ハイパワーな2ZRか、より軽量な1ZRか。

限られたパワーを使い切ってライトウェイトスポーツカーの王道的な走りを味わうエリーゼか、200馬力オーバーのエクストラパワーを生かした余裕ある走りも可能なエリーゼか。

現在新車で購入可能なエリーゼには、1ZRエンジン(1.6L NA)搭載モデルと2ZRエンジン(1.8L+SC)搭載モデルが用意されており、購入の際に悩まれる方も多いと思います。

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1ZR搭載のエリーゼはスーパーチャージャーを搭載していない分、2ZR搭載モデルよりも約50kg軽量です。(画像の車重はELISE SPORT I カタログ値) 例えばELISE SPORT I(1ZR)とELISE SPORT I 220(2ZR)ならば、130万円の価格差がありますが、それぞれに異なる楽しさがありますから、「安い方がエントリーモデルです」とは単純に言い切れないのです(^^

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手前が1.6L、奥が1.8L+SCのエリーゼ。それぞれアルミホイールのデザインは異なるものの、タイヤサイズは同じ。どちらのモデルにも、軽量な鍛造アルミホイールがオプションで用意されています。

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EXIGE-S V6ほどのボリューム主張する造形ではありませんが、1.8L+SCのモデルにはリアスポイラーが装備されているのが外観上の違いでしょうか。

今ならばWitham Cars STOREでどちらのエリーゼもご試乗いただけます。
自分の好みに合うエリーゼはどちらのモデルであるのか、ネット上で様々な情報を集めるほどに悩みは深まるばかりだと思いますが、まずはご自身でステアリングを握ってみることをオススメいたします。

ハイコストパフォーマンスなELISE SPORT I

先日お客様とELISE のお話をさせていただいた中でSTD(Mk.3デビュー時の仕様)とSPORT Iの内装の変更についてよくわからないというご指摘をうけましたので、今回あらためて画像と合わせて違いをご説明させて頂きたいと思います。

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STD インテリア

(センタートンネルは樹脂・ハンドブレーキブーツ無し)

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SPORT I インテリア

(センタートンネルはレザー・ハンドブレーキブーツ付き)

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STD ドアパネル

(ドアパネルはグレーレザーとファブリック・ドアハンドルは樹脂)

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SPORT I ドアパネル

(ドアパネルはブラックレザーとファブリック・ドアハンドルはレザー)

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STD シート

(Probax製スタンダードファブリックシート)

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SPORT I シート

(LOTUS製4点式シートベルト対応ハーフレザースポーツシート)

いかがでしょうか?1600STDはSPORT Iと比較するととてもシンプルな内装になっていますね。この他SPORT Iには

・ SPORTモード付DPM

・ ビルシュタイン製スポーツダンパー

・ ブラックディフューザー

が標準装備されています。

発売当初の価格とほぼ同じで豪華な内装が奢られたSPORT Iはあらためてコストパフォーマンスの高いELISEとなっております。2010年のMk.3デビュー時の価格が(1ZRを例にして)5,100,000円に対し今回価格改定の行われたSPORT Iで5,240,000円と140,000円の価格差がございますがデビュー時には387,000円のSPORT PACKを選択しないと選べなかったスポーツシート、ビルシュタイン製スポーツダンパーが標準で付いていて内装もハーフレザーになっていたりと実質上値引きされたと思っていただいても間違いないくらいにお得になっているのがSPORT Iです。単純な価格差で新車と中古車で比較をされる方もおりますが、現在は標準で3年のメーカー新車保証が付帯していたりしますのでそう考えると新車のほうが全然お得だったりするのです。

ELISEを悩んでいる方は以上を検討材料に再考してみてはいかがでしょうか?

