ウィザムカーズ新井です。
登場から約7年目を迎える第三世代EXIGE。2GRの許容と言われていた350PSを大きく上回り進歩を遂げた『SPORT380』ですが、さらなる高みへと発展させたのが『SPORT410』です。
『SPORT350』のバージョンアップが『SPORT380』だとすると、モータースポーツにフォーカスした『CUP430』をもとに、公道・日常使用における完璧なバランスに仕立て直したのが『SPORT410』です。
標準装着タイヤはミシュランパイロットスポーツカップ2!
様々な刷新が行われた本モデルですが、乗り始めてすぐに感じたのは従来に比べて向上した乗り心地と圧倒的なロードホールディングの良さです。これには様々な要因があるのでしょうが、恐らくロータスが『CUP』由来のナイトロン製ダンパーをストリート用にセッティングし直したものを使っている点が大きいと思います。低速域でもまるで路面をつかんでいるかのような感覚。クルマそのものの引き上げられたパワー感はもちろんあるのですが、なによりも乗り味の違いを一番に感じました。従来モデルにはない感覚というのでしょうか。
リア/フロントのナイトロン製の3ウェイアジャスタブルダンパーとアイバッハ製の調整可能アンチロールバーが標準装備。わかりやすく言うと、CUP380では標準、SPORT380ではトラックパック(¥654,500-)と呼ばれるオプション設定だったものをさらにグレードアップさせたものが『SPORT410』には標準装備されています。これだけで、もはや別物と言っていいでしょう。
誤解を恐れずに言うと『エリーゼ』のような感覚に近い、、、不思議ですが以前のモデルより明らかに速いのですが、『明らかに軽く』乗りやすい。そんな感覚です。また、パワーが上がっているにも関わらず、アクセルレスポンスが良くなっているので低速域でも充分に扱いやすいマシンに仕上がっています
ロータスが究極のロード版エキシージと謳い、スペック的にも恐らく本モデルで締めくくられると言われています。第一線の高い性能と持ち味を備えたスポーツモデルながら、(マニュアルトランスミッションも介して)公道でも思い切り楽しめるクルマなんて、、、本当にこれが最後かもしれませんね。