10月末に開催した弊社ツーリングでサポートカーとして大活躍だったエスコート・エステートですが遂に以前より企画していた大作業に踏み切る事に致しました。
2023年1月にヘッドガスケット抜けを機にモディファイ構想を抱き続けていましたが、遂に作業に取り掛かる事に致しました。構想と下準備で約1年掛かってしまった感じですね。
今回は限られた予算の中から手持ちのパーツを有効活用しエンジン製作を致しました。
スペック的には以前にもご紹介した
・ブロックは711M BAブロックを使用
・ピストンは +0.090″のオーバーサイズ
・カムシャフトはKENT CAMの234カム
・ヘッドは予算的に今回見送り。バルブサイズはFORDのGTスペック
となります。
234カムは箱車でエステートだと下のトルクが心配ですが、せっかくならカムシャフトを交換したい欲に勝てませんでした(笑)
それとヘッドはノーマルのままなので、必要に応じてバルブスプリングの強化や、ロッカーアームの強化等も考えたいと思います。
そして、キャブレターは何を装着するかは最後まで迷いましたが、慣れ親しんだWeber Twin DCOEをチョイス。
ただ、動く事を確認した後に、他のキャブレターに変更も視野に入れています。このエステートはスポーツ路線では無く、気楽に乗れる仕様にしていきたいので、シングルキャブも良いなと。
キャブレター世代の車はエンジン脱着が楽なのが良いですね。
せっかくエンジンを降ろすので、溜まっていた汚れも落としていきます。特にベルハウジングの中は恐ろしい状態でした(笑)
今回フライホイールは交換せずにノーマルのままトルクを稼ぐ作戦でしたが、表面が荒れてしまっていたので、研磨してもらう事に。同時に軽量化も考えましたが、今回は行いませんでした。せっかくなのでクラッチ関係も交換致します。
今年装着したクーラー関係は一度取り外して、Ver,2を検討する事にしました。
そして、完成図です。
まだまだ、これから仕上げていく作業がありますが、まずはこの状態で走って色々と改善点を見つけていこうと思います。
慣らし運転が終わる頃には、カムに乗った軽快なエンジンフィーリングを楽しむ事が出来ると信じ、日々 セットアップしていきます。
お楽しみに♪