ELISE Mk1 バルクヘッド断熱材修理

あけましておめでとうございます。
下の写真は先日エンジンのOHをご紹介したエリーゼ Mk1のエンジンルームです。
RIMG0914_R
バルクヘッドに貼られた断熱材の一部(=四角く切り抜いた部分)が、エキゾーストの熱による影響で、小指で触れただけでカサカサに粉砕してしまうほどに劣化していました。断熱材はアルミシートとスポンジで作られていますから、製造から20年経つと思えば無理もありません。
今回は単に劣化した断熱材の張り替えではなく、より断熱効果が高まるように一工夫します。まずはバルクヘッドに新たな遮熱板を固定するためのアルミステー(=85と書いてある板)を特殊な接着剤で取り付けます。
RIMG0916_R
アルミ製の遮熱プレートをバルクヘッドの形状に合わせて曲げ、先ほどのステーにボルトで固定します。
RIMG0915_R
ELISE Mk1の遮熱板は2-3種類の形状が存在するのですが、主にバルクヘッド側にしか付いていません。
そこで今回はエキゾースト側にも遮熱プレートを取り付けました。エンジンを載せた後で、バルクヘッドの温度を調べて完了です。これでまた安心してお乗り頂けますね。