GINETTA G4レースシーズンのメンテナンス part3

少し時間が空いてしまいましたが、今回は前回に引き続き、クラッチの取付及びエンジン搭載を紹介致します。
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こちらが新品のクラッチ及び、フライホイールです。ボルト類も全てAPRの強化パーツに変更しました。
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こちらはクラッチ分解時に同時に点検するクラッチレリーズ機構です。
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分解してみましたが、エリーゼのクラッチと比較して部品点数がほんの少し多いですね。レリーズフォークや構成パーツにクラックや摩耗がないことを確認し、グリスアップ&組付けをしていきます。ベアリングは交換です。
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エンジンブロックやトランスミッションがフォード製のため、随所に「Ford」や「FoMoCo」の文字が目に入りますが、レリーズの摺動部にも、ちゃんと小さなロゴが刻印されていました。
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トランスミッションのインプットシャフトのスプライン部にもグリスアップを行い、早速エンジンを載せていきます。
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エキマニガスケットも新調し、補機類の取付と油脂類を充填したら、いよいよエンジンを始動します。
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左右のキャブレターの同調と、ミクスチャの調整を行い、クラッチの作動とオイルの漏れが無いか等入念にチェックしていきます。
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試乗を繰り返し、再びオイル漏れチェック及び、クラッチレリーズの微調整を実施して作業は終了です。。オイル漏れも止まり、サーキット走行の準備はこれで完了しました。4月に入るとツーリングやレースなどのイベントが増えるので、やっと春が来たという気持ちになります。花粉がつらい時期でもありますが、イベントに向けて準備は怠らないようにしないといけませんね。