今回はCSR350のフューエルラインのホース交換を行いました。
こちらはフューエルタンク側の画像です。シリーズ6シャシーを持つCSRはリアの足回りが複雑なため、トランク側からアクセスしないと作業が非常に困難です。まずはトランクルームのカーペットとハニカム構造のボードを取り外していきます。
カバーを取り外すとこのようにデフ周辺が丸見えになります。
ホースを確認してみると劣化による細かなひび割れがあることがわかります。ホースの口の部分もかなり劣化が進行していますね。幸いまだ燃料漏れには至っていませんでした。今回交換したことで、また安心してお乗りいただけます。
交換したホースがカバーに接触しないことを確認しつつ取付けをして作業完了です。最後にエンジンルーム側です。
エンジンルームに使用されているフューエルホースはとても短いです。
ですが、こちらも取り外してみると長い亀裂が確認出来ました。ホースには2010年の刻印があります。ゴム類は8年も経てばやはり劣化は避けられません。
こちらも新品に交換して完了です。フューエルホースからの燃料漏れは車両火災にもつながる可能性があります。保管状態・環境によって劣化の進み具合は変わってきますので、まだそんなに時間が経過していない車両でも定期的な点検を行ってください。必要ならば早めに交換することをお勧めいたします。