この写真は、エキシージSのギアのインプットシャフトです。ギアボックスのオーバーホールにあわせて、金属表面を強化するWPC処理を実施致しました。御存知の方も多いと思いますが、WPCという金属表面処理は、金属の表面に微小な粒子を高速で打ち付けることにより、金属表面全体を強化させる技術です。金属疲労に強く、磨耗し難く潤滑性能も良いため、今まではレーシングカーなどのエンジンに採用されてきた技術ですが、最近は一般のユーザーの間にも普及が進んできました。
左側が表面処理をしていない純正部品、右側がWPC処理を実施した部品です。表面の色の変化は肉眼でもわかりますが、実際には金属の表面に微細な凹凸が形成され、摩擦抵抗が軽減します。また表面の微細な凹凸にはエンジンオイルが残留するため、油膜切れなどのトラブル防止にも効果絶大です。
特にサーキット走行などではギアにも強い負荷が掛かりますので、WPC処理が非常に有効です。もちろんサーキット以外でも、ギアボックスの耐久性が向上することのメリットは大きいと思います。そろそろギアボックスのO/Hが必要かな、とお考えのオーナー様は、同時にいかがでしょうか。詳細はウィザムカーズ・ファクトリーまで御相談下さい。
ファクトリー便り No.78
本日は内藤メカニックが主人公?ではありません(笑)
フロントの小林がエリーゼのLSD装着をお伝えしようと思います。最近は立て続けにセブンのLSD作業を実施しましたが、もちろんエリーゼのお客様からもLSDのご相談は頻繁にございます。
まずは車輌からギアボックスを降ろしている写真です。この作業の前に、アンダーパネル、サスアーム、ドライブシャフトなどを既に取り外しております。もちろんミッションオイルも抜いておきます。
これが車体から降ろした6速ギアボックスです。手前下の部分にデファレンシャルが入っていますので、上から順番に分解していきます。
これは特殊工具を使って、5速ギヤと6速ギヤを外している所です。まず5速と6速ギヤを外し、順番に分解していきます。
トップケース、5速6速ギヤ、センターケースと外していくと、1~4速ギヤが出てきました。これも順番通りに外していきます。手前に見える一番大きいギヤがデファレンシャルのリングギヤです。
取り外したギヤを並べてみました。なんか壮観じゃないですか?私はこの写真、結構好きです(笑)
ノーマルデファレンシャルから外周のリングギヤを取り外します。内部に見えるのが、デファレンシャルのサイドギヤやピニオンギヤです。
そしてこちらが今回組み込むLSDです。先ほどのノーマルデファレンシャルと違って、中身が見えにくいのですが、よく見ると上のほうに湿式クラッチが見えています。このクラッチが作動することにより、差動制限が掛かる仕組みです。
このLSDに先ほど取り外したリングギヤを取り付けします。
LSDにリングギヤを取り付けた物と外したノーマルデファレンシャルです。ここまで来れば、逆の手順で組み付けるだけです。言葉で言うと一言ですけど、外すより組み付けのほうが大変なんですけどね(笑)
LSDの効果については今更ご説明は不要かも知れませんが、コーナリングの最中にアクセル踏んでも、ガンガン加速するようになりますから、オーナー様も楽しみにしているようでした。
ギアボックスを車輌に乗せたら、足回りなどを組み付けて、試運転の後に納車となります。慣らしが終わるまでは、安全運転でお願いしますね。
アラゴスタ3Wayサスペンション取り付け
ELISE-Sにアラゴスタの取り付けを行いました。
ワインディングを楽しむために吸排気系から足回りまでモディファイを行っており、既にアラゴスタもインストールされておりますが、今回はより細やかなセッティングが可能でハードなドライビングにも対応するハイエンドモデルへとアップグレードです。
リバウンド・コンプレッションの高速・低速が別々にセッティングが出来る3Wayタイプ。サブタンクを装備しています。
サブタンク上部のダイヤルがコンプレッションの高速・低速の減衰力アジャスターです。
