納車整備風景 GINETTA G4

GINETTA G4の納車に向けて整備を実施しています。

GINETTAは納車整備での点検項目も多く、お時間をいただいてしまっていますが、もう少しですので楽しみにお待ちください。

今回ご紹介するのはラジエターの整備風景になります。

この車両はDare世代のG4でG4としては後期のモデルとなりますが、それでも既に製造から20年以上経過している為、色々と整備や改善が必要となります。

 

ご覧の様に経年からラジエターコアとサイドタンクとの溶接個所からLLCが漏れている事を確認しました。

既にアルミ製ラジエターで修理できる範囲が限られてしまい、今回の漏れ箇所から考えて、新たに作り直すことにしました。

 

新たなラジエターはこちらになります。
電動ファンブラケットは元々装着されていたものを再利用しました。

これで、安心して乗っていただく事が出来るかと思います。
他にも、サイレンサーのワンオフ製作等を行いますので、また改めてレポートさせて頂きます。

 

 

 

 

 

Mini Pick Up 【KAD TwinCam】納車整備 その2

引き続きMini Pick Up【KAD TwinCam】の整備風景です。

前回ブログで紹介したところご質問等のお問合せを多くいただき嬉しい限りです。
個人的にこの種の特別なモデルは大好きで、弊社ラインナップとしては変わり種となりますが、引き続きご紹介させていただきます。

この車両は見るからに特別な雰囲気が漂う1台となっています。


まずPick Upボディーに、Mini系最強と言われているKAD Twin Camを搭載している車両は非常に珍しい組み合わせになります。
ボディー補強にも抜かりはなく室内、荷室にケージが取り付けられています。
組み合わせるミッションは4速ドグミッション、LSDも装着済み、ブレーキも4PODキャリパーで強化されています。
現在はサーキット志向のスペックで作り上げられています。

それ以外にもハイパワー化に堪える為のモディファイが随所に盛り込まれています。
今後オーナー様の好みにより仕様変更を加えながら楽しんでもらいたいと考えています。
サルーン、VAN、ライレーエルフと乗ってきた原田的にも興味深々なモデルになる為、納車整備記録その3もご期待ください(笑)

 

Mini Pick Up 【KAD TwinCam】納車整備スタート


本日ミニ・ピックアップの納車整備をスタート致します。
ミニ系のモデルでピックアップモデルは珍しく、ご存じで無い方も多いかと思いますが、所謂トラック形状のモデルがピックアップとなります。


新オーナー様はこのピックアップに自転車を積んだり、キャンプ道具を載せて山里に行ったりと、ドライブ以外のプラスアルファの遊びも楽しまれる予定との事です。

そして、この車両が通常のピックアップではない所以がボンネットから伺うことが出来ます。
通常のボンネット形状とは大きく異なり、パワーバルジが設けられています。そのボンネットを外すと、、、


そうです、これも非常に珍しい、KAD Twin Camエンジンが搭載されています。一般的なOHVとは大きく違い、Twin CamヘッドとツインWeberが目を引きます。いかにも速そうです。
バイクの様なハイレスポンスのエンジンは一度味わうと忘れる事が出来なくなりそうです。
個人的にも20歳頃に憧れたエンジンと言う事も有りテンション高めとなっています(笑)

現在整備も佳境に入り、タイミングベルト、ウォーターポンプ等の交換が終了しました。楽しみに納車をお待ちください。

EXIGE-S V6 納車整備

間もなく納車となるEXIGE-Sの納車整備。年数が経過していることから念のためにオルタネーターベルトの交換を行いました。

オルタネーター・ウォーターポンプ・エアコンコンプレッサー・スーパーチャージャーを1本の長いベルトで駆動しています。ELISEのベルトに比べると交換にはなかなかの時間を要します。

取り外して点検してみると、小さな亀裂が入っている箇所がありました。普段は目に触れない忘れがちな部分ですが、大きなトラブルにつながる前に定期的な交換をしたいパーツですね。

これで点検・整備は全て完了し、納車の準備は万端です。今年の春のツーリングシーズンをEXIGEで存分にお楽しみください。

SuperSeven1600 納車整備

SuperSeven1600が入荷し、早速納車整備がスタートしております。

レーシンググリーンのボディにバーチホワイトのレザーのコンビネーションはコンフィギュレータの画像から想像していたよりも雰囲気ある佇まいです。ゴールド/ダイヤモンドカットの8スポークホイールも実にマッチしていますね。

ご注文いただいている分のSuperSeven1600はこのあと続々入荷予定です。楽しみにお待ちください。

CATERHAM 1.8K Super Sport納車整備

SEVEN Super Sportの納車整備がまもなく完了し、今週末に納車予定です。

各部の状態が良く、しっかりメンテナンスをしながら大切にされてきたことが伺える1台です。次のオーナーにもSEVEN本来の楽しさを感じていただけるように、しっかり納車整備を行いました。

エンジンはLOTUS ELISE等にも搭載されたRover 18K。この世代のSEVENはエンジン自体が軽量で、より軽快な走りが楽しめます。さらにワイヤースロットルのレスポンスの良さも魅力ですね。この車両は4連スロットルでモディファイされています。

点検を進めていたところ、ヒーターコアから冷却水のニジミが見つかりました。振動や経年での腐食によるヒーターコアの水漏れは古い車両では珍しくありません。

大きな水漏れではなかったのですが、気持ちよくお乗りいただくためにも新たにヒーターコアを製作し交換しました。

これで寒い時期や山の上でも安心してヒーターをお使いいただく事が出来ます。

今週末は天気もよく、最高のセブン日和になりそうですね。楽しみにお待ちください。

GINETTA G12 納車整備

年末にご成約いただいたGinetta G12の納車整備を進めています。

LOTUS Twin-Cam本来の気持ちよさを体感していただけるように、キャブレターはオーバーホール。作業のメニューは以下の通りです。

・WEBER DCOE キャブレター分解清掃
・ペーパーガスケット・Oリング
・ニードルバルブ交換
・リターンスプリング交換
・ベークライトインシュレーター交換
・フューエルフィルター交換
・フューエルホース交換・取り回し変更


車体から取り外したWEBER 40DCOE。

分解してボディ・ジェット類を一つ一つ念入りに清掃し、Oリング・ガスケットを交換して組み上げて行きます。

インテークマニホールドとポートの汚れも一気筒ずつ丁寧に清掃しました。


フューエルホースもフィルターも傷みはないようでしたが、前回の交換時期が不明なため年のために新品に交換。その際に長過ぎたフューエルホースの長さを変更し、取り回しも見直しています。
次回はエンジンを始動して試走をしながら調整して行きます。

 

 

Morgan Newジェネレーション2台 納車整備風景

モーガン新生代プラットフォームモデルのPLUS SIXPLUS FOURの納車整備が始まりました。
ワイドなフォルムは迫力があります!
ただ、幅は1756㎜、全長は3890㎜と言う数字だけを見るとELISEとほぼ同じサイジングとなっています。
340馬力と言うパワーを考えると決して大きく、どっしりとした車ではないのが分かっていただけるかと思います。
そして車重が1075㎏。。。。
刺激的な事間違いなしですね♪
こちらがPLUS FOURになります。
フルオーダーメイドで製作した1台となり、ボディーカラーやインテリアカラーなど拘った仕様となっています。この仕様の実車を初めて見た時には衝撃が走るカッコ良さでした。早くオーナー様にお届けして喜んでいただきたいです♪

PLUS FOURの全幅はわずか1650㎜!車重は1009㎏!
マツダのROADSTERよりはるかに小さく、車重は同等、そしてパワーは258㎰!スペックだけ見てもワクワクしてしまいます(^^♪
このサイジングは道幅の狭い都心部での使い勝手は勿論、日本のワインディングにもピッタリなサイズになりますね。

クラシックな佇まいですが、シャシーやエンジンは最新のスペックになるので走りの楽しさは間違いありません!
興味はアリ!と言う方はお気軽に弊社スタッフまでお問合せ下さい。(原田)

LOTUS ELISE 111R 納車整備・ACパイプ交換

今月納車予定のLOTUS ELISE 111Rのコンプリートメンテナンスが進行中です。

点検中にエアコンの効きが弱くなっていることがわかり、原因を探ったところエアコンの低圧側パイプからガス漏れを発見。

まだガス漏れは極少量であるものの一気に進行することも考えられるため、パイプ交換します。念のため、問題のない高圧側のパイプも同時に交換を実施しました。

ELISE/EXIGEのガス漏れはパイプのピンホールが原因であるケースが半数以上です。パイプが低温になり表面が結露することで、徐々にパイプを腐食させてピンホールにつながるようです。

アルミ製のパイプは車体後部から前部までサイドシル内を配管されています。何か所も曲がった形状のため、そのまま抜くことが出来ません。パイプを切断しながら慎重に抜き取っていきます。

矢印の箇所がピンホール

車体から抜き出した低圧側/高圧側パイプと交換用のホース。製造時にはアルミパイプが組付けられていますが、完成車には複雑に曲げられたパイプをサイドシル内に通すことは出来ません。そこで交換用としてLOTUSから供給されるものはゴム製となっています。

内装を外した室内側からホースを挿入していきます。

ホースの接続箇所はOリングを交換。ネジ山が錆で固着している車両も見受けられますが、本車両は良い状態でした。ガスを充填し、吹き出し口・エバポレーターの温度を測定して作業は完了。

「Toyotaエンジン世代はエアコンが良く効く」というのが、新しいオーナーがこのELISEを選んだ理由の一つだそうです。納車は梅雨明けのころかと思いますが、これで真夏のドライブも安心してお楽しみいただけますね。

FACTORYは納車整備ラッシュです

FACTORYには沢山の新車のLOTUSが入庫してきました。その他にもLOTUSやCATEHAM、NORTONのUsed Carのご成約車もあり、リフトの上では毎日納車整備作業が行われています。

こちらはELISE CLASSIC HERITAGE EDITION。「ESSEX BLUE」と名付けられたメタリックブルーのボディにレッドとクロームのストライプはLOTUS Type 81をイメージしたものです。

点検・整備が完了し、現在はドライブレコーダー・HID等のオプションの取り付け作業が行われています。

 

EXIGE生誕20周年を記念して発売されたEXIGE SPORT410 20th Anniversary。

ボディ同色で塗装したカーボンハードトップやフロントアクセスパネルが仕上がり、無事に組付けが完了。オーナーのこだわりが目いっぱい詰まった1台になりました。あとはボディを磨き上げ、コーティングで完了となります。

 

こちらのNORTON COMMANDO 961 SPORT MkIIは最後の仕上げです。細部のデザイン処理や作り込みに加え、荒々しいエンジンフィールは現代のバイクではなかなか味わえないものだと思います。

全ての作業は順調に進行しておりますので、最高のツーリングシーズンスタートに合わせての納車が出来そうです。楽しみにお待ちください。