ヒストリックGPなどで活躍中の1967 GINETTA G4へロールバーを新たに製作いたしました!
オーナー様は数々のヒストリック系のレースに参戦しながら改良を重ね、好みのG4を仕上げて参りました。
そして今年の最終戦として袖ケ浦フォレストレースウェイで開催されるサイドウェイ・トロフィーに標準を合わせ、60年代英国サーキットで活躍したG4を思い描けるようなワンオフ・ロールバーを製作しました。
まずは、全体のデザインを決め、設計通りの曲げ加工を施したSTKM曲げ材に仮溶接で車両との固定部を取り付けます。
寸法を合わせて曲げ材を結合していくのですが、溶接での歪みを考えながら、すこしづつ、なるべく熱の入らないように点付け溶接していきます。
作業台で仮組みして溶接、車体に固定してはまた溶接と、手際よく次々と仮溶接が施されていきます。
だいぶ形になってきた様子です。
ドライバーの身長に合わせ追加バーや補強の為のダイヤゴナルバーをセットしていきます。全体のフォルムが見えてきましたね。
因みに、ロールバーなどの溶接モノの製作者は篠原が担当です。
そして、車に取り付けては様子をチェックし、取り外しては溶接をする作業が淡々と続きます。完成図を頭に描きながら黙々と進めていきます。
こまかい調整は車体にロールバーを取り付けながら作業を行います。
もちろん、TIG溶接ですが、スパッタシートを使いボディーへのダメージが無いよう万全の状態で作業しています。
仮組状態の完成です。
安全面を考慮しつつ、ヒストリックレーサーの佇まいを大事にしたいコンセプトはキープした形状になりました!
ここから先は本溶接、そして塗装を施して完成に至ります。
ジャジャーンどうでしょう?
60年代のクラブマンレーサー風に完成です。
オーナー様(左)も仕上がりに大満足の模様。しばらくの間FACTORYで愛車をニンマリ眺めていました(^^♪
GINETTA G4オーナーの原田も、オーナー様に喜んでいただき、テンションMAXです。
もちろん、篠原にMy G4のロールバー製作を依頼したのは言うまでもありませんね(笑)
追伸 ポリッシュタイプのウォルプレスミラーをボディー同色に塗装し、更にクラシックが増しまし◎!
小技として個人的にメモを残しておこう(^^♪
サイドウェイ・トロフィーでの活躍を楽しみにしています!