中古車ピックアップ情報!今回もセブンのご紹介です。こちらは1981年式のシリーズ3、エンジンはロータスT/Cです。当初セブン・カーズとして発足したケータハムは、ごく初期だけはロータス時代の最後のセブンだったシリーズ4を生産しましたが、すぐにエンスージアストからの要望に応えるために、生産をシリーズ3に切り替えました。そしてエンジンはロータス社からツインカムユニットの供給を受け、現在まで続くケータハムの原型が完成しました。今回取り上げるセブンもその1台です。
これが1.6LロータスT/Cエンジンです。ウェーバーとの組み合わせによる官能的な吹け上がりは今さら説明するまでもないのですが、ロータス時代にはシリーズ3シャシーとツインカムエンジンの組合せは非常に珍しく、わずか13台だけがヘセルで生産されたと言われています。ファン待望の組合せを再現したケータハム製シリーズ3の人気、はメーカーとして創業したばかりのケータハムを順調に成長させる原動力となり、74年から83年まで生産が続けられるほどのヒットモデルとなりました。
この時代のセブンはいわゆる「ショートコクピット」呼ばれる、ベンチシートが特徴で、アルミ剥き出しのセンタートンネルなど最もシンプルな時代のセブンです。幌もドアも全て取り去り、スクリーンも小さなブルックランズのみという潔さは、否応なしにドライビングに集中させてくれます。スポーツカーを走らせるという行為が持つ、楽しさの源泉を感じさせてくれる究極のセブンです(詳細はこちら)。週末はウィザムカーズ・ファクトリーにぜひご来店下さい。セブンの魅力を徹底的に語りますよ!