納車整備進行中 CATERHAM BDR1700

先日ご納車をさせていただいたCATERHAM BDR1700ですが、ブログでのご案内が納車風景が先となってしまいましたが、納車整備のひとコマをご案内させていただきます。

以前ご案内していたエンジン下部からのオイル漏れを軽減させる為に、ガスケット交換を実施致します。

一般的にはエンジンオイルが溜まるオイルパンの脱着作業となりますが、このBDRの場合、ドライサンプシステムを採用しているので一般的なオイルを溜めておくオイルパンは無く、オイルは専用のタンクに流れるようになっています。ドライサンプの場合はエンジンの最下部はサンプパンと言うパーツが取り付けられています。今回はそのサンプパンとエンジンの間からオイルが滲んでいた為、サンプパンを一度取り外し、ガスケットを新しく交換致します。

ドライサンプシステムはオイルの循環としては安定している為、サーキット走行等には向いていますが、その分システムが複雑化する為、オイルの漏れる個所も増えてしまいます。個人的にはドライサンプシステムと言う響きだけでもレーシングカーパーツと言うイメージで心が高ぶってしまいます(笑)

年式的に完全にオイル漏れを防ぐことは難しいですが、今回の作業で大分漏れは少なくなってくれるはずです。
新たなオーナー様にもCOTHWORTHエンジンの魅力を存分に楽しんでいただきたいものです♪

納車整備進行中 CATERHAM SUPER LIGHT Rレースケージ取付


先日納車整備でご案内したCATERHAM SUPER LIGHT Rのレースケージ取付作業がスタート致しました。

CATERHAMからは現在数種類のケージがラインナップされていますが、その中でも一番安全性が高くFIA基準適合しているのがこのレースケージとなります。

CATERHAMが専用で用意しているケージとはいえ、そのまま取付できる物ではなく、フレームの年式などによりマッチングが異なります。今回の車両年式的にフレーム側のボスが少ない為、ケージの能力を100%引き出すためには、ケージとボディーに合わせた固定ボスをフレーム側に追加する必要があります。
まずはサイドパネルを外すためにリベットを外し、サイドフレームをむき出しにします。ケージのマウントポイントと合致するようにフレーム側に固定用のボスと補強プレートをワンオフ制作して溶接で取付を行います。
文章で書くと簡単ですが、車両とケージを完全に合わさるように取り付けるのはシビアな作業が必要となります。
この補強プレート等はサイドパネルの内部に隠れるよう制作しているので、取付後は見えないパーツとなりますが、安全の為のロールケージを100%の状態で固定するには必要な縁の下の力持ち的な重要パーツとなります。

まだまだ、完全取り付けにはお時間をいただきますが、1つの山場を越えましたので、引き続き楽しみにお待ちください。

 

CATERHAM SUPER LIGHT-R&BDR1700納車整備スタート

先日ご成約いただきましたCATERHAM SUPER LIGHT Rと1700BDRの納車整備がスタート致しました。

SUPER LIGHT Rはまず油脂類の全交換から実施致します。ノーマル約120psのROVER Kシリーズエンジンを190psまで引き上げているVHPDエンジンは最新のエンジンでは味わう事の出来ない刺激的な高回転型エンジンになります。
新オーナー様はサーキット走行を視野に入れて、あえて最新のモデルではなく、ROVERエンジン世代をチョイス。
納車までにレースケージを装着予定です。取付の模様は追ってご案内致します。

こちらは1700BDRの納車整備です。
まずはフューエル関係のホースを交換です。元々弊社にてメンテナンスを実施してきた車両なので前回の交換履歴が分かっていますが、フューエル関係は安全の為交換をしておきます。

これからエンジンオイル漏れ対策の為、エンジンロワ側ガスケットを交換予定です。

 

どちらの車両も整備完了までもう少しお時間をいただきますが、楽しみにお待ちください。

SEVEN480R 納車整備スタート


約3年お待ちいただいたCATERHAM SEVEN480Rが遂に入荷し、昨日オーナー様と入念に納車前の整備内容を打ち合わせし、本日から整備を早速スタート致しました。

