ELISE/EXIGE用バッテリーラック

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先日ウィザムカーズ・ファクトリーでは、エリーゼ・エキシージ用バッテリーラックを製作しました。エリーゼのバッテリー積載位置は、Mk1世代からMk2世代へのモデルチェンジの際にフロントセクションからリアのトランク内へと大きく変更されています。Mk1世代ではバッテリーはフロントアクセスパネルの中、車体のほぼ中心線上で、しかもシャシー床面のとても低い位置に搭載されていました。バッテリーのような重いパーツを搭載する場所としては実に理想的な位置であり、デザイナーの志の高さを象徴していると思います。ただし整備性は非常に悪く、バッテリーの点検もかなり大変な作業でしたので、Mk2世代からはリアトランクの中に変更されました。整備性は一気に向上し、カットオフスイッチも使用しやすくなりましたので、バッテリー上がりなどのトラブルも減少してきました。
Mk2世代のバッテリーはトランクの底にボルトで固定されているのですが、これが緩んでしまうとトランクの中をバッテリーが 転がってしまい、ボディカウルの破損など大きな損傷の原因となります。そこで今回は、バッテリーをより強固に固定するバッテリーラックを製作してみました。純正バッテリーのサイズなら、より安全にバッテリーを搭載できます。
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次の写真はオデッセイのドライセルバッテリーを固定するために製作したステーです。オデッセイ用のステーは、市販されているものでは強度不足のように思えたので、改良して確実に固定できるようにしてみました。端子の位置も使いやすい向きに変更できましたので、一石二鳥です。
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今日も溶接作業中です。今度は何ができあがるのでしょうか。ウィザムカーズはロータスを「もうちょっと乗りやすくする、もうちょっと使いやすくする」パーツを色々と製作しています。お困りのことがございましたら、何でもご相談下さい。