中古車ピックアップ情報です。今回は現在ウィザムカーズ・ファクトリーに展示中の、ケータハム・スーパーセブン・ヴォグゾール・レーシングです。その名の通り2リッターのヴォグゾール・エンジンを搭載した、ハイパフォーマンスモデルです。
1990年に新たなハイパフォーマンス・ユニットとしてケータハムが選択したこの2Lエンジンは、ツインカムヘッドをコスワースが設計するなど、惜しまれつつ生産が終了したBDRの後継に相応しい血統を持っています。ケータハムの手によりツイン・ウェーバー・キャブと組み合わされ、標準スペックでも175bhpを発揮しますが、今回のボグゾール・レーシングは、キャブレターが48DCOに交換され、最高出力は188bhpに達します。
エンジンの大型化に対応するため、シャシーも改良が加えられました。エンジン搭載位置は従来より50mm後方になり、前後の重量バランスが大きく改善されています。またコクピット付近では、フレームパイプの間にアルミハニカム材を使用したサイドインパクト・プロテクション構造が採用されています。さらにフロントサスペンションでは、アッパーアームが完全なウィッシュボーン型に変更され、ロアアームにも補強が入りました。 つまりロータスから引き継いだ従来のシリーズ3シャシーが、この時期から大きくアップデートされた訳です。
さらにこの車両は、ベルハウジングとオイルタンクを一体化させたドライサンプ・システムやクイックリリース式のステアリング、カーボン・ケブラー製のバケットシートなど装備も充実しています。通常は付属しない幌・ドア・ウィンドスクリーンも装備済みですから、ツーリング指向の方にもおススメできます。
近代化されたシャシーと大口径のキャブ、大排気量のエンジンが組み合わされたヴォグゾール・レーシング!新旧セブンの魅力が1台に凝縮されています(詳細はこちら)。ケータハムさいたま・ウィザムカーズファクトリーに展示中ですので、ぜひご来店下さい。お待ちしております。