これはローバーエンジンを搭載したエリーゼのクラッチを動かしている、レリーズシリンダーというパーツです。ドライバーがクラッチペダルを踏むたびに、これが動いてクラッチを切ったりつないだりしています。
下からのぞくと、伸縮するロッドも見えます。ローバー系のエリーゼは、このシリンダーが劣化してくるとクラッチの切れが悪くなり、放置するとギアが入らなくなってしまいます。そのためどうしても定期的なオーバーホールが必要になり、ウィザムカーズファクトリーに車検整備などで入庫するエリーゼも、頻繁にOH作業を実施しています。
こちらはシフトリンケージの写真です。ここのブッシュも磨耗が進行しやすく、ギアが入りにくくなる原因のひとつです。どちらも数千円のパーツでリフレッシュ可能なのですが、エリーゼの走りを支える重要なポイントです。5万キロ、10万キロを走破したロータスがどんどん入庫してくるウィザムカーズでは、各モデルのウィークポイントをしっかり押えた整備を心がけています。中古車の品質も同様で、このような小さなポイントの累積で、走りの印象が大きく変わってしまいます。ロータスのリフレッシュをお考えの方、中古車のロータスをお探しの方、ぜひウィザムカーズにご相談下さい。