エランのディテール

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今ウィザムカーズ・ファクトリーのショールームには、ロータス・エランのSr2とSr3が並んで展示されています。エランは2シーターのモデルだけでもSr1から最終のスプリントまで、各世代によって細部のディテールが異なります。例えばこの2台ではサイドウィンドウの窓枠の有無やトランクリッドの切り方の違いが主な相違点です。
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しかしじっくり観察してみると、全体的なシルエットも微妙に違っているようです。例えばトランクを内包したリアのボディ形状も、Sr3(写真のブルーのエラン)は角ばった形状ですが、Sr2(レッドの車両)はトランク全体に丸みがあり、なだらかなカタチです。トランクリッドの変更は、恐らく排水性を向上させるためだったと思いますが、同時にボディ形状にまで改良を加えるところに、当時のロータスのこだわりを感じますね。