エリーゼ ドライブシャフトブーツ交換

今回は、ローバーエンジンを搭載したエリーゼMk2の、ドライブシャフトブーツ交換を紹介いたします。
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交換箇所は、右ドライブシャフトのインナー部分です。高温になるエキマニ中間パイプの真上にくるブーツですので、常に過酷な状態で使用されていることもあり、劣化は他のブーツに比べて早い傾向にあります。
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ブーツバンドを外すと意外に簡単に分解することができます。
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トランスミッションと連結するポットジョイント側の古いグリスの清掃をしたら、異常な磨耗がないか点検していきます。
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シャフト側もグリスの掃除をした後、ベアリング部分を取り外していきます。
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新しいブーツを入れたら、ベアリングを再度圧入し、グリスも新品に入れ替えます。
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最後にポットジョイントを取り付け、ブーツをバンドで締めこんだら完了です。CVジョイントやドライブシャフト・ブーツはエリーゼの走行性能を支える重要なパーツですから、定期的な点検・整備が欠かせません。車検等がメンテナンスのタイミングです。ぜひご相談下さい。

程度の良いMk.2 ELISEも少なくなってきました。

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楽しくて、しかも日常にも使える一台としてMk.2 ELISEがおすすめです。

現在STOREには1台の06年USED ELISEがございます。こちらはTOYOTA 1ZZエンジンを搭載したスタンダードモデルのELISE-Sです。それまでのROVER 18KからTOYOTA 1ZZにパワートレインが変更された直後のモデルとなっており、エアバッグレス、パワーウインドーレスのTOYOTA世代の中でも軽量な仕様です。(08年以降は車重890kgに対し06年、07年は860kgです。※メーカー公表値)1ZZ最終モデルでさえすでに7年も経過しておりますのでノーマルに近い良コンディションというと年々数が少なくなってきている現状の中こちらの個体はコンディションも良くおすすめの一台です。

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■アルマイト加工された(手動式)ウインドーレギュレータハンドル。

搭載される1ZZ-FEはいわゆる何の変哲もない乗車用のエンジンなのですが、その分気難しさはなく低速からも十分なトルクがあり、車重860kgの超軽量ボディにひとたびアクセルペダルを踏み込めば、そのスペックからは信じられないくらい元気の良い加速をしてくれます。(0-100km 6.1sec.)おもわずニンマリしてしまう楽しさです。

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■綺麗なエンジンルームは大切に扱われてきた証拠。

TOYOTA世代になってからはシャシー性能がパフォーマンスモデルのRやEXIGEと共有となり、ELISE-SはリアランプもLED化されました。そして何よりABSブレーキシステムが標準で装備されたというのは日常使いも兼ねるという観点からすると大きな安心感、アドバンテージとなっております。(この差は歴然です。)

ウィークポイントであるラジエターは対策品に、定番のSACLAMサイレンサーも装着されております。(これがとても良い音です!)それ以外はほぼオリジナルコンディションを保っております。TOYOTAエンジン車は部品の供給も安心出来ますし、これからも末永く楽しめます。ノーマル派の方やこれからモディファイを楽しんで行きたいという方にもちょうど良い一台といえるのではないでしょうか?是非スポーツカーライフを楽しみましょう!

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エリーゼMk2 機械式LSD取り付け 番外編

今回は番外編として、LSD組込の際に同時にできる作業として、クラッチの交換とリアサスのブレースバーの取付を実施したので、紹介させていただきます。
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今回はエクセディ製の強化クラッチカバーとウルトラファイバークラッチのセットです。純正と比べるとクラッチペダルが少し重たくなりますが、価格も信頼性もピカイチです。以前ご紹介した2-ELEVEN用のTRD製のクラッチカバーも、製造元はエクセディでしたね。
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そしてこちらはJAE製のリアブレースバーです。エンジンマウントの脱着や足回りの分解作業に合わせて、こちらも同時に取り付けさせていただきました。
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サブフレームに連結されているリアトーリンクロッドのボールジョイント部分は、通常は片持ちの構造なのですが、このパーツで上から支えることで、連結部分をさらに強化することができます。さらにブレースバー自体もサブフレームに強固に固定されますので、負荷を効率良く分散し、歪みやたわみを減らすことで、しっかりと踏ん張る足回りに仕上げてくれます。
取り付けの際にボールジョイントの交換が必須となるため、別途アライメント工賃はかかってしまいますが、かなりの効果が期待できるパーツです。安心してサーキット走行やジムカーナを楽しんで頂くためには、不可欠なパーツです。詳細はお問い合わせ下さい。

