
先日からご紹介中のボグゾール・レーシング納車整備、今日もキャブレターなどの作業が進行中です。ウェーバーは精密なパーツの集合体ですから、入念な調整が欠かせません。また燃料系にたくさんのジョイント部分がありますので、漏れがないか点検も慎重に進めます。ジェットカバーのガスケットやフィルターカバーのガスケットなど、劣化が避けられない部品は交換です。

手に持っているのは、フューエルラインのT字ユニオン、キャブにはエンジンの振動が直接伝わってきますから、金属部品に亀裂できていないかしっかり点検します。ここにも当然ガスケットが使用されていますので今回交換するのですが、ここで一手間かけてみました。ガスケットが接するフランジ面に微妙な凹凸が生じていましたので、砥石で研磨します。

研磨後の写真がこちらです。 フランジ面が平滑に仕上がりました。これならガスケットも密着しますから、燃料漏れの心配もなくなりますね。

こちらはステアリングラックのラックブーツです。劣化が進んでいたので交換します。これらの細かな消耗部品の交換でも、シンプルなセブンの信頼性は、少しずつ着実に向上していきます。もうすぐ安心して長く楽しめるセブンに仕上がります。
ファクトリー便り No.44
こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック高橋です!
先日のブログから春のシーズンに向けてのメンテナンス、モディファイ作業の様子をお届けしておりますが、今回もウィザムカーズ定番のモディファイでありますエリーゼのマフラー交換の模様をご紹介いたします(^_^)

上が取り外したエリーゼSのノーマルマフラー、下が今回お取付けするサクラム製のマフラーです。これでかなりの軽量化が可能です。一目でサクラムと分かるNEWバージョンのテールエンドが特徴的ですね♪

高橋が注目したポイントの一つがこの部分!つなぎ目の溶接が非常にキレイなところです!このあたりのクオリティの高さも、サクラムが支持される理由の一つではないでしょうか(^^)

そしてもう一つ注目したポイントがここです!「何じゃこりゃー!」と思われてしまう方もいらっしゃるのがこちらの部分です。これは膨張室(排気チャンバー)といわれる構造で、複雑に反射する波を干渉させる事によって、消音効果を上げる設計となっています。
サクラムらしい官能的なスポーツサウンドを奏でつつも、車検対応とするための工夫がこんなところにもあったりするのです。

交換後のアイドリング状態での音量はノーマルよりも少し大きめか同程度、大きく変わるのが音質で、ノーマルの低音の強いサウンドから高音の炸裂系サウンドに変わりました♪
見た目とサウンドの両方を変えて楽しむことが出来るマフラー交換は、モディファイの第一歩としてはかなりオススメできますよ!
VX-R納車整備進行中
ファクトリー閉店後のヒトコマ
ケータハムVX-Racing納車整備スタート!

先日ご成約頂きましたVX-Racingの納車整備が始まりました。しっかりメンテナンスを継続されてきたことがうかがえる、手入れが行き届いたエンジンルームですが、20年を経てきた車両ですから細部まで点検整備を実施して、納車させて頂きます。

ラジエターホースやヒーターホースはシリコン製の耐久性が高い部品に交換されていますが、クーラントや油脂類の漏れの有無を、しっかり点検していきます。

早速燃料ポンプ付近に若干のにじみがありましたので、分解整備を実施しました。ケータハムのトランクの床はつい最近まで木製だったんですが、古い部品も長く採用し続けるところは英国車らしいポイントですね。

レーシングモデルならではのカーボンケブラーシートも装備されています。この後はオーナー様の体格に合わせて、シート位置を調整します。今後の作業もこちらでご紹介していきますので、楽しみにお待ち下さい。
SEVEN大量展示中!です

ケータハムさいたま・ウィザムカーズファクトリーでは、スーパーセブンの中古車を大量展示中です。クラシックなキャブレター世代から扱いやすい現行モデルまで、充実のストックです。今なら6種類ものエンジンを同時に見ることができますから、ケータハム・ミュージアムと呼んでも差し支えない陣容です。例えばフロントサスの変遷をたどると、ケータハムでは3種類の世代がある訳ですが、それら全てをみることができます。

さらに、サイクルウィングとクラムシェルを並べて比較なんてこともできます。半世紀以上も続いてきたセブンには仕様の違いも多いので、どのモデルが自分にとって最適なのか、迷っている方も多いでしょう。ウィザムカーズに来れば、疑問は全て払拭されます!もうすぐ箱根や奥多摩は、ドライブに最適なシーズンになります。セブンをご検討なら今が最高のタイミングではないでしょうか。皆様のご来店を心よりお待ちしております。
ファクトリー便り No.43
こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック高橋です!
先日からファクトリーのブログでご紹介させて頂いておりましたジネッタG4の、TRACK DAYS SCREENの取付作業が完了致しました!

