トランスミッション内部、WPC加工を施工したギアの写真です。最近はホビーレベルまで浸透してきましたので、すでにご存知の方も多いと思いますが、WPCとはレーシングカーなどに採用されてきた金属表面に施す強化処理のひとつで、エンジンやトランスミッション内部の高負荷に晒される部分に施工します。金属疲労に対する耐久性が増し、摺動性(表面の滑りやすさ)も向上するので、ギア、クランク、カムシャフト、ピストンなどに採用されています。サーキット派のオーナー様なら、LSDやクロスミッションの組込作業などで、ギアボックスを分解する機会もあると思いますが、そんな時は同時にこのWPC加工もいかがでしょうか。サーキット走行時は、丁寧なギアシフトだけに集中している訳にもいきません。どうしてもギアに負担がかかることが多くなると思いますが、WPCで処理しておけば安心です。