今回は車検整備時に足回りの点検を行っていたところ、スプリングの遊びを発見しました。
下の写真をご覧いただくと、スプリングシートとスプリング本体に隙間が出来てしまっているのがお分かりいただけると思います。
全長調整式のサスペンションのスプリングに遊びがあるのはおかしいと思い、確認してみたところスプリングが経年変化で縮んで(ヘタって)いることが分かりました。
取り外して新品と比べてみるとご覧のとおり10mm近く縮んでいます。
こうなってしまうと車高が下がってしまうばかりでなくダンパーも本来の性能を発揮できませんね。
というわけで、今回は新品への交換をさせて頂きました。スプリングシートの調整をすれば遊び自体は無くせますが、一度ヘタってしまったスプリングは、バネレートも下がってしまっているので新品と同じような挙動は期待できません。
今回施工させていただいたお客様からも、乗り心地がかなり良くなったと喜びの声をいただきました。
取り付けられてから時間が経ってしまっている方や乗り心地が変わってきてしまっていると感じている方は、点検整備の際などに確認可能ですのでぜひお声かけください。