エリーゼ LSD組込作業 Part1

今回は2ZZエンジンを搭載したELISE-Rに、機械式デファレンシャルを組み付けましたので紹介させて頂きます。お客様から市街地、峠、ジムカーナコースでそれぞれどんな効き方をご要望なのか詳しく教えて頂きましたので、まずはLSD内部を組み替えて、仕様を細かくセッティングしていきます。
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今回お客様に選んでいただいたデファレンシャルは、CUSCOのTypeRSという製品です。
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機械式のLSDですがイニシャルトルクが低く、チャタリングが起こりにくいのが特長ですね。1wayと1.5wayで使用可能で、組み込み時に変更ができます。写真の左側の切り欠きが1.5way用、右側の切り欠きが1way用です。
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先ほどの写真の切り欠きにカムが収まります。アウターケースにトルクがかかると作用し、左右差を抑えようとする力が発生します。
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写真の外周に写っている小さなスプリングが、こちらのLSDの特長でもあるイニシャルトルクを発生させるパーツです。スプリングの本数によってイニシャルトルクが変化していきます。今回はお客様の要望に応じて、設定を1wayにして、イニシャルトルクも調整させていただきました。
次回は組み付けの紹介をさせていただきます。

日光サーキット走行会開催中

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本日は日光サーキットにて走行会を開催しております。会場から写真が届きましたので、ご紹介しましょう。現地からの連絡によると、朝の段階では天気は雨でコース上はウェットの状況とのことです。
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しかし雨をものともせず、参加者の皆様は続々とコースイン!
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周回を重ねる毎に少しずつ路面も乾いていき、タイムも向上しているようです。
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日光サーキットは1周が1kmほどの小さなサーキットでスピードも控えめですから、未経験者の方でも気軽に参加しやすいと思います。ウィザムカーズでは初心者の方でも楽しみやすいモータースポーツイベントを、色々と企画・開催しております。せっかくのロータス、ケータハムですから、たまにはサーキット走行を体験してみてはいかがでしょうか。ぜひお問い合わせください。
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トランスミッターのリフレッシュ

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2007年までのエリーゼ・エキシージで共通の悩みが、トランスミッターのゴム部分の劣化です。写真のグレーの部分ですが、使用するにつれて徐々に亀裂が進行してしまいます。一番新しい車両でも、すでに10年ですから、そろそろトランスミッターの外装部分を新品に交換しては如何でしょうか。価格は4500円です。交換も簡単です。

アラゴスタ 新カタログ入荷

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サスペンションメーカーのアラゴスタ様から新しいカタログが届きました。アラゴスタはロータスやケータハムのチューニング・シーンでは圧倒的な存在感を示すブランドですから、すでにご存じの方も多いと思います。特に品質の高さには定評がありますが、今回のカタログでも、摺動面のカシマコーティングなどアラゴスタならではのこだわりが満載です。
ロータスやケータハムなど少量生産のメーカーにもしっかり対応している点も、アラゴスタの魅力のひとつです。例えばケータハムでもCSRなど特殊なモデルや最新のSEVEN160もすでにラインナップされています。ライトウェイトスポーツというジャンルなら、最も信頼できるサスペンションがアラゴスタです。せひお気軽にご相談下さい。
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USED CAR ピックアップ ELISE 1999

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今月はUSED CAR プライスダウンのキャンペーン中です。とてもクオリティの高い車両がそろっていますので、ぜひご来店下さい。
例えば1999年式のエリーゼ、内外装ともに素晴らしいコンディションで、以前にもブログでご紹介致しましたが、特にインテリアの品質は最高レベルです。
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レザーシートの状態などはもちろんですが、ダッシュパネル特筆もののコンディションです。ナビなどを接着した跡など、気になるキズが一切ありません。このあたりのパーツはどんどん入手困難になってきていると思いますので、このクオリティは注目です。ぜひ週末はウィザムカーズ・ファクトリーにご来店下さい。