こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック高橋です!
今回のファクトリー便りはこんな所に注目してみました!(^^)
こちらはロータス 2-ELEVENです。まさにサーキット専用車両と呼ぶべきモデルなのですが、今回はこの2-ELEVENのフロント部分に装着されているスプリッターパネルという黒いパーツに注目してみました(^^♪
スプリッターパネルはこのように車体の最前部に取り付けられている空力パーツで、ロータスでは2-ELEVENのみに装着されています。そしてこのスプリッターパネルの素材は金属や樹脂ではなく、何と「木製」なのです!
現代の自動車に木製のパーツが採用されることはほとんどありませんが、実はレーシングカーのアンダーパネル等の空力パーツの一部に木製の物が用いられることは珍しいことではありません。(^^)車高の低いレーシングカーは、レース等でフロアを擦ることが度々あるので、軽さと強度とコストのバランスの良い木製が採用されたりします。フォーミュラカー最高峰のF1のアンダーパネルの一部にも木製が採用されているそうです(非常に特殊な木材だと思いますが)(^_^;)
弊社の竹内から聞いた話では過去にはシャシー全体を木で製作したメーカーもイギリスには存在したそうです、、、
ということで早速調べてみると、かつてイギリスに存在したデハビラント社という航空機メーカー在籍中に木製の爆撃機を設計したフランク・コスティンが立ち上げた、自身の名前を冠したコスティンネイサンというスポーツカーがそれです(^^♪
さらに、コスティンはマーコスでも木製シャシーに挑戦していたそうです。
ここまで書いて少し得意気になっていた私、高橋でしたが
「コスティンネイサンについて書くなら、コスティンがロータスエリートの開発にも関係している点もしっかり押さえとけよ。」と後ろから竹内に言われてしまいました。
英国車の世界は奥が深いなあと改めて感じた高橋なのでした(笑)