納車整備風景 GINETTA G4

GINETTA G4の納車に向けて整備を実施しています。

GINETTAは納車整備での点検項目も多く、お時間をいただいてしまっていますが、もう少しですので楽しみにお待ちください。

今回ご紹介するのはラジエターの整備風景になります。

この車両はDare世代のG4でG4としては後期のモデルとなりますが、それでも既に製造から20年以上経過している為、色々と整備や改善が必要となります。

 

ご覧の様に経年からラジエターコアとサイドタンクとの溶接個所からLLCが漏れている事を確認しました。

既にアルミ製ラジエターで修理できる範囲が限られてしまい、今回の漏れ箇所から考えて、新たに作り直すことにしました。

 

新たなラジエターはこちらになります。
電動ファンブラケットは元々装着されていたものを再利用しました。

これで、安心して乗っていただく事が出来るかと思います。
他にも、サイレンサーのワンオフ製作等を行いますので、また改めてレポートさせて頂きます。

 

 

 

 

 

GINETTA G4

20年以上眠っていたGINETTA G4を降ろして、トレーラー共々洗車です。以前はお客様への納車やレース車両の運搬に使っていたトレーラーも、ここ数年休んでおりましたがまた復活する予定です。

我慢できずに早速洗車を始めるスタッフ達。洗車前の埃だらけの姿を撮っておけばよかったですね…。


こちらのGINETTA G4、1990年代に再生産が始まった極々初期に製作されたGINETTA CARS時代のモデルになります。60年代のオリジナルを保ちノーマル然とした車両に見えますが、その中身はエンジンからブレーキ、ペダルBOXまで手が入ったモディファイ度の高い車両になります。これからレストアを行っていきますので詳細はまた後日。とても刺激的なG4になること請け合いです。お楽しみに!

Parts info. – GINETTA G12用 深リムタイプ アルミホイール –

GINETTA G12用 パナスポーツレーシングの深リムタイプのアルミホイール4本セットを2種類ご紹介させていただきます。

【新品・未使用 / パナスポーツ ゴールドタイプ 4本セット】 649,000円(税込)
Fr: 13x7J +5.3 4穴 PCD108 ハブ径 約φ58mm
Rr: 13x9J -20.1 4穴 PCD108 ハブ径 約φ58mm

【中古品 パナスポーツ シルバータイプ 4本セット】SOLD
Fr: 13x7J +5.3 4穴 PCD108 ハブ径 約φ58mm
Rr: 13x9J -20.1 4穴 PCD108 ハブ径 約φ58mm

※中古品のため、ガリ傷、その他小傷・汚れ、エンブレム欠損等あります。
また、付属のスリックタイヤは年数も経過し、サーキット使用にてそれなりにすり減っている上、フラットスポットもありますので、輸送時の緩衝材程度にお考え下さい。

こちらのオンラインストアからご購入いただけます。

取り付け工賃など、パーツについてのお問い合わせはこちらのフォーム からお問い合わせください。

夏の必需品!ヒーターストップバルブ

長引いた梅雨が明け、ようやく夏らしい気候になりましたね。それに合わせて久々にヒーターストップバルブのご注文をいただき製作いたしました。今よりもローバーエンジンのELISEが多かったころは毎年夏になるとお問合せが増える商品でした。以前ほどではありませんが、今でも時々ご注文をいただく部品です。

この商品はきっかけはELISE Mk1のオーナーからの「夏場のヒーターの発熱を何とかして欲しい」というリクエストから。その時はワンオフ製作しましたが、ELISEオーナーから多くのリクエストをいただき、定番商品となったものです。


初期のエリーゼはエアコンが無いだけではなく、ヒーターの発熱が止めることが出来ません。しかしこの小さなパーツを組み込むことで、ヒーターの発熱をストップして暑さをかなり軽減できます。

LOTUSに限らず、ヒーターバルブが他の車にも有効だと思います(^ ^

 

Momo Model 12入荷。SEVENにいかがですか?

MOMOのDシェイプステアリング、MODEL12 (250mm)が1点のみ入荷しました。
MOD.12と重ねておいてあるのが、SEVEN純正のMOMOステアリング。汎用品ですが、サイズ的にはSEVENにも良さそうですね。


外径ではMOD.12の方が2cm程度小さくなります。

Dシェイプのステアリングを装着するとコックピットがレーシーな雰囲気が生まれます。MOMOではありませんが、弊社のSEVEN 160 K4GPマシンをご覧いただくとイメージしていただきやすいのではないでしょうか。


MotolitaステアリングがついたSEVENに装着する場合は、ボスの交換が必要です。ステアリング交換のご相談はWitham Cars Factoryまでどうぞ。

GINETTA G12 クラッチからの異音

クラッチからの異音でGINETTA G12が入庫いたしました。
この車両はクラッチレリーズベアリング、クラッチハウジングやディスクの交換などを行っても、異音がなかなか解消されませんでした。

突然ですが、これは何に見えますでしょうか?左2個は純正で、右側の2個が今回新たに製作したもの。これらはエンジンとトランスミッションの位置決めをするドゥエルピンなんです。
異音の原因に頭を悩ませているときに、ある点を計測してみた所、エンジンとトランスミッションのズレを発見しました。

1mmに満たないその僅かなズレのために、クラッチから異音を発していたものと推測されます。そこでエンジンとミッションを適正な位置で固定するために、製作したのが画像1枚目の片側が偏心したドゥエルピンというわけです。

製作したドゥエルピンを組み付け、トランスミッションを車体に搭載すると、ズレなくピタリと収まりました。
試走の結果とズレが見つかった点は後日お伝えしたいと思います。
 
 

GINETTA G4 Twin Weber carburettor linkage kit 取付け

今回はウェーバーキャブレター用のトップマウントリンケージキットの取付作業を紹介させていただきます。
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こちらはウェーバー純正のキットですから、品質・信頼性の面でも安心です。
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もともと取付けられていたMAGADO製のトップマウントキットです。長期間の仕様によって可動部に打ち込まれているメタルが摩耗してしまい、ガタが発生していました。アクセルペダルのガタはドライバーにとって非常に不快に感じる部分。ジネッタのような車両ならなおさらでしょう。今回はトップマウントキット自体を新品に交換させていただきました。
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もともとスペースに余裕のないジネッタですが、キット標準の配索のまま取り付けを行うと、ケーブルのアウターエンドがボンネットに干渉してしまいます。
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低い位置へのワイヤーの取り回しを行うために、マウントキットの一部を加工してアウターエンドの取り付け位置を変更することで、無理なくスッキリと取り付けることが出来ました。
Witham Carsでは長年Ginettaを取り扱って来たノウハウの蓄積があり、Ginettaならではの癖や勘所なども全て把握しております。弊社でご購入いただいた車両は、Ginetta本来の走りを楽しんでいただけるようにご購入後もしっかりサポートいたしますので、Ginettaをお探しの方はご相談下さい。

AVON ACB10・ZZSが入荷しました

AVON ACB10 SportとZZSが入荷いたしました!
◆AVON ACB10 Sport
-7.0/21.0-13  (195/50-13)
-8.0/22.0-13  (245/45-13)








◆AVON ZZS
-215/55/13
-245/50/13

上記のサイズは、今なら在庫がございます。
通常はお取り寄せ商品ですので、お探しの方はお早めにお問い合わせください。
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GINETTA G12 納車整備 Part.3

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ジネッタG12の納車整備ご紹介パート3です。大変コンディションの良い車両ですが、時間の経過がかなりありますので、車両の細部に至るまでじっくりと点検整備を進めています。
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例えばキャブレターやブレーキのマスターシリンダ、クラッチのマスターシリンダの分解整備など、納車整備に不可欠な項目も全て実施していますが、個体それぞれの状況に合わせて、特に徹底的な整備を実施します。
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今回はラジエターパイプやヒーターなど冷却水が回る個所に、かなり時間をかけています。ラジエターのヘッダータンクはホース挿入部がかなり腐食していましたので、アルミパイプを溶接し直しました。
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こちらはヒーターホース交換のため、燃料タンクを降ろしたところです。燃料計のセンダー等も同時に点検します。
さらに排気系や駆動系の点検整備も進んでおりますので、またご紹介致します。
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GINETTA G12 納車整備 Part.2

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G12の納車整備も継続中です。ボディやシャシーは最高のコンディションなのですが、時間の経過による各部の劣化をリフレッシュする作業が進んでいます。ys60
例えば足回りのブッシュには交換が必要な個所がありました。またラジエターホースやヒーターホースも整備が必要です。ヒーターユニットも分解・清掃を進めています。
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中央の黒い箱はECMのモジュールです。純正の状態ではエンジンルームの床にマジックテープで固定されているのですが、振動や湿気などの影響が心配ですので、専用トレーを製作してみました。
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ゴムのブッシュを介してトレーを浮かせてありますので、振動や衝撃、床に付着する水分などからECMを守ることができます。端子部分にもサビがありましたので、きれいに磨いておきました。
まだまだ徹底的に整備を実施中ですので、また次回ご紹介します。