくするMINI。走行距離は3万キロ強と少ないのですが、バックギヤに不安がありましたので、点検です。
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リバーギヤのスリーブが偏磨耗していました。バックギヤ抜けの原因はココにありました。
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こちらはクラッチディスク。問題ないレベルですが、やはり走行距離以上に磨耗しています。もちろんレリーズベアリング共々交換します。
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リヤブレーキのホイルシリンダーにうっすらオイルが滲んでいましたのでOHします。もちろん左右同時にOHです。足回りは好調、問題なしです。ラバーコーンも昨年交換しましたので良好です。
あとは、油脂類を交換して、クーラントを入れ替えして、ついでに清掃して、これで年内納車OKです。きっとお正月は初詣も楽しくなる事でしょう。
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今年の春のツーリングにはこのMINIで下見に出掛けました。
桜の木の下でMINIを走らせるのは気持ち良く、ドコにでも停められるMINIはツーリングのルート作りに最高のパートナーでした。
そういえばLOTUS乗りには普段MINIに乗っている方も多いですね。
新しいオーナーの元で幸せに過ごしてくれる事でしょう。
あと少し、気合を入れて。愛情こめて納車整備を完了させますね。