今回は2月5日に富士スピードウェイで開催される、「K4-GP」に参戦予定のSEVEN160の、メンテナンスを開始しましたのでご紹介致します。
先日紹介した2-ELEVENと整備の共通点は多いですが、7時間の耐久レースですので、レース中に故障に繫がりそうな部分や、消耗してしまいそうなパーツはすべて点検し、交換していきます。
スプリントレースと、耐久レースの大きな違いといえば、ドライバー交代をすることと、レース中に給油を行うことでしょう。
画像の4点式シートベルトを引っ張り上げている紐は通称アメゴム、これを取り付けることにより、ドライバー交換の際、ベルトが体の下にもぐりこんでしまうのを防いでくれます。スムーズなドライバー交代のための工夫ですね。
この画像はステアリングのクイックリリース・ボスです。もちろんこれもドライバーの乗り降りのしやすさのための装備ですが、ハンドルの取付角度が一目でわかるような造りになっています。
こちらはフューエルラインに追加したクイックカプラーの画像です。燃費のデータが多ければ多いほど耐久レースでは有利になりますので、走行後には直ぐにここから燃料を抜き取って残量を計量し、燃費を計算します。
これらの小さな工夫の積み重ねが、スムーズなレース展開には欠かせないものとなります。昨年は初参戦でしたが、(レースの詳細はこちら)見事にクラス3位を獲得し、SEVEN160のポテンシャルの高さを証明することができました。満を持しての今年は、もちろん優勝を狙います。ぜひご期待下さい。