ボディと同色の塗装の終了したスクリーンの窓枠を、慎重に仮付けしています。ここでボディとのチリ合わせや、ダッシュボードのカットラインを決めていきます。

そしてこちらが完成形です!う~ん、カッコイイ!まるでクーペスタイルのG4のルーフをスパッと切り落としたかのようなフォルムですが、ジネッタの純正パーツであり、大変珍しいものなんです♪

今回の取付にあたって、窓枠と干渉してしまうダッシュボードの一部分をカットして形状修正も行っております。見た目を損なわない様に、一度ダッシュボードに張り込まれたレザーを剥がしてから、ダッシュボードを窓枠のラインに綺麗に沿うようにカット、そしてレザーを再度張り込んで、もともとこの形状であったかのような状態に仕上げて完成です♪
さらに現在オーナー様のご要望で、このスクリーン形状に合わせたトノカバーも製作中です。オーナー様のG4への愛情に応えられますよう、しっかりと仕上げさせていただきます♪

ファクトリーにこれだけのG4やG12が集まっているのも、シーズン直前の今ならではの光景ですね。レース前メンテナンスやモディファイなどご依頼の内容は様々ですが、着々とドライブシーズンに向けての準備が進行しております!
パワー&トルクアップ! EXIGE-S & EVORA用インテークキット

先日EVORAに取り付けさせていただいた、スーパークリーナーインテークキットをご紹介いたします。
カーボンダクトで熱を遮断し、吸入効率の安定化を図るパーツです。ボルトオンで取付可能ながら、実測でExige-S V6/Evora Sに取り付けると、出力15馬力 / トルク8.8Nmアップ、EVORAの場合は出力14馬力 / トルク11.8Nm アップを実現。(※車両の状態や使用環境に異なります)。その気にさせてくれる吸気音も魅力のキットです。
雨対策も万全のため、雨天時も純正と同様に走行可能です。採用されているK&Nの湿式エアフィルターは洗浄が可能ですから、メンテナンスをしっかりと行うことで長い期間ご使用いただけます。サクションパイピング等、純正部品を流用することによって、エンジンチェックランプ点灯対策もなされているというのも安心のポイントではないでしょうか。

取り付け後は、オーナー様から「トルクアップによる加速の違いがしっかり体感が出来る。吸気音もとてもいい。」とのご感想をいただきました(^^
● スーパークリーナーインテークキット
価格 : 120.000円(税抜・工賃別途)
適合モデル : EXIGE-S V6、EVORA、EVORA-S
お問い合わせは048-423-2404までお気軽にどうぞ!
ケータハムK4GP挑戦が紹介されています

今月号のTIPOは必読です!巻頭の特集は「素晴らしきライトウェイト!」と銘打って、エランやヨーロッパなど歴代のロータスから最新の3elevenやジネッタなど、英国を代表するスポーツカー達が、誌面を飾っています。

さらに、先日のケータハムSEVEN160によるK4GPの参戦も、4ページにわたって詳細なレポートが掲載されています。晴天から一転、大雪となった厳しいコンディションのなか、フルオープンで激走し、見事にクラス3位をゲットした参戦記ですので、ぜひご一読下さい。

そしてケータハムさいたま・ウィザムカーズファクトリーでは、K4GPに参戦したSEVEN160そのものを展示中です。ケータハムのワークスレーサーと呼ぶべき車両ですが、色々とモディファイの参考になる点も多いと思いますので、ぜひご来店下さい。
ファクトリー便り No.42
こんにちは!ウィザムカーズの新人メカニック高橋です!
日中はようやく気温も上がり始め、暖かい日も続くようになってきましたね!春めき始めたファクトリーでは現在たくさんのモディファイ作業が進行中です。今回のファクトリー便りはそちらの様子を少しご紹介いたします♪


まずはこちらからです。エリーゼにナイトロン製インナーベアリングキット装着!一般的にはフルピロといわれていますね。サスペンションブッシュが全て交換となるのでご覧のように足回りはバラバラです。インナーベアリングキットは以前ファクトリー便りのNo.23で詳しくご紹介しておりますので是非そちらもご覧ください!

さらに弊社モディファイの中でも大人気のアラゴスタサスペンションも同時装着です!これで足回りはほぼコンプリートですね♪
オーナー様は弊社のサーキットイベントにも積極的にご参加下さっている無類のスポーツ走行好き!今年はこの新しい足回りでサーキットをガンガン駆け回ってくださいね。


