東京は今日も猛暑が続いておりますが、先週末は歴代ロータスの中でも格段の暑さを誇る340Rを納車させて頂きました。このクルマは最も軽量かつ高剛性なMk1世代のエリーゼを徹底的にブラッシュアップし、走行性能だけを追求し尽した特別なモデルです。インテリアに関しても軽量化は容赦なく実施されましたから、室内の熱気も相当なものです。ドアの開閉が省略され幌すら取り去ったスパルタン極まるボディは、中途半端な好奇心を寄せ付けない究極のスポーツカーであり、総生産台数わずか340台の伝説的存在です。オーナーは歴代のエリーゼを経験してきたロータスの達人ですが、340Rだけが持つ走りの純粋さと、専用開発の部品を多用した贅沢さは、最大の魅力となったようです。うだるような暑さを物ともせず走り去っていきました。まさに究極のロータスライフですね。