今回入荷分のSEVEN480からエキゾーストのデザインが変更され、テールエンドにサイレンサーが付け加えられました。従来のSEVEN480のエキゾーストサウンドと比べ音量を抑えることが出来そうなデザインとなっています。モデル末期にも関わらず細かいディテールが変更されているのに感心です。

納車前のメニューとしてクイックリリースステアリングシャフトとカットオフスイッチの取付をディーラーオプションとして施工いたします。
実はこの車両はCATERHAM車両としては珍しい左ハンドルにて制作してもらった1台となります。エンジンルームの左側には様々なパーツがひしめき合って取り付けられている為、クイックリリースシャフトの交換も右ハンドルの様にはいかなそうです(^^;
4点レーシングハーネスもセット致します。

長い間お待ちいただきありがとうございます、納車までもう少しとなりますので、楽しみにお待ちください。

 

ELISE MK1 SPORT190納車整備 完成間近!


先日もご案内したMK1 ELISE SPORT190の納車整備が大詰めを迎えています。

前回ご紹介したブレーキ関係のパーツも一新され、次のオーナー様に気持ちよくスタートを切っていただける状態となりました。新品のローターとパッドとなりますので、当たりがつくまでの慣らし運転と人間の慣らしを兼ねてお願いします(^^♪  そして、タイヤもリフレッシュさせていただきました。
今回チョイスしたタイヤはADVAN NEOVA09です。
ソリッドな乗り味のMK1 ELISEかつハイパワーな190にはピッタリなハイグリップタイヤとなります。   一般整備とは異なりますが、SPORT190はレースパーツのAフレームと言うボディー補強パーツが装備されている為、3点式のシートベルトの固定が難しく簡易的に装着されている車両が見受けられます。今回は安全面を考慮し、より強固に装着出来るようステーを新規制作しAフレームに溶接して固定。これで巻取り式のシートベルトを安全にご利用いただく事ができます。

完成まであと一息、楽しみにお待ちください♪

ELISE MK1 SPORT190納車整備スタート


先日ご購入いただいたELISE SPORT190の納車整備がスタートとなりました。
サーキット走行前提にLOTUS MOTOR SPORTにより作られたSPORT190ですが、ここまでノーマルのまま乗られてきた車両は珍しく、今では非常に貴重な1台となります。
今回は引き続き公道で楽しくSPORT190を楽しんでいただけるように、リフレッシュをメインにしたメニューを実施致します。


サスペンションはKONI SPORTSのハイトアジャスタブル式サスペンション、サイレンサーはJANSPORTSのスポーツエキゾーストと今となっては珍しいSPORT190の純正品となります。
サスペンション関係は長年の使用で汚れが溜まっている為、綺麗に清掃を行います。

1つ1つのパーツをブラッシングして綺麗にしていきます。
KONIサスペンションもやっとイエローと識別できるようになりましたね♪


今回ブレーキローターとパッドも全交換致します。
足回りを中心にブラッシュアップして参ります。


ハイドロエンジンマウントも交換 致しました。
劣化が進んでマウントのゴム部分が裂けて内部のグリスが飛び出てしまっている車両もたまに見かけますが、早め目に交換をしておきます。

足回りのリフレッシュ後に、新オーナー様のご希望でタイヤを交換する予定となっています。
納車まで、もう少しお時間をいただく事かと思いますが、楽しみにお待ちください♪

EMIRA2.0納車整備ラッシュ!


LOTUS EMIRA2.0が遂に入荷し、納車に向けての整備を急ピッチで進めています!
EMIRA2.0はAMG製4気筒ターボエンジンと8速DCTが組み合わされたモデルになり、既にオーダーをいただいている方以外でも、気になっている方も多い事でしょう。
いやー我々も首を長くして待ちました(^^♪

エンジンルームは一面カバーで覆われている為、エンジンを直接見ることは出来ませんが、カバーを外すとAMG製のエンジンを見ることが出来ます。
LOTUSは皆さまご存じのように早い段階からエンジンは自社で生産せずに他社から供給を受け、その分シャシーに力を入れる事で素晴らしい歴史に残る名車を造ってきました。
そして、EMIRA2.0は4気筒エンジン最強と言われているAMG製エンジン(M139)を搭載したことで、ハンドリングのLOTUSシャシーにエンジンのAMGが組み合わさった最強のモデルとなりました。

アルミパーツ1個1個を見ても、現代の技術で強度と軽量化を兼ねそろえた造りが見てとれます。

弊社デモカーの入庫が待ち遠しいです。

AUSTIN MINI Cooper S、SEVEN 270R 納車整備スタート


先日ご購入いただきましたAUSTIN Cooper 1275Sの納車整備がスタート致しました。
数あるMINI Cooperシリーズでも絶大的な人気と存在感を誇るモデルが、Mk1 Cooper Sです。
弊社コンプリートメンテナンスを実施し、油脂類の交換から始まり、隅々まで点検・メンテナンスを実施し、お届けしたいと考えています。

また、今回の車両はすでにラバーコーン仕様にエクスチェンジされていますが、オーナー様のご要望により新たなラバーコーンに交換する事となりました。
今からインプレッションが楽しみです。


こちらは、SEVEN270Rの納車整備風景となります。
Ford Sigmaエンジンモデルでは、年式的に新しい世代になりますが、それでも既に新車から5年以上経過しています。SEVENの場合は 押さえておきたいポイントがいくつかございますので、しっかり点検・対策を実施ししていきます。

そして、こちらの車両は新オーナー様のご希望により、NEWタイヤに交換してご納車となります。SEVENは軽量な車体や絶対的な走行距離の少なさからタイヤ交換サイクルが長くなりがちです。フレッシュなタイヤに交換してSEVENライフをスタートする事で、本来のSEVENの走りを体感していただけるかと思います。

まだもう少し整備に時間をいただきますが、納車まで楽しみにお待ちください♪

納車整備風景 EXIGE MK1


EXIGE MK1のUSED CAR納車整備がスタートです。

EXIGE MK1は既に生産から20年以上経ちましたが、今回の車両はボディーや内装等、大変良いコンディションをキープしています。
とは言え、20年選手となりますので各部機関をリフレッシュして、内外共に最高のコンディションに仕上げてお届けしたいと思います。


エンジン関係は安心の為にタイミングベルト及びドライブベルトを交換致します。EXIGE MK1や340R等VHPDエンジンは4連スロットルのスポーツインジェクションとなり、大型のインダクションボックスが採用されています。今回は純正形状のエアクリーナーも新品交換致します。これで、ハイレスポンスで豪快な吸気音を安心してお楽しみいただけるかと思います。
勿論、油脂類は全交換を致します。


足回りはハブベアリングの回転が少し渋くなっていた為、交換致します。
その他にもブレーキマスターシリンダーのオーバーホールやクラッチマスター及びレリーズシリンダーのオーバーホール等も実施。

現存しているEXIGE MK1も少なくなり、ノーマルコンディションの車両は更に希少になっています。
少しでも新車時のフィーリングを感じていただける為に、引き続き整備を実施して参りますので、納車を楽しみにお待ちください。

 

本日のFACTORY風景


GWまであと2週間となりました。
この時期は一般の車検整備に加えて、冬眠していた車たちのシーズン前点検やGW前の納車点検などでFACTORYは大忙しとなっています。
本当にありがとう御座います。


こちらのCATERHAM BDRは新潟県のオーナー様車両です。
SIGMA1600からのお乗り替えでしたが、BDRを楽しんでいただけているようで、嬉しい限りです♪
引き続き楽しんでいただけるよう、しっかり整備を実施致しますので、今しばしお待ちください。

 


こちらのSEVEN250の小林可夢偉リミテッドモデルも車検整備でのお預かりです。
新車からコツコツと車を仕上げていき今ではかなりパフォーマンスUPした1台となります。
いつ見てもシングルシーターのこのモデルは潔くてカッコいいですね♪

こちらは4連スロットルを装着したROVER Kシリーズです。
こちらも車検でのお預かりとなります。
ELISEも所有されているオーナー様ですが、SEVENもELISEとは違った楽しさが詰まっているので大変気に入っていただけているようで、我々も嬉しいです♪

今後もストレスなくSEVENを楽しんでいただけるよう、タイミングベルトやウォーターポンプの交換、カットオフスイッチ取付、ドライセルバッテリーへ交換等を実施致します。

皆様、完成を今しばしお待ちください!!