仮のセッティングを行い、しばらく乗って慣らしを行っていただきます。ダンパーが馴染んでから車高を合わせ、アライメントを行い、オーナーに合わせてセッティングを詰めて行きます。今からオーナーのインプレッションが楽しみです(^^
社外のサスペンションはセッティングの幅が広がる分、正しいセッティングには経験とノウハウが必要です。ダンパーの性能を最大限引き出すためにも、取り付けとセッティングはウィザムカーズにおまかせ下さい。
LOTUS parts info. – カーボンセンタートンネル –
ロータス純正 ドライカーボンセンタートンネル
適合車種:LOTUS ELISE Mk2・Mk3, EXIGE Mk2, EXIGE-S V6
ロータス純正オプションとして販売されていたドライカーボン製のセンタートンネルです。本物のドライカーボンならではの美しい織り目と抜群の存在感が、コクピットを精悍なものにしてくれますよ。取付可能な車種については、お問合せ下さい。
こちらは新品です。Witham Carsにてお手にとって質感などをご確認いただけます。
¥333,320(税抜)
取り付け工賃など、パーツについてのお問い合わせは以下のお問い合わせフォームからどうぞ。お電話・FAXでも承っております。
used parts info. – エスケレートバケットシート –
中古パーツ情報
ESQUELETO フルバケットシート FRPシェル Lサイズ
適合車種:ELISE Mk-2, Mk-3, EXIGE Mk-2, EXIGE-S V6
参考税込定価:165,240円(シート本体・ウルトラスエードツートン仕上げ・ロータス刺繍・取付ブラケット 合計)
ロータス専用設計のエスケレート バケットシート(右ハンドル用)です。オプションのウルトラスエード ツートーン+ロータスロゴの刺繍で、品のあるカラーリングに纏められています。純正シートレールに取り付けるためのブラケット付き。通常の使用による若干のテカリはあるものの、、程度は良好です。取付も是非ウィザムカーズにおまかせ下さい。
SOLD OUT
取り付け工賃など、パーツについてのお問い合わせは以下のお問い合わせフォームからどうぞ。お電話・FAXでも承っております。
梅雨時のドライブ
とうとう梅雨に突入し、はっきりしない天気が続いていますね。なかなか愛車に乗れない日々が続きますが、こうなると心配なのがバッテリーです。イモビライザーなどの防犯装置の電力消費もありますから、劣化気味のバッテリーでは大事な時に始動できない可能性もあります。バッテリーは消耗品ですから、時期が来たら迷わず交換をおすすめします。
オデッセイ等のドライセル・バッテリーなら、カットオフスイッチと併用すればかなり長期間乗らなくても、いざという時には確実に始動してくれます。圧縮が高いチューニング・エンジンでも勢いよくセルを回してくれる頼もしいバッテリーです。さらにリチウムイオン・バッテリーなら軽量化の効果も大きく、サーキット派の方にはおススメです。
バッテリー以外にも気をつけたいポイントはありますので、やはり梅雨の合間には少しでも走行しておくのが一番です。竹内も先日は自分のセブンをガレージから出して、近所を一回りしてきました。ついでにアルミボディも磨き直しましたが、この時期のアルミ磨きはかなりの重労働ですね。
used parts info. – オリジナルレースシート レザー –
中古パーツ情報
Witham Carsオリジナル レースシート (シートレール付属、適合車種:ELISE Mk1~3, EXIGE Mk-2, EXIGE-S V6 )
弊社オリジナルのバケットシートです。このシートは本体・パッドともにレザー張りとなっています。右側の縁の表面の乗降時のスレが見られます。大きなダメージはありません。このシートについ ての詳細はこちらをご覧ください。(リンク先でご紹介しているシートは現行品のため、細部が異なります。)
SOLD OUT
取り付け工賃など、パーツについてのお問い合わせは以下のお問い合わせフォームからどうぞ。お電話・FAXでも承っております。
ファクトリー便り No.56
こんにちは!ウィザムカーズファクトリーのメカニック高橋です!
今回のファクトリー便りは、現在ウィザムカーズストアにて展示中のエリーゼS(スターライトブラック)の各部点検、クリーニング作業の一部をご紹介させていただきます♪
ウィザムカーズではユーズドカーとして展示させて頂く前に、車両の隅々までクリーニング及び点検を行ってから、皆様にご紹介させていただいております。
車内のクリーニングは一度運転席、助手席共に取り外します。クリーニングはシートやフロアマットはもちろんのことですが、アルミパネルや各インテリアパーツの隙間の汚れにいたるまで丁寧に清掃致します。新車にも負けないくらいキレイな状態のお車に実際にお座りになってご覧頂くことで、アルミシャシーをあえて露出させてデザインの一部に取込み、視覚にも軽さを主張する、ロータスならではのシンプルでソリッドなコックピットを、存分に体感していただけるのではないでしょうか♪
ウィザムカーズでは足回り、ブレーキ回りも一度分解をして、点検・クリーニングを実施しています。ブレーキパッド等の消耗品やウィッシュボーンアームのラバーブッシュの状態まで、点検ポイントも多岐に渡ります。車両の状態をしっかりと把握することは、お客様にお車をご紹介させていただく上でとても重要ですからね。
そんなウィザムカーズのこだわりがたくさん詰まったユーズドカーは、現在ストアとファクトリーにて展示中です!元気いっぱいのスタッフがお迎えさせていただきますので、どうぞお気軽にご来店ください!
ファクトリー便り No.44
こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック高橋です!
先日のブログから春のシーズンに向けてのメンテナンス、モディファイ作業の様子をお届けしておりますが、今回もウィザムカーズ定番のモディファイでありますエリーゼのマフラー交換の模様をご紹介いたします(^_^)
上が取り外したエリーゼSのノーマルマフラー、下が今回お取付けするサクラム製のマフラーです。これでかなりの軽量化が可能です。一目でサクラムと分かるNEWバージョンのテールエンドが特徴的ですね♪
高橋が注目したポイントの一つがこの部分!つなぎ目の溶接が非常にキレイなところです!このあたりのクオリティの高さも、サクラムが支持される理由の一つではないでしょうか(^^)
そしてもう一つ注目したポイントがここです!「何じゃこりゃー!」と思われてしまう方もいらっしゃるのがこちらの部分です。これは膨張室(排気チャンバー)といわれる構造で、複雑に反射する波を干渉させる事によって、消音効果を上げる設計となっています。
サクラムらしい官能的なスポーツサウンドを奏でつつも、車検対応とするための工夫がこんなところにもあったりするのです。
交換後のアイドリング状態での音量はノーマルよりも少し大きめか同程度、大きく変わるのが音質で、ノーマルの低音の強いサウンドから高音の炸裂系サウンドに変わりました♪
見た目とサウンドの両方を変えて楽しむことが出来るマフラー交換は、モディファイの第一歩としてはかなりオススメできますよ!
used parts info.-オリジナルレースシート-
中古パーツ情報
Witham Carsオリジナル レースシート (適合車種:ELISE Mk-2, Mk-3, EXIGE Mk-2, EXIGE-S V6)
エリーゼ・エキシージのためにデザイン・設計し、型から製作した、弊社オリジナルのフルバケットシートです。レース参戦の経験をフィードバックして おり、抜群のホールド性はもちろん、ヘルメット着用時 でも自然な姿勢が得られるように設計されています。ロータスの室内空間に合わせて、肩の部分が外側に張り出す形状ではなく、純正形状に近い細身のフォルムを採用していますので、助手席と接触してしまうこともなく、ヘッドレストの形状も純正の助手席と並べても全く違和感がありません。
オリジナルのコクピットの雰囲気を壊すことが無いよう、デザインの細部にまでこだわったシートです。このシートについ ての詳細はこちらをご覧ください。(リンク先でご紹介しているシートは現行品のため、細部が異なる場合がございます。)
SOLD OUT
こちらのバケットシートは、シート本体がPUレザー張り、パッドはアルカンタラです。写真のように、シート本体のフチの部分のPUレザー表面に小さなはがれが見られます。
SOLD OUT
こちらは、シート本体・パッド共にアルカンタラで仕上げられております。使用感はあるものの、表皮のダメージは見られず、全体的に程度は良いと思います。
取り付け工賃など、パーツについてのお問い合わせは以下のお問い合わせフォームからどうぞ。お電話・FAXでも承っております。
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WITHAM CARS FACTORY / ケータハムさいたま
〒335-0031 埼玉県戸田市美女木1-30-5
TEL:048-423-2404 FAX:048-423-2405
営業時間 9:00~19:00
定休日 水曜日 第二火曜日
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