Light is Right ロータスがクルマ作りのうえで長年こだわり続けてきた考え方です。
「直線で速いクルマを作りたいならパワーを上げればいい。だが、どこでも速いクルマを作りたいなら軽くすればいい」 創業者コーリン・チャップマンのこの有名な言葉は、ロータスのすべてのモデルに息づいています。
また、ロードカーにおいては軽さを徹底的に追求することで生まれるのは速さだけではなく、純粋に運転する楽しさにも繋がっています。その走りの原点を感じられるのが前世代モデルの魅力だといえます。
今回は、その中でも特別な2台をご紹介いたします。
2022年 LOTUS ELISE SPORT 240
2021年、生誕25周年にして最終モデルとなったのが LOTUS ELISE SPORT 240 FINAL EDITION。
エリーゼの歴史を締めくくる最後の章にふさわしい存在であり、優れたパフォーマンスはもちろん、その希少性から今後さらに価値が高まっていくであろう特別な一台です。
TFTデジタルダッシュや専用インテリア、軽量鍛造ホイールなど、ファイナルエディションならではの装備を搭載。最高出力は243psを誇り、0-100km/hは実に4.5秒という速さで到達してしまいます。
新車販売時は各ディーラーごとに割り当て台数が決められ、基本的には抽選販売でしか手に入らないモデルでした。そのため、大半が顧客オーダー車両となり、定番的な組み合わせを除き、ファイナルエディションは細かいながらも一台ずつ個性が異なります。
今回入庫した車両は、メタリックホワイトのボディにコストオプションのブラック10スポーク鍛造ホイールを組み合わせた一見シンプルな仕様です。
しかし、多くの車両がブラックパック付きである中、こちらは希少なブラックパックレス。ブラックパックはマット仕上げゆえに経年や保管状態によっては色褪せやスクラッチが目立ちやすいのに対し、ブラックパックレスはボディカラーで統一されているため、その心配が少なく、クリーンで洗練された雰囲気を長く楽しめます。ホワイトにブラックパックレスは意外にありそうでない組み合わせです。
走行距離はわずか9,000km、さらにエクステリア全面にプロテクションフィルム施工済み。極上コンディションの一台です。
エリーゼを締めくくるファイナルエディション。その中でもここまで状態と仕様のバランスが整っている車両は、まさに一期一会の存在といえますね。

– 2022y LOTUS ELISE SPORT 240 Final Edition-
2001年 ELISE 190 SPORT
ロータスがサーキット走行専用に開発したのが、このELISE 190 SPORTです。
総生産台数わずか55台といわれる超希少車で、本国では完全なコンペティションモデルの位置づけです。
こちらの車両は走行距離約49,000mile、ほぼオリジナルの状態を維持している非常に貴重な個体です。
このELISE 190 SPORTの最大の特徴は、ローバースポーツと共同開発されたVHPDエンジンを搭載していることです。シリンダーヘッドやバルブ、ピストン、クランクシャフト、フライホイールに至るまで改良が施され、8,000rpmまで許容する完全な高回転型のスポーツエンジンです。通常ラインのモデルとは異なり、カーボンファイバー製エアボックスや競技用エアフィルター、補助オイルクーラーも装備され、まさにコンペティションモデルに相応しい仕上がりです。
乾燥重量670kgの軽量ボディとクロスレシオ5速ギアボックスの組み合わせにより、0-100km/h加速はわずか4.4秒。現在のロータスに比べて薄くて軽いとされるMk.1のボディカウルですが、190 SPORTではさらに薄いグラスファイバー製ボディパネルで構成されており、エマージェンシーパワーカットオフスイッチなど、トラック走行を意識した装備が特徴です。
内装にはFIA承認のCorbeau製バケットシート、FIA承認ロールオーバーバー、リムーバブルステアリング、バッテリーカットオフスイッチ、消火器を搭載。極限まで軽くするため、イモビライザーやオーディオなどの装備は省力されています。
市場にほとんど出回らず、オリジナル状態を保った個体は世界的に見ても稀少です。本来はサーキット専用車でありながら、日本国内においては公道も走行できる知る人ぞ知る190 SPORTはコレクターズアイテムとしての存在価値も併せ持っています。

– 2001y LOTUS ELISE 190 SPORT –
往年のチャップマン哲学に心惹かれる方へ。
ELISEは今のクルマでは味わえなくなりつつある、アナログなドライビング感覚がとても新鮮で楽しいモデルです。
良質な車両が手に入る今のうちに是非。
【お問い合わせ先】
ウィザムカーズ TOKYO / TEL:03-5968-4033


往年のチャップマン哲学に心惹かれる方へ。







外装は、通常モデルよりも薄いグラスファイバー製ボディパネル、エマージェンシーパワーカットオフスイッチを装備。
ELISE 190 SPORTは市場に出回ることがほとんどなく、今回入庫したオリジナル状態をキープしたような車両はさらに貴重な存在といえるでしょう。ご興味のある方は是非お問い合わせください。
2021年、生誕25周年にして最後の生産年になったエリーゼのファイナルモデル、LOTUS ELISE SPORT 240 FINAL EDITIONが入庫しました。
歴代エリーゼの中で最も充実した装備を誇ります。最大のアップグレードは、全く新しいTFTデジタルダッシュボードの採用があげられます。従来のダイヤル式表示に加え、レーシングカーのようなデジタルスピード表示とエンジン回転数バーを備えたものの2種類から選択できます。
標準装備の内外装は、2017年以降のエクスポーズドギアシフトが搭載された後期型のモデルをベースに、ファイナルエディション専用のビルドプレート、グロスブラックのインテリアカラーパック、新しいシートトリムとステッチパターンが採用されています。ステアリングホイールも従来型のデザインを踏襲した、Dシェイプスタイルのものが採用されています。
アルミホイールも従来モデルの鋳造タイプから、スポーツ240では軽量鍛造アルミホイールが標準装備として採用されています。


希少な1.6リッター自然吸気エンジンを搭載した当モデルは、スーパーチャージャーモデルに対して約50kg軽く仕立てられており、それだけでドライバーに伝わるフィーリングは大きく異なります。



ELISE SPORTの中でも1.6リッターモデルは2019年で生産が完了しており、スーパーチャージャーモデルに対し台数が少なく流通も限られる希少な一台。


初代ELISEやEXIGEの登場以来、ロータスの象徴的なカラーのひとつが、このクロームオレンジです。EXIGE Mk.2のデビューとともに再び脚光を浴び、その鮮烈な印象は、ロータスのシグネチャーカラーのひとつといっても過言ではないかと思います。
この一台は、そんな印象的なカラーをまといながら、グロスブラックのアクセントで引き締められた、さらにスポーティな仕上がりとなっております。
そして、もうひとつ特筆すべきはエキゾーストです。
当車両は新車時より弊社にて販売し、継続的なメンテナンスを実施してきた良質な個体です。そのコンディションにも、もちろん自信があります。
走りの楽しさも、スタイルも。どちらも手に入れたい人へ。



最後にアライメント調整を行います。