今回はローバーエンジン世代のスーパーライトR500の納車整備を紹介させていただきます。

まずはプレーキ周りの点検を行い、油脂類を交換をします。エンジンオイルやブレーキフルードはもちろん、M/TオイルとD/Fオイル、LLCも交換します。この車両のローバーエンジンも、積まれてから15年になりますので、圧縮の測定やヘッドガスケットの抜けがないことなども点検していきます。幸いこちらの車両は全気筒の圧縮が17psiでそろっていましたので問題はありません。

ベルハウジングと一体化したオイルタンクの直前にディストリビューターが設置されていますので、上部の筒になっている部分を一緒に取り外して点検を行います。ディストリービューターキャップ、ローター、プラグコード、プラグなども点検し、異常がないか確認します。

ローバーエンジンでは点検が欠かせないタイミングベルトですが、もちろん新品に交換します。

同時にテンショナープーリーも交換していきます。


かなり傷んでいたセカンダリオイルポンプ用のベルトとオルタネーターベルトも新品に。

今回はお客様の要望でアラゴスタの2wayダンパーを取付しましたので、ホイールアライメントも計測・調整しました。

究極ともいえるハイパフォーマンス・モデルですから、各部の点検は徹底的に実施しました。非現実的なまでの加速をご堪能頂きたいと思います。