先日このブログで新人の内藤君がちらっとご紹介致しましたが、エランのリアサスのOHを実施しました。今回交換したのは、エラン特有のラバーカップリングという部品です。
エランのパーツリストはまだCADが無い時代のものですので、当然ながら手描きです。陰影の表現とか独特の味があっていいですね。 話がそれましたが、エランのドライブシャフトはラバーカップリングというゴム製の大きなドーナツのような形状の部品を経由して、エンジンのトルクがホイールに伝わる構造です。この部品は定期的に交換する必要があり、数少ないエランのウィークポイントといえます。
ラバーカップリングを機械式のジョイントに交換し、耐久性を向上させる方法も検討致しましたが、やはりエランの乗り味を維持していきたいというオーナー様の意向で、ラバーのまま交換することになりました。さらに今回はダンパーやアッパーマウント、サスアームのブッシュなど、エランの走りを支えてきた消耗部品たちも同時に交換しました。これで安心してエランのしなやかなドライブフィールを堪能できますね。