こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック高橋です!
現在続々と納車整備が行われているファクトリーですが、今回はその納車整備の中で気になったものをご紹介させていただきます♪
今回は先日のブログでも少しだけご紹介させていただきました,こちらの「ローラーバレル スロットルボディ」についてです!現在納車整備中のKレーシングというモデルにはローラーバレル式の4連スロットルが標準装備されています。外見はゴールドアルマイトに輝くスロットルファンネルに目がいってしまいますが、実はこの中身の仕組みが一般的な方式と全く異なります。
こちらが一般的なバタフライスロットルで、少しアクセルを踏んだ状態です。ご覧のように真ん中のシャフトを中心にスロットルプレートが回転してスロットルが開いていくのですが、、、
このようにスロットルを全開にすると中心のシャフトが障害物となってしまうため、若干の抵抗が発生してしまいます。ローラーバレル式のスロットルは、この抵抗となってしまう部分を改善するために生み出されました。
こちらがスロットル全閉の状態です。
こちらがスロットルを半開にした状態です。ここまでは一般的なバタフライスロットルとさほど変わりはありません。
写真のようにスロットルを全開にすると、バレル内に抵抗となってしまうものは一切残りません。ローラーバレルはその名の通り、ローラーのような円筒形の筒をバレル内で回転させスロットルを開閉する仕組みとなっています。よってスロットル全開時に、エンジンに対してよりダイレクトに大量の空気を送り込むことが出来るのです!
レーシングカーでしか採用されないようなパーツを惜しみなくロードカーに採用してしまうのも、ケータハムのセブンに対するこだわりの一つといえますね♪