ファクトリー便り No.77

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この写真はスーパーセブンのスカットルパネル(ウィンドスクリーンの下のアルミパネル)を取り外したところです。普段なかなか見ることができないので撮影してみました。この車両はキャブレター世代のセブンなので、スカットルの内部はかなりシンプルですね。現行のセブンではスカットル内部にイモビライザーのユニットやヒーターの吹き出し口が設置されるので、もっと複雑になっています。サイドブレーキがスカットル内部に存在するのも、この頃までのセブンの特徴です。
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スカットルパネルを取り外した理由は、ご覧のようにワイパーユニットを増設するためです。ロータス時代からの伝統で、少しでも軽量でシンプルな構造を理想とするセブンですから、ワイパーですらもオプションとなっており、エアロスクリーンのセブンにはワイパーが設置されていないことも珍しくないのですが、このように後から増設することもできます。
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ウィンドスクリーンとワイパーを設置すれば、ソフトトップやドアも使用できますから、これからの真冬のツーリングも快適に巡航できます。セブンの冬支度といったところでしょうか、この時期ならではの作業ですね。