CATERHAM VAUXHALL RACING メンテナンス

今回はCaterham Vauxhall Racingの各部メンテナンスのご依頼です。


以前お乗りだったSEVENと比べると、クラッチ操作に踏力を必要とするようで、クラッチの重さを軽減して欲しいというご相談をいただきました。

Vauxhall Racingは油圧クラッチですから、マスターシリンダーを1サイズ小さいものに交換(0,700から0,625へ)いたしました。

ペダルのストロークには余裕があるため、マスター交換後はかなりクラッチペダルが軽く踏み込めるようになりました。特にストップ&ゴーの多い街乗りでは足への負担が軽減されると思います。

次にエンジンの調整。アクセルを踏むたびにマフラーから黒鉛を吹いてしまうそうです。

まずは各気筒の圧縮を計測してみましたが、問題は見られなかったため、キャブレターの調整に入ります。症状を確認するために、まず試走をしてみたところ、全域でツキがはっきりしないような印象でした。

そこで薄くなるようにアイドルジェットを交換してみると、黒鉛も納まり、加速のハリも全域に現れてきました。

フライホイールを軽くしてあげるとさらに軽快に吹き上がり、より楽しいマシンになることでしょう。

ECUですと簡単にはマップの変更は出来ませんが、キャブレターは構造をきっちり理解し、フィーリングを覚えていくことで、自分に合ったセッティングが出来るようになり、車趣味の幅が大きく広がります。ダイレクトなレスポンスや豪快や吸気音だけでなく、これもキャブレター車の醍醐味の一つです。

ちょっとでもキャブ車に興味がある方は、足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?購入後は弊社でしっかりアフターサポートをさせていただきますので、まずはスタッフにご